なれる!SE (13) 徹底指南?新人研修 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 281
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048653398

作品紹介・あらすじ

工兵が新卒社員の教育係に!? 意識高い系&ゆとり爆発の新人たちに社内は大混乱。はたして工兵は無事に新人研修を終えられるのか! 工兵の社会人二年目がいよいよスタート!

感想・レビュー・書評

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  • 入社して最初の週末にゲーセンで暇つぶししてた人とは思えない意識の高さです。

  • 社畜システムエンジニアを漢字二文字で表せば「工兵」。そんな名前を持つ主人公も13巻にして新入社員を迎える立場になりました。

    この巻もそうなのですが、工兵クンは自分に与えられた役割を十二分にこなします。きっと超優秀なのでしょう。
    スルガシステム(本物語の会社名)も、そんな工兵クンを炎上する現場へ投入し消火を繰り返します。

    でも、本当の問題は解決していませんから、もしも工兵クンがいなくなったらきっと大きなしっぺ返しがくることでしょう。

    さて、本巻で新人教育、次巻は総務っぽい引きがあったので、ラノベ版の島耕作になっていくのでしょうか。コーヘイ、コウサク、、、似てますし、、、とコーイチが言ってみる。

    でも、この巻とっても面白かったです。イチオシの姪乃浜梢さんと橋本課長が活躍していたので大満足です。
    223ページの「愛想が尽きましたか」に対する姪乃浜梢さんの返しもよかったし、ゾクゾクする盛り上がりも1巻に匹敵するものでした。

  • 新人教育。
    最近の新人はほんとダメだわー!って話から、問題児を活かしてこそのマネージメント!って話になるのがいい。これは本当にラノベなのか。
    そして個人的な期待の新人は茶山くん。中盤の面談のシーンとか、素晴らしかったです。読んでて突然テンション上がりました。リーマンものかよ!って…いやいやげほげほごほん。

  • 昔の自分の経験や、最近受けた研修の内容と符号すろところが多く「わかるわかる!」とか「あの時にこうしておけばなぁ…」と色々考えてしまった。それだけリアルに描写が出来ているということで、読んでいて面白かった。

  • やっぱり橋本課長がナンバーワン!   
    やっぱり橋本課長がナンバーワン!     
    橋本課長みたいなお方と飲み友達になりたかっただけの人生だった…………。

  • いまどきの新人達の様子はまさに現実とかぶる。若手を育てる立場に何度も立たされた経験を思い起こしながら、工兵くんの大奮闘を興味深く読んだ。橋本課長の的を得た指摘や室見さんのサポート。梢さんもほかこれまでに登場してきた女性達も味のある登場は何とも楽しかった。

  •  新卒の後輩指導譚。

     全く胃が痛い作品だ。新人の側の描写を見るにつけ、「昔はやらかしていたなぁ」という痛い思い出が…。
     指導する側の描写を見ると、自分の場合のその指導・対応の拙さに赤面する思い。全く胃が痛くなる(良い意味で)。

  • うん、面白かった。
    個人のバックグラウンドとか、性格の特性を見極めて配置するのってほんと大切。
    その辺、リアルでした。
    エンジニアとセールスの必要スキルがわかりやすく描けてましたと思います(๑・̑◡・̑๑)

  • これは観点が面白いなと思いました。他の有名な作品と異なり、きちんと時が過ぎてるのが新しく面白いです(クレヨンしんちゃんはいつまで5歳児なんだ)。

    あと、わたしが日々感じている重要なコトも書かれていると感じました。"BtoBを主とするIT企業は、チームとして仲間と協力して仕事をし、物を作るよりも人との関係性、その人の特徴を捉えることが重要"

    日本も、ITリテラシーを上げる教育を多く導入して、適材適所の仕事の評価になれば変わっていくのに。と思う。

  • ご都合主義はスルーとして、工兵の面従腹背みたいな態度がね。採用担当もさりげなく本質を指摘していたので、わざとなのでしょう。

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著者プロフィール

2007年『葉桜が来た夏』で第14回電撃小説大賞<選考委員奨励賞>を受賞。代表作に電撃文庫『なれる!SE』『ガーリーエアフォース』などがある。

「2021年 『僕らのセカイはフィクションで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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