安達としまむら6 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048659468

作品紹介・あらすじ

夏休み後半。安達のしまむらへの想いは高まり――。
女子高生二人の日常が、ほんの少し動き出す。

喧嘩の仲直りを経て、元の関係に戻ったかに見えた安達としまむら。しかし、安達のしまむらへの想いは、現状維持で満足することを許してくれず、流されるのでは無く、自ら先へ先へと進もうとしていた。
「しまむら、遊ぼう!」「え、無理無理。お盆は祖父ちゃんたちの家に行くから」
「そうなんだ……何泊?」「三泊四日の予定でございます」「じゃ、じゃあ。四日後、また来ても……」 「あー、じゃあ帰ったら電話するから」「待ってる」
しまむらを待ちきれず、電話とメールで連絡をしてしまう安達。そんな様子に、しまむらの中でも安達への想いが変わりつつあった。そして迎えた花火大会の夜。浴衣を身に纏い、お祭りの喧噪の中を歩く二人。安達のしまむらへの想いは、花火とともに大きく舞い上がる。

感想・レビュー・書評

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  • 小説初見なんだけど、8巻で付き合うというネタバレをされていたものの、気になっていたから読み進めていたら、まさかの6巻で付き合うとはびっくり。予想を裏切られました。
    しまむらにとっての付き合うとは安達に付き合うという恋愛感情を感じさせないもののような気がする。字面通りの付き合う。どうなんでしょう。正直何で付き合えたの?とも思うけど、既に一緒に居たり、手繋いだりしてるから、今と変わらないからOKしたのかな。とにかく今後が楽しみ。

  • 安達への想いが少しずつ変わっていくしまむらの描写が心に響く。前回の安達の言葉がしまむらにはあんな風に聞こえてたのか、そりゃ面倒にもなるよね。それを記述した『濁点がついたひらがなばかりの文章』を読んで、しまむらが感じた「面倒さ」が良く分かりました。あえて読みにくい文章で「何言ってるか分からない」を読み手に伝える表現法には感嘆するしかありません。さて、二人の関係が大きく変わることになりましたが、安達としまむらの「好き」の熱量が明らかに違うので、この二人はこれからどうなるのか。暖かく見守っていきたいと思います。

  • 結論から言うとようやくくっついたかなと言う感じ。でもしまむらの感情はいまいちよくわかってない。
    自分の読解力のなさなのか、祖父母宅に帰ったしまむらがおばあちゃんやゴンから何を得たのかな?自分の中にも素直な心があるってことを学んだの?どこから?ゴンから?
    ちょっとわかんないところかなぁ、、、
    でも帰ってきて自分の心の中にも熱く湧き出る何かがあって叫んじゃうあたり、生きた心があるんでしょうね。
    その後のしまむらには感情が表情に現れるようになってるのも、周りへの関心が少しずつ出てる証拠なのかな。
    優しいってなんだろうね。

    あと"安達だけ"って結構厳しいよね?それをしまむらも自覚してたよね?正直めんどくさいって。
    で最後、安達はしまむらに何を期待するの?ってところでやっぱり私だけを見て
    しまむらも、わたしだけ、だけ、かぁってなってたじゃん?それでよくまぁいいかってなったなオイ笑

    まぁいいっかでいいんかい安達!!

  • ついに?結ばれた二人。何だか終わってしまいそうな雰囲気ですが、次巻があるみたいなので一安心。私は基本安達と似た思考回路を持っているので、こんなに共感できる主人公もそういません。そういった意味でもまだ続いて欲しいなあなんて思ってしまいます。

  • 今回はしまむらの巻でした。何となく「フラグタイム」の村上さんと被ります。
    ただ、しまむらの方はもうちょっと根が深そうなので、このまますんなりとはいかない様な。

  • 安達のセリフがしまむらには違って聞こえてたのは意識の流れっぽかった

  • 購入して読み。

    二人のお付き合いが始まることに…!

    しまむらの母も祖母の魅力的すぎる
    「どうしたらそんな風に優しくなれるのかな」
    「別れたらもう会えないかもしれないからね。やれるだけのことはしておきたいじゃないか」(p104)

    安達の長台詞、しまむらにはあんな風に聞こえてたんだなあ、そりゃめんどくさくもなるわ…。

    登場人物が人間的魅力にあふれていて、いいな、こんな人になりたいな、と思えるのがこの作品のいいところだと思う。他の作品も読んでみたいな。

  • やったぜ。
    ゴンありがとうゴン。
    今後を考えるとまだまだ不安だけども、とりあえず、祝…。

  • 押しに押されてたしまむらさん、ついに落ちる。ここまで頑張った安達に拍手ですかね。これまでのもどかしい距離感も割と好きだったから、一歩踏み出した二人の関係がどうなるか、続きが楽しみ。…まぁ安達さんは今まで同様、基本空回るんだろうけどさ(笑)

  • 高校卒業までしまむらの柳腰に勝手に翻弄されて顔を赤白させる安達の構図で展開して卒業間際にちょっと大人になれた、みたいな感じに終わるのかなと正直思ってたんですが、よもやしっかり進展させて付き合ってみることになった、とになるとは本当に思わなかった。
    入間流百合っぽい何か、JK同士のお付き合いの今後と、最後にどう収束させるのか、再び楽しみになりました。

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著者プロフィール

電撃文庫『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』『電波女と青春男』シリーズなどを執筆

「2023年 『安達としまむら(5)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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