木島日記 1

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048530965

感想・レビュー・書評

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  • 少し怖いけど面白い。

  • 折口信夫についての文章中で紹介されていたことから手にした漫画だったが、なかなか。

    内容はフィクションでしかもオカルト的な要素が多く、実際の折口の民俗学とは程遠いのだが、これはこれで昭和初頭の時代の胡散臭さがよく表現されているのではないかと思う。

    あとがきで、大塚英志がこうした『木島日記』のオカルト的な要素の多さについて、

    「…それは昭和初頭が一種の偽史の時代だったからであり、オカルトとファシズムが奇妙な共犯関係にあったのがこの時代のドイツと日本の共通点であった。この時代の空気というものを書いてみたい、と思ったのである。」

    と述べている。この点に関しては、かなり成功しているといえるだろう。

  • 最初の月の話は面白かった。
    あとは難解。

  • 考え方が広がるとストーリーも広がっていく
    昔読んだ人にももう一度読んでみてほしいです

  • 帯表
    正史の裏に追いやられた「あってはならぬ歴史」を綴る日記の扉が開かれる・・・。
    帯裏
    昭和の初め。民俗学者にして歌人の折口信夫は、偶然に、しかし魅入られるようにして古書店「八坂堂」に立ち寄る。
    妖しい仮面で素顔を隠した主人は木島平八郎と名乗り、信じられないような自らの素性を語り出した・・・。
    以来、折口の周りには様々な奇妙な人、物、出来事が、引き寄せられるように集まりだして・・・。

  • そうだよ、装丁違うってだけで二冊ずつもってるよ。

  • 絵柄で敬遠されがちで、ぱらぱらめくってみると濃い内容にまた敬遠されて、じっくり読んでもえぐさに敬遠されてと言った感のあるシリーズだけれども、昭和の世相の妖しさ・うさんくささをじっくり煮込んでつくった一度はまるとやめられない癖のあるフィクション漫画。実に面白いけど、かなり人を選ぶと思われる。

  • これほんとおもしろい

  • こちらは折口信夫
    『北神伝綺』よりバラエティに富んでるかんじ

    なんとなく島田荘司のうすっくらい系の作品とイメージかぶるところがある

    木島はお面の方がえろい

  • すき。

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著者プロフィール

大塚 英志(おおつか・えいじ):大塚英志(おおつか・えいじ):1958年生まれ。まんが原作者、批評家。神戸芸術工科大学教授、東京大学大学院情報学環特任教授、国際日本文化研究センター教授を歴任。まんが原作に『アンラッキーヤングメン』(KADOKAWA)他多数、評論に『「暮し」のファシズム』(筑摩選書)、『物語消費論』『「おたく」の精神史』(星海社新書)、他多数。

「2023年 『「14歳」少女の構造』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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