折原臨也と、夕焼けを (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 499
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048652438

作品紹介・あらすじ

地方都市に現れたとある情報屋。彼がする事はただ情報を流し、誰かの背中を押す事のみ。事件を解決しているのか、かき回しているのか? その男の名は――!?

感想・レビュー・書評

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  •  本編以降の臨也の話。
     
     静雄との死闘のあと、体はぼろぼろになったが作者曰く「池袋という呪縛から解き放たれた」臨也がリハビリと称してやりたい放題やってる。
     とはいえ、車椅子であるという設定が心憎い。

     呪縛から解き放たれたとはいえ、肉体は縛られている。だからこそ、彼は人を使う。
     池袋では、<情報>を使っていたけれど、ここでは明確に<人>を使っている。そして<人>は、誘蛾灯の誘惑に抗えないように臨也のもとに集まってしまう。

     結局のところ、臨也の魅力とは何なのか、という点を追及しようとして、別次元に飛ばされた。そういう物語なのだと思う。
     池袋の面々が臨也について語ってる幕間が、味わい深かった。
     うん。ドタチンが一番、本質がわかっているよね。

     ともあれ、人の中にある破壊衝動というか、破滅を求める心というか、落日を愛でる哀惜を、きれいに束ねてしまう臨也は歪み切っているけれど、確かに人間を愛しているのだろう。
     
     やっぱり、親の顔が見てみたいよww

  • おもしろかったです!臨也さんが臨也さんで臨也さんすぎて素晴らしかったことだけは声を大にして言えます(笑)

  • 成田さんのサービス精神…好きだ!
    本編での「池袋という枷を解かれた」姿も楽しかったし、間章の「折原臨也という男」がちょっと素敵すぎましたね、ええ。
    あとがきにある「ねっとりしたやつ」読みたかったなあ……。

  • 「デュラララ!!!」シリーズのトリックスター、
    折原臨也を主軸に据えたスピンオフ作品。

    読んでる間、何度も「静雄~!早く来てくれ~!」と
    心のなかで叫んでしまった。

  • 電撃文庫 超感謝フェア2016の応募したくて買った、
    6冊のライトノベルの一つ。

    折原臨也とソゾロ老人の活躍譚。
    情報のみで周囲を混乱に落としてその紛争を楽しむ。

    デュラララ本編読みたくなった。

  • 本編完結後の折原臨也。枷が無い場処での本領発揮というかいつも通りの人間愛で、主人公ではないチェシャネコを堪能してるお話。

  • 【図書館本】お帰りなさい、臨也さん!! デュラで臨也さんが退場してしまったのは寂しかったけど、まさか彼が主軸の、しかも彼の名を冠した(さらに言うとシリーズ!!)スピノフが存在したなんて……! と大興奮で一気読み。幸せだった。臨也さんが臨也さんで安心した。新羅や四木さん、どたちん、シズちゃんからの臨也評はデュラファンへのサービスですね! 臨也さん、シズちゃんのお互いの評価が今巻最大のご馳走!!

  • 折原臨也オンステージ\(^ω^)/

    普段のデュラは基本登場人物あっちゃこっちゃから出てきててんやわんやなので今作は打って変わってどシンプルで読み易かった。

    SHには彼等はどれだけ絡むのかしら〜
    チラッとだけ除きますかな。

  • イザヤさん人への興味は尽きず、街を破壊する…。

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著者プロフィール

東京都生まれ埼玉出身の小説家。『デュラララ!!』『バッカーノ!』『Fate/strange Fake』(すべて電撃文庫)などを執筆。小説以外にも『デッドマウント・デスプレイ』(スクウェア・エニックス)などの漫画原作のほか、ゲームシナリオやドラマ原作など多種多様な作品を手掛ける。

「2023年 『シャークロアシリーズ 炬島のパンドラシャーク〈下〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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