探偵・日暮旅人の遺し物 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
3.21
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本棚登録 : 467
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048655408

作品紹介・あらすじ

実写ドラマ化決定! 『愛』を探す探偵の物語が、番外編で登場。

目に見えない物を"視る"ことで事件を解決する探偵・日暮旅人が、待望の帰還!
保育園の帰り道、旅人に内緒で捨て猫を拾った灯衣ちゃん。子猫のワタゲとの温かい日常を描く『テイちゃんと子猫と七変化』。
ヴェールに包まれた旅人の高校時代。そこには、旅人に寄り添った優しき兄妹との時間と、秘められた恋の物語があった――『君の音』。
ほか、嵐の洋館で像の呪いに旅人が挑む『像の殺意』、廃校の謎を紐解く『畢生の接ぎ』、旅人が五感を失わなかった世界を描く『愛の夢』など、本編では語られなかった物語全5編を収録した番外編。

感想・レビュー・書評

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  • 日暮旅人シリーズ番外編その1。
    本編に入れづらい理由があってお蔵入りした物語たちである。
    テイちゃん目線の物語あり、タラレバのパラレルワールドありで楽しめる。

  • ifストーリーになっても陽子の性格は変わらず・・・。
    やっぱり無理w

  • 『畢生の接ぎ』
    取り壊されてしまう木造校舎と草埜先生の物語はとても感動しました。70年もの時を子供たちの教育の為に費やした先生の生き様は見事。享年は90歳を越えていたなんて、長生きですね。先生の死と共に木造校舎は壊され、思い出の場所はなくなる。寂しさと温かさが感じられる物語でした。

  • この評価は僕が悪い。この小説はシリーズ物で、読んだのが最後の番外編だったので、予備知識も何も無く読んでも意味不明だった。
    シリーズ物でも通常は、それぞれが独立した話になっていたとしても、この作品は流石にこれだけで読むのは辛い作品だった。
    でも、だからと言って最初の話から読んでみたいと思わせる程の作品ではないなと思う。

  • 大富豪のお屋敷で甲冑が動き出す「像の殺意」が一気に本編を思い出させて良かった。旅人が五感を失わなかった世界の「愛の夢」も、灯果の発作の問題はありつつも年相応に駄々を捏ねたり無邪気な灯衣がむしろ愛しく、たぁ君と陽ちゃんの関係のまま大人になる二人も微笑ましかった。本編後の貪欲になった旅人も感慨深かった。

  • 番外編。
    もしもの話があったり、ていちゃんの絵本風物語があったりと、なかなかの変化球具合。
    ブラック旅人が出てないので、安心できる一冊。
    本編読後に読むことをオススメする。

  • 本編に入れなかった短編集。
    中々馴染めずにページが進みませんでした。

  • むなしみがすごい
    低空飛行でも前を向き始めてるから、タラレバが幸せで今が不幸せでもしょうがないのだ
    前を向けてるから今が一番素晴らしいんだよね 多分

  • 番外編。最初の二つの話は心暖まる短編だけど、日暮旅人シリーズでなくてもよくない?と思っていたら、本編のパラレルストーリー。もしあのときこうなっていたら… 改めて本編が辛い話だったんだなと思った。もちろんこの話のようだったら話のネタにもならないんですが。

  • 2017/2/10宝塚西図書館から借りた。

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著者プロフィール

福岡県出身。2008年に第15回電撃小説大賞《選考委員奨励賞》を受賞。翌年、受賞作『神のまにまに!』で電撃文庫よりデビュー。他の著作には、TVドラマ化された『探偵・日暮旅人』シリーズ、『天保院京花の葬送』シリーズ(共にメディアワークス文庫)などがある。

「2023年 『幽霊と探偵2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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