お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂4 (メディアワークス文庫)
- KADOKAWA (2015年11月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048655637
作品紹介・あらすじ
下町情緒が色濃く残る浅草で、和菓子がとりもつ乙な縁。それはすでに別ちがたいものに。
三社祭の活気にまぎれて忍び寄る不穏な影。葵の笑顔の裏に秘められた過去を、栗田は垣間見てしまう。それは何人もの人生を狂わせた、重苦しいものだった。
栗田は思い悩む。葵との出会いはひょんなことから。それは和菓子がとりもつ乙な縁。だが、いまやかけがえのないものになっている。願わくはともに歩んでいきたい。ならば、まずは囚われた過去から彼女を救わなければいけないと。
決意を新たにする栗田だが、まわりは放っておいてくれないようで。店には和菓子にまつわる奇妙な依頼が変わらず舞い込んでくる。はてさて今日の騒動は?
感想・レビュー・書評
-
今回も和菓子に纏わる様々な出来事に向き合う二人。ようやく葵の過去も明らかになりスッキリしました。水羊羹、水饅頭など夏らしい和菓子の蘊蓄も面白かった。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ついに葵の過去が!と思ったら、茶道の家元のお家事情に巻き込まれながらも「きんつば」の謎をとく葵。すごいなぁ。水饅頭もおいしそうだった。
白鷺家の大変さ。結局は家族のつながりの強さ、かな。
さて、栗田はこの後どうするのか・・ -
すっかり忘れてた~続きを読んでいなかった。
なんと3巻を読んだのは4年前!もうそんなに時が経っていたのか!
読み進めると栗丸堂が蘇ってくる。
栗田も葵も、なんやかんや和菓子で人助けをしていますね。
浅草が舞台だからか、下町人情満載。
2人の間はいまだ進展なし。
引き続き5巻を読んじゃおう。 -
シリーズ4作目。読むたび、和菓子の薀蓄が身についてる気がする。
今回はひと夏の出来事。水羊羹、きんつば、水饅頭と、わたしの好きなものばかり(笑)
そして、和菓子のお嬢様・葵さんの過去が明らかに。。。
元・和菓子職人の富樫との決着とかいろいろ、次作が一区切りになるそうです。
全編通して全て栗田視点なので、葵さんが何を思っているのか分からないところが、またミステリー。 -
【下町情緒が色濃く残る浅草で、和菓子がとりもつ乙な縁。それはすでに別ちがたいものに】
三社祭の活気にまぎれて忍び寄る不穏な影。葵の笑顔の裏に秘められた過去を、栗田は垣間見てしまう。それは何人もの人生を狂わせた、重苦しいものだった。
栗田は思い悩む。葵との出会いはひょんなことから。それは和菓子がとりもつ乙な縁。だが、いまやかけがえのないものになっている。願わくはともに歩んでいきたい。それには囚われた過去から彼女を救わなければいけないと。
決意を新たにする栗田だが、まわりは放っておいてくれないようで。店には和菓子にまつわる奇妙な依頼が変わらず舞い込んでくる。はてさて今日の騒動は? -
今まではただただ和菓子が食べたくなるような内容だったけど、ここにきてストーリーに夢中になった。
もちろん和菓子も食べたくなったけど。特に、今回は清涼感溢れる和菓子が多かった。
今回ちょうど東京に旅行に来て、浅草で初めてきんつばを食べたけど、本当に美味しかった。
夏になったら水饅頭とか水羊羹を食べにまた来たいなあ -
栗田に新しい友人ができる話。
葵さんとの話は少しだけ進む。もどかしい。 -
富樫と真澄の葵を巡る過去が、小さいというか引き伸ばした割にはさほど重要じゃないように感じるなぁ。もう少し掘り下げがあるのだろうか。
-
水羊羹、水饅頭
どちらもたべたことないのですが、ぜひたべてみたくなるお話。
下町の人情、いいですねぇ。こんな世界ちょっと憧れてしまう。