犯罪者書館アレクサンドリア ~殺人鬼はパピルスの森にいる~ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
3.38
  • (3)
  • (16)
  • (24)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 210
感想 : 18
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048665605

作品紹介・あらすじ

父親が多額の借金を残して亡くなった。神田六彦はその肩代わりとして殺されかけるが、突如として現れた夏目と名乗る女によって、彼女の経営する店で働くことを条件に命を救われる。しかし、そうして足を踏み入れたアレクサンドリアは、殺し屋を始めとする反社会的な人間だけが利用する言わば犯罪者書館。常識も法律も通用しないその点では、シャーロック・ホームズを名乗る殺人鬼によって、次々と常連達が消され始めていた。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • シンプルだし、読みやすいし、キャラも良かった。

  • ライトノベルのミステリ小説。
    会話文が多く読みやすい文章だった。
    ただ、内容は意外と軽い感じで淡々と物語が進んでいく感じであった。
    登場人物一人一人個性があり、読んでいて想像しやすく面白かった。

  • 犯罪者書館アレクサンドリア

    181009読了。
    今年85冊目今月6冊目。

    #読了
    #八重野統摩
    #犯罪者書館アレクサンドリア

    ミステリとしてのネタは非常にシンプル。設定とキャラは面白いから、もっと掘り下げてほしい。
    看破しやすい構成とサブタイトルでカタルシスは大きくないが、
    シリーズ化出来そうなネタを一作でやりきった姿勢は素敵。
    自分も書店で働きたいです。

  • 親の借金のために海に沈められそうになっていた六彦(主人公)。
    すんでのところで殺人者ばかりが集う書店を経営する女性・夏目に買われて働くことになります。
    そのころからシャーロック・ホームズを名乗る者の連続殺人事件が発生しその真相に六彦が近づいて行く話。

    面白かったし結構一気に読めました。
    でも犯人の最後があまりにあっけないというか・・・。
    もっとモリアーティ教授みたいにしつこくのらりくらりしてほしかったなぁ。
    元々そういう風にしつこく話を続ける気がなかったのかもしれませんが。

  • 父親が突然事故死し、その借金を背負うことになった六彦。
    相続放棄をすれば借金から逃れられるのに、なぜか六彦は放棄の手続きを取らず借金取りに追われることになる。
    絶体絶命の窮地を救ってくれたのは謎の女性・夏目。
    彼女は犯罪者たちばかりが集うアレクサンドリア。
    折りしも、次々と常連客たちが殺される事件が起こる。
    登場人物たちはみんな愛すべき個性的な犯罪者だ。
    彼らがほんの少し垣間見せる人間らしいこだわりが、六彦の前に謎となって提示される。
    何度も注文される同じ文庫本。
    気が進まないと言いながらも 贋作画を描きつづける理由。
    それらの謎を六彦は、持ち前の洞察力を駆使して解き明かしていく。
    終盤前までは面白かった。
    だから余計に物語の閉め方が残念に思える。
    犯人の動機の不可解さもさることながら、あまりに薄い犯行理由には驚いた。
    凄惨な人生を送ってきただろう登場人物たち。
    魅力的な人々だっただけに、こんな結末はできれば見たくなかった。

  • 面白かった。犯罪者御用達の地下書店という舞台というのはポイントが高い。
    推理の対象である謎についてはもう少し深買ったら良かったかも。

    結末については、双子の姉とか、見た目そっくりな美魔女的な母とかが犯人であって欲しかった。

  • (内容)
    父親が多額の借金を残して亡くなった。神田六彦はその肩代わりとして殺されかけるが、突如として現れた夏目と名乗る女によって、彼女の経営する店で働くことを条件に命を救われる。しかし、そうして足を踏み入れたアレクサンドリアは、殺し屋を始めとする反社会的な人間だけが利用する言わば犯罪者書館。常識も法律も通用しないその点では、シャーロック・ホームズを名乗る殺人鬼によって、次々と常連達が消され始めていた。

  • 親の借金のかたで殺されそうになっていた青年を買ったのは、無愛想ながら美しい女性。
    彼はその女性に言われるがまま、犯罪者が集まる本屋で従業員として働きながら個性豊かな犯罪者たちとかかわり合うのだが、そこに常連客が殺されていくという事件が絡んでいって……というお話です。
    よくある謎めいた美女と青年の話ですが、本屋さんの設定が面白くて気楽に読めました。
    出てくる犯罪者たちも犯罪者とは思えないくらいにわりと気のいいやつらばかりです。
    だからあんまり犯罪者本屋という感じはしないかもしれません。
    そのなかのひとり、金髪幼女(?)がほんとうにかわいい。彼女(?)に振り回される主人公といいコンビだなと思いました。
    最後の展開はああ、こういう感じかぁ……といったところ。
    続編は出るのかしら。

  • あ〜なんだろ。一気に読んだんだけど、
    面白い設定、状況なんだけど…なんか…
    鼻につく?最終的に、犯人も自己満足自己完結な終わり方だったし。
    でも面白かったんだよ、途中でやめなかったから。でもなんか続編はいいかなぁ。
    別の作品も読んでみるか?

  • このご時世、この手のラノベで、続編を狙いまくった構成にしてない潔さに好感を抱きました。嗚呼。

全18件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

八重野 統摩(やえの とうま)
1988年、北海道札幌市生まれの作家。立命館大学経営学部卒業後、書店員をしながら執筆。2011年第18回電撃小説大賞に作品投稿し、編集部の目にとまりデビューに繋がる。代表作に、『還りの会で言ってやる』など。

八重野統摩の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×