キノの旅XIX the Beautiful World (電撃文庫)
- KADOKAWA (2015年10月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048654401
作品紹介・あらすじ
記念すべき15周年に贈る、キノとエルメスの旅の物語。最新19巻が登場!
「師匠は言った。"私の長い旅の中でも、最も印象に残っている国の一つだった。あの国のことは、忘れようとしても忘れられない"って」「なるほど。あのお師匠さんが詳細を語るのをもったいぶるくらい、とても素晴らしい国だったんだね!」「または、一生忘れられないほど酷くて酷くて、ボクに伝えることすら憚られるほど、本当にどうしようもない国だったか……」「でもさ、すでにそれ以外に、どうしようもない国の話をたっくさん聞いているよね。すると、それら以上?」「うーん……。そうなると、もはや想像がまったくつかないね。なんにせよ、そこにボクがもうすぐたどり着けるというのは、嬉しい」
キノが言った時、城壁が遠くに見え始めた。
「さあて、どんな国だろう?」
キノが楽しそうに言って、エルメスのアクセルを開けた。
(「美しい記憶の国」他全12話収録)
"あとがき"は15周年スペシャル×××××!!
感想・レビュー・書評
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「助けに来た国」はこのシリーズには珍しく泣きそうになった。
どうしようもない相容れないこともあると思う。
お互いを大切に思うが故に、悲しい選択をすることもある。
「捨てる国」もよかった。aとbで話の印象が全然違うのに繋がっていて、aを読むと2人の印象がガラッと変わって面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ19作目。安定の面白さ。賛否いろいろありますが、フォトのお話は好きです。
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あとがきが普通なことに疑心暗鬼になる読者は多いんじゃないだろうか…
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安定の1冊。もう15年もキノを読み続けてると思うと、感慨もひとしお。後書きがアレだったので、つい表紙の裏とか探しちゃいました。
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とにかく面白かった。最後のティーが歌手や女優
になる夢良かった。
後は助けに来た国で、獣人とか色々、描写が綺麗だった。フォトから写真撮る凄さが大分心地良かった。 -
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注:残酷・暴力的な描写が(少ないが)あるので、学校図書として置くかどうかは慎重に(例:人間の頭部に銃弾が当たり、顎から上だけが吹っ飛ぶ、脳が飛び散る等)
内容:
「「ひとつの国に滞在するのは3日間」というルールで様々な国を訪れる旅人キノと、その相棒で言葉を話す二輪車のエルメス。キノたちが訪れる国は個性豊な人たちが暮らし、キノと様々な形で出会い、そして別れていく。」
ベストセレクション、コミック・アニメもあり。
第19巻:
「どんなに願っても 会えない 私は私に会えない」 -I Can't See Me-
発売日:2015年10月10日
登場人物:キノとエルメス、シズと陸とティー、師匠と弟子、フォトとソウ
もくじ:
●プロローグ「捨てる国・b」(師匠のお話)
●第一話「美しい記憶の国」
●第二話「天才の国」
●第三話「秀才の国」
●第四話「守る国」(シズのお話)
●第五話「戦えない国」
●第六話「贋物の国」
●第七話「助けに来た国」(フォトのお話)
●第八話「撃ちまくれる国」
●エピローグ「捨てる国・a」(師匠のお話)
●あとがき短編「十五歳の話」(シズのお話) -
旅が始まってもう15年も経ちました。おまけエピソードで15年後のティーが登場しますが、そうしたらキノも師匠ぐらいの歳になってるはずですね。キノの旅は今風のラノベとはちょっと違いますが、こんな作品がまた増えたらいいなと思います。?