ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (1) (電撃コミックスNEXT)

著者 : 川上泰樹

• KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2014年10月9日発売)

感想・レビュー・書評

[鴇崎 昇さんの感想 · 2023年4月7日]

精霊の存在する架空のファンタジー世界、隣国と戦争中のカトヴァーナ帝国が舞台。
事情があって士官試験に臨む、やる気のない青年イクタを主人公に、試験中に発生したトラブルの模様が描かれていきます。
現時点では物語はまだ導入なので、これから何を描いていくかはわかりませんが、地味な展開ながらキャラクターや国の置かれている状況に、ワクワクを感じます。
漫画冒頭に主人公が今後国のどのようなポジションに就くかは示されていますが、どういったいきさつでそうなり、どういった動機で事を為していくのか、そしてそれがどのような物語に醸成されていくのか、色々未知数ですが、続きを読んで確かめていきたいです。

◆印象的なシーン
敵兵を殺した実感に苛まれそうになるトルウェイに、「そういう贅沢はあとにしろトルウェイ」と言うイクタのシーン。
ドキッとしましたね。
トルウェイは、なんていうか、男の子って感じですね。
ゼロ年代感というか、現時点ではロマンチストのように見えます。

著者プロフィール

東京うまれ、ちょっと南国育ち。現在は都内に在住。パンが好き。生まれ変わったらパンになりたい。

「2023年 『魔国連邦トランプ付き　転生したらスライムだった件（23）限定版』 で使われていた紹介文から引用しています。」