ココロ・ドリップ (3) ~自由が丘、カフェ六分儀で会いましょう~ (メディアワークス文庫)
- KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2016年1月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048657686
作品紹介・あらすじ
変わり続ける人生に、ココロ解きほぐす待合室で珈琲を。ここは『カフェ六分儀』。
人は生きている限り、変わり続ける。だからこそ人生には、ふと立ち止まって自分を見つめ直すことのできる場所が必要だ。
ここは、東京・自由が丘、熊野神社参道脇に佇む『カフェ六分儀』。
店の顔である飾り棚に並ぶのは、宛名のない“贈り物”。
その等価交換を通じて自らと向き合えば、きっと一番大事なものが見えてくる。
ツンヘタレなアラサーシェフ作家と、珈琲を愛して止まないバツイチマスターが、香味豊かな一杯の珈琲とともに、あなたに幸せなひとときをお届けする物語。
感想・レビュー・書評
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【変わり続ける人生に、ココロ解きほぐす待合室で珈琲を。ここは『カフェ六分儀』】
人は生きている限り、変わり続ける。だからこそ人生には、ふと立ち止まって自分を見つめ直すことのできる場所が必要だ。
ここは、東京・自由が丘、熊野神社参道脇に佇む『カフェ六分儀』。
店の顔である飾り棚に並ぶのは、宛名のない“贈り物”。
その等価交換を通じて自らと向き合えば、きっと一番大事なものが見えてくる。
ツンヘタレなアラサーシェフ作家と、珈琲を愛して止まないバツイチマスターが、香味豊かな一杯の珈琲とともに、あなたに幸せなひとときをお届けする物語。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かった
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本棚に積んだままだったのをやっと読むことができました。
色んな人の想いや悩みを真摯に聞いて橋渡しをする。
まさに人同士の待合室なカフェ、六分儀。
「カフェ」「自由が丘」そんな言葉に惹かれて読み始めたこのシリーズも3冊目。
相変わらず知磨ちゃんが面白い(笑)
そして六分儀にもライバル店が現れ大ピンチ。
閉店間際まで追い込まれます。
そこで助けてくれたのは知磨ちゃんを通して六分儀に助けられた人達。
愛されているんだな、って感動しました。
最終回のような雰囲気だったけれど終わっちゃうの?
まだまだ続き読みたいのに!! -
六分儀の絶体絶命に
自分のやりかたで向かい合う
知磨ちゃんと相変わらずの店主とコック
贈り物の飾り棚がつなぐ
人と人との途切れてしまった糸
紡ぎ直したその糸は前より強くなる -
自由が丘というお洒落な街で、人と人とのつながりが素敵なお話。
日高のような冷静で落ち着いた雰囲気の大人。
気持にも行動にも少年が残っていそうな拓。
どこまでも一生懸命な可愛い知磨。
まわりにいる人もいろいろな事を抱えていながら、お互いのことを思いやっていて、こんな人たちに出会えた人もまた、素敵になっていくんだろうなと思います。
こうゆうカフェが近くにあったらいいのに。