ホテル・ラヴィアンローズ (B-PRINCE文庫 た 1-1)
- アスキー・メディアワークス (2008年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048670074
感想・レビュー・書評
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ホテル・ラヴィアンローズを舞台にした3作品。
部屋にはそれぞれ色がある。
ふたつの話には「青」と「赤」が出てきます。
どのお話も切なく苦しく、でも最後には2人で共にこれから幸せに生きていくんだろうなと思わせてくれます。
1作目、2作目と時代が遡って行くので読み終えて「なるほど」となります。
私は3作目が好きかな。
ひとつのホテルに様々なドラマを楽しめます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ホテルを題材にした3編が収録されています。
1作目の滝口さんと久住さんのお話が、一番好きでした。
日常に閉塞感のある高校生の姿が、リアルでよかったなと。逃げ出す手段が、割と無謀なのも高校生らしくて、若いって痛いんだよねえと思いながら読んでいました。
☆は、3編がホテルという題材以外に、あまり関連してなくて読んでいてブツ切り感があったのでー1としました。あと、北上れん先生のイラスト自体は素敵なのですが、表紙絵のイメージが内容とはちょっと違う気がしたのでー1にしました。表紙は、「ホテル」っていう単語の淫靡さみたいなものが表現されていると思うんですけど、中身は違うと思ったんです。ホテルを利用しないといけない孤独とか、哀しみとかが描かれている作品だと思ったので、そういう面を表現した表紙が見たかったなと思いました。本文のイラストは合ってると感じたので、先生の問題ではなくて編集側の問題かなと。次読む高遠先生の作品は、表紙と内容が合ってるといいなと思います。 -
街中に建つ瀟洒なプチホテル・『ホテル・ラヴィアンローズ』。寡黙で精悍なフロント係の数樹は、毎週金曜の夜に決まって『赤』の部屋に泊まりにくる、ワケありげな美人サラリーマン・浅海のことが忘れられなくて……!? レトロで洒落たホテルの夜を妖しく彩るのは、駆け落ち、熱い思い出、そして奪う愛!! 純愛と情熱が交錯するロマンス、書き下ろし作品も収録!
出版社より -
表紙と中身がイメージと全然違った。こんな可愛いお話だとは。
好きですけどね。少し古い作品だからか文章がすっとなじまない感じもあった。1話目の「青」の話が好きだな。こんなホテルあったら泊まってみたい。 -
読み終わって、ストーリーをもう1度思い出してまたじんわりと温かい涙が出るといういい作品。
高遠作品は本当にいい!どこがいいかは…作品を読めばいいと思う!!!w -
最初のふたりがいちばん好きかな。
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古い洋館のホテルを舞台に、青→赤→薔薇色と時代を遡っていく構成がよかった。青にも赤にも甘く切ない恋があり、そして薔薇色のラストで光に包まれた。薔薇色では思わず涙してしまいました。
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青春の「青さ」、情熱の「赤さ」
それぞれの物語が無機質の建物の中で静かに燃えている。
もしホテルが喋れるなら、どんな声を出すのだろう。 -
【あらすじ】街中に建つ瀟洒なプチホテル・『ホテル・ラヴィアンローズ』。寡黙で精悍なフロント係の数樹は、毎週金曜の夜に決まって『赤』の部屋に泊まりにくる、ワケありげな美人サラリーマン・浅海のことが忘れられなくて…!?レトロで洒落たホテルの夜を妖しく彩るのは、駆け落ち、熱い思い出、そして奪う愛―!!純愛と情熱が交錯するロマンス。書き下ろしは『薔薇色の人生』。
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初読み。きれいな文章を書かれる方ですね。好みです。青と赤と始まりの話の三話収録ですが、あと何色があるのかしら。部屋の数だけ物語を読みたいですね。