博多豚骨ラーメンズ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.64
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本棚登録 : 1151
感想 : 96
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048663168

作品紹介・あらすじ

福岡は一見平和な町だが、裏では犯罪が蔓延っている。今や殺し屋業の激戦区で、殺し屋専門の殺し屋がいるという都市伝説まであった。福岡市長のお抱え殺し屋、崖っぷちの新人社員、博多を愛する私立探偵、天才ハッカーの情報屋、美しすぎる復讐屋、闇組織に囚われた殺し屋。そんなアクの強い彼らが巻き込まれ、縺れ合い紡がれていく市長選。その背後に潜む政治的な対立と黒い陰謀が蠢く事件の真相とは-。そして悪行が過ぎた時、『殺し屋殺し』は現れる-。第20回電撃小説大賞大賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • なぜか無性に再読したくなり、学生の頃以来の博多豚骨ラーメンズ!
    物語のテンポ感が軽やかで良い。個性豊かなキャラクターたちのポップ過ぎずクラシック過ぎない、程よい感じが疲れているなかの読書としてとても気持ち良かった!!
    最後の一文まで心地よく楽しめました!!

  • 感想
    テンポが良いのと、殺し事件なのになんだかシリアスでないテンポが独特。キャラも立って読みやすい。シリーズを読んでみようと思う。

    あらすじ
    福岡は殺し屋の激戦地区!?新入社員で博多に配属された斉藤は、マーダー・インクという殺し屋の会社に入社した。福岡市長選挙に伴い、市長を狙うものは市長直属の殺し屋部隊が処理する。市長の息子は、人に暴行を働くのが趣味で、殺し屋部隊も何度も尻拭いしていた。

    市長の不正を暴くために動いていた探偵の馬場も市長の殺し屋部隊に狙われることに。女装が趣味の台湾人殺し屋、復讐屋、情報屋、拷問師、殺し屋の殺し屋など登場人物がユニーク。殺しなのにどこかのんびりしている。実は彼らは草野球チームだった。

  • 木崎さんの代表作という事で第一話を読了。
    福岡を舞台とした裏社会、殺し屋の話。
    展開がスピーディーかつ衝撃的で、あっという間に読み終わった。
    所々出てくるエグイ表現は苦手な人もいるかも。すごく多くの人が死んでいきます…。
    裏稼業に生きる者達の奇妙な友情ってところでしょうか。
    「にわか侍」の正体も予想通りでした。
    福岡って怖い街なんですね(笑)。
    ラストの草野球でほのぼのな終わりかなって思ったら…。

  • 福岡は一見平和な町だが、裏では犯罪が蔓延っている。今や殺し屋業の激戦区で、殺し屋専門の殺し屋がいるという都市伝説まであった。福岡市長のお抱え殺し屋、崖っぷちの新人社員、博多を愛する私立探偵、天才ハッカーの情報屋、美しすぎる復讐屋、闇組織に囚われた殺し屋。そんなアクの強い彼らが巻き込まれ、縺れ合い紡がれていく市長選。その背後に潜む政治的な対立と黒い陰謀が蠢く事件の真相とは―。そして悪行が過ぎた時、『殺し屋殺し』は現れる―。

    ブクログの献本で当選して手にした一冊。
    ラーメン屋の話かと思ったら殺し屋の話で驚いたが、サクサク読めました。それぞれの出会いが一つに繋がり、ハラハラドキドキしながら楽しめました。殺し屋の話なのにほっこりする場面もあって、是非続きが読みたいと思いました。
    ブクログさん、この一冊に出会わせてくれて感謝です。

  • 人口の3%が殺し屋と言われる福岡で,市長選の陰謀に巻き込まれる殺し屋たちの話。
    キャラも立ってるし,それぞれの話がひとつにまとまっていくところも美味いし,オチも良い。
    が,あまりにも木下○太っぽ過ぎないだろうか!?

  • 電撃小説大賞受賞作。
    群像劇ものが好きなので手にとってみた一冊でした。
    博多に行ったことはないので地名等は出されてもちんぷんかんぷんでしたが、それを抜きにしても面白かったと思います。
    ただ、小説のキーとなっていたにわか侍の正体がなんとなく分かってしまうところや、ときおり「ん?」と思う文章があったのが難点かもしれません。ですが最後のオチも含めてきれいにまとまっているのではないかと。

  • 職場の先輩に貸してもらって読んだ本。
    2、3時間であっという間に読めちゃう本ですね!

    登場人物が多くて最初ちょっと混乱したけど、少し読み進めると、あぁこのひとがにわか侍っぽいな、と思った通りな結末に…(笑)
    でも、最後のオチは面白かったです!
    続編があるなら読んでみても良いかなあと思う本です!

  • メディアワークスの作家、綾崎隼さんがTwitterでオススメしていたので、購入。

    おもしろかったです。
    博多の地名は全然わかりませんでした。が、それでも読めます。交通手段が出てくるので、地元の方は面白く読めるのかも。
    この1冊の中に、登場人物が多いので少し目がチカチカしました。

    面白いんだけど、展開が読めてしまったので残念に思いながら読んでいたら
    いちばん最後のオチだけは予想外でした!!そうきたかー!と。

    どうやら続巻が今月出るらしいので、そちらも読んでみたいです。

  • これは、面白い!!
    メディアワークス文庫、面白いの多い。
    あのシーンは、目ん玉とびでるかと思った(笑)。
    最後の終わり方もいかすわ!!

  • 福岡県民だけどタイトルにホイホイされて買っちゃったよ。雰囲気はかなり殺伐なんだけど、みっしり張られた伏線全部回収してくるから読後感すっきりでした。にわか侍の正体は途中でなんとなく分かる、でも最後のオチは読めるかな?

  • アニメをみてハマったので。ラノベというものに抵抗感があったが面白かった。

  • 作品の中に散りばめられた伏線がラストに向けてぴたっとはまっていく爽快感。
    最後は見事なオチでした。
    正直1巻が1番面白いと思います。

  • 六本松のTSUTAYAで福岡舞台の小説がいっぱい紹介されてたなかの一つ。
    テンポがよくおもしろかった。
    ただ、人が軽く死にすぎてなんとなくイマイチ、星4-5にはならん感じ。
    続きは多分読まない、かなあ。

  • アニメ先行で知った。
    アニメの方が面白く感じた気がするけどそれはアニメを見て内容を知ってたからやと思う。
    アニメの続編が出て欲しい。

  • アニメが面白かったので、小説を読み始めました!
    文章が私的には読みやすくスラスラ読めてしまい、既刊分あっという間に読んでしまいました❗️

    主人公とその周りの登場人物が繰り広げる群像劇が、堪らなく好きですヾ(o゚ω゚o)ノ゙

  • 人口の3%が殺し屋と言われる博多を舞台にしたオフビートな物語。キャラクターの数は多いが描き分けはしっかりとできており、物語の構成もいい。印象としては伊坂幸太郎の作品を彷彿とさせる。場面展開のテンポの良さや軽妙さがあり、中だるみする所はなかった。反面、文章の表現力や文章そのものの構成はまだまだ改善の余地があり、多少平坦な印象だった。オチは読めたものの、ラノベらしいカタルシスがある。ご当地ラノベとしてはそこそこの出来。

  • アニメ版を先に見たので原作が読みたくなって読んだ。面白かった。

  • リンちゃんなう
    リンちゃんなう
    マジ可愛い。
    一瞬考えた。
    「これ、現実だったらどうなるんだろう」と…。
    そして思った。
    「現実的に考えると、一般人はあっという間に消えるだろう…」……と。

  • アニメでハマって大人買い。

    1巻の流れはおおむねアニメと大差なく、馬場さんは格好良くリンちゃんは可愛かったです。自己紹介的な役割の1巻。

  • アニメが面白いので読んでみた。ライトノベル特有の読みにくい表現がなく、展開もわかりやすく面白い。複数の複雑な事件が絡み合い、一気に解決していくのが見事。群像劇だが、チームワーク重視なのも面白い。特にこの1巻は物語の幕開けとして綺麗にまとまっている。

  • アニメを見た母親が「原作を読んでみたい」と言い出したので、購入しました。博多の人間なので、キャラクターたちの行動範囲が、知っている場所、よく通る道などで、風景を思い描きやすく、読むのが楽しかったです。ストーリー、キャラクター共に、個人的には好みでした。ただ、視点がころころ変わるので、人によっては慣れるまで状況把握に難儀するかもしれません。

  • 読みやすくて面白かった。
    イラストもあるので、キャラクターのイメージがわきやすいです。
    また、博多を中心とした物語で、具体的な施設名等が出てきて福岡に住んでいた人や詳しい人は場面を想像しやすくうれしい。
    物語としては文句なし。
    展開が読めてしまう部分で☆を一つ減らしたけど、基本的には☆5でも良い作品です。
    続編もあるみたいだから読んでみたい。

  • ふぁんたじっく!
    展開は読めるが面白い本、というのは良いな。

    しかしこれ、とてもきちんとまとまっちゃってるけど、どう続くんだろう?

  • 人口の3%が殺し屋の街・博多で蔓延る様々な犯罪…福岡住みにはやっぱりわくわくするお話です。主な登場人物たちが色々な裏稼業に就いてるのですが、馬場さんや林ちゃんはもちろん好きで、新たにジローさんが好きだと思いました。わたしのぶれない性癖です。細かい地元ネタも楽しいです。馬場さんの博多弁がナチュラルで良いです。とても読みやすくて、今回も楽しかったです。福岡、良い所ですよ。

  • 「殺し屋の町」博多。殺人請負会社のオチコボレ新人、斎藤と博多で活躍?暗躍?する人々の破茶滅茶コメディ。
    設定は面白いし、エンタメとしては完成してるかな、とも思うけど。
    ストーリー的に見致し方ない部分もあるけど「子ども向けのバトロワ」。殺し方とか傷めつけ方がエグいかな。

  • 著者は今作を受賞して文筆デビューしたそう。
    たくさんのキャラが本文前のカラーページで紹介されていて、パッと見た印象で「デュラララみたいだな」と思った。あとがきでは成田良悟先生の名前も出てきたし。

    細かい伏線が散りばめられていて、最後に一つにまとまったときに「すごい、やられた」とうちのめされた。いい話で終わると思ってたのに、いい意味で裏切られた。けど、すっきりした気持ち。

    内容は人死にがわんさか出てくるのでダーティでどんより。
    野球という題材を使われていたのが、野球好きな私としては嬉しかったり残念だったり。

    作品名の意味も本文中に出てくるので、最後まで読み応えあり。

  • 短縮版スナッチって感じ。分量が少ないのでしょうがないが、その中でここまで繋げられるのには瞠目する。

  • 登場人物全員悪。 舞台は修羅の国福岡。 
    巨悪と偽悪と必要悪と悪が入り混じりドンパチ賑やかな福岡。 
    後味の良い、爽快なのど越し、読後感は素晴らしい。 
    やっぱり群像劇といえば後半になって複数の線が一本の線に合流する瞬間の快感が堪らないよね。  
    面白かった。

  • あらあら、最後そうなっちゃうのw

  • 登場人物多いし『殺し屋殺し屋』って何なの?と全員把握できるか不安でしたがサクサク読めました。やっぱり馬場さんがかっこいいかな。続きも読みます。

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著者プロフィール

8月27日生まれ、福岡県福岡市在住。第20回電撃小説大賞<大賞>を受賞し本作でデビュー。趣味はプロ野球観戦と海外ドラマ鑑賞。明太子と猫と守備の上手い選手が大好き。2週間に1回はバッティングセンターに通い、いつかは100キロの球を打ち返せるようになるべく練習中。

「2023年 『博多豚骨ラーメンズ12』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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