マグダラで眠れ (5) (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 262
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048663090

作品紹介・あらすじ

炎を吐く竜を使い、カザンの町から脱出した騎士団とクースラたち。港町ニールベルクで各地から逃れてきた騎士団と合流し、起死回生を図ることになる。しかし、ニールベルクにはある問題があった。神の祝福を授ける教会の鐘楼が無いのだ。製造が上手くいかず、作る度壊れてしまうのだと言う。そんな中クースラは、フェネシスの一族の手掛かりを得る。新たな発見に高揚するクースラだが、騎士団から呼び出され、鐘を作るよう命じられてしまう。鐘の製造の失敗、それは即ち、"破滅"を意味していた-。眠らない錬金術師の本格ファンタジー、神に見放された町を舞台にした第5弾!

感想・レビュー・書評

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  • 作者自身の後書きにもあるが、クースラって、、、が感想。
    あらすじとしては、入植した町から無事に逃げ出して、次の町に行って、そこで新しい発見をしつつもまた騒動に巻き込まれて、という話。やはり、なんと言ってもフェネシスの成長が目覚ましい。
    いつもの錬金術師すげー的な話は、途中に1つと最後に1つあるが、最後の部分のネタはバレバレでもうちょっと頑張ってほしかったところ。

  • カザンから脱出してニールベルクへ。初めの頃はフェネシス苦手だったけど、だいぶ好ましくなってきた。やはり強い女の子が好きだ。戦況危ういものの、4人とも無事でなにより。実利が一番なアイルゼンはクースラと似たところがある、と思ってたらほのかに見せる情まで。権力も持ってるしいい意味で大人。クースラのマグダラへの指標も見えてきた。この巻は2人の密着シーンが豊富。の割にクースラは手を出さないんだなぁ(と思ってたら手を出された/笑)。

  • 評価:☆4.5

    眠らない本格ファンタジー、神に見放された町を舞台にした第5弾。

    カザンの町を脱出し、港町ニーベルクで各地の騎士団と合流して起死回生を図るが、その町の鐘は壊れており、神に見放されていて・・・そんなところに敵の襲撃がというところ。

    鐘作るのってそんなに難しいのね。知らなかった。
    奇跡を見せてしまったがために追い詰められるというのは緊張感あって良かった。
    まぁオチとしてはよくあるものだったんで意外性には欠けたけど、クースラとフェネシスのやり取りが見れただけで十分というものですよw

    しかしあれだね、あとがきにも書かれてるけどもう完全にクースラ()って感じになってるねwいや別にそれはいいんだけど、作者が「当初思ってたのと違う・・・」みたいに書いてたから笑ったww

    「奇跡じゃ、ありません。観察と経験からの……推論です」
    「あ、あなたは、私のことを――」
    「そうだよ」
    「欲しいものには手を伸ばすんです。知りませんでしたか?」

  • フェネシスってやっぱりすごい子だよなあ。クースラ一行はほんと、なんていうか、バランス取れてるなあ。

  • ペテンで世の中わたる人の話。
    そのペテン師が護る者できて丸くなって強くなって、という話かもしれないけど。

    最後のオチは映像で見るとまるわかりだったのかも。
    まあ、見せ方をうまくしてわからないようにするのだろうけど。
    彼女のイラストをよく見るとちゃんと反映してるので、もしかするとイラストで気がつけたかもしれんが自分にはムリであった。

  • 冒頭の戦女神の様相なフェネシスが格好いい。
    アイルゼンがだんだん良い人になっていくのが、面白いです。
    そしてクースラもだいぶ変わってきたなぁ…と。
    作者もあとがきで述べてますがね(苦笑)。

    キスの描写が秀逸だと思いました。
    これからクースラ一行がどうしていくのか、続きも楽しみです。

  • 8月22日読了。図書館。

  • 男は弱くなる 女は強くなる

  • マグダラももう5巻。

    前巻で火を吹く龍の謎を解いたクースラたちが街を脱出するところから。

    まぁ一度奇跡を起こせば2度3度となるのはよくある話なんでこういうまとめ方も有りかなと。

    なぜかみんないい人になってきているのは気のせいか?

  • どんどんかつてのクールさが失われていくクースラだけど,多分それが強さなんだよ頑張れ.
    やっと面白くなってきたなこのシリーズも.いくら決断するところまでがオチだとしても,さすがに結末を次巻に回すのはやめてほしいところ.

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著者プロフィール

第12回電撃小説大賞《銀賞》を受賞し、電撃文庫『狼と香辛料』にて2006年にデビュー。

「2023年 『新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙IX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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