嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん5欲望の支柱は絆 (電撃文庫 い 9-5)
- アスキー・メディアワークス (2008年5月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048670593
作品紹介・あらすじ
閉じこめられた(継続中)。まだ僕は、まーちゃんを取り戻してはいない。外界と完全遮断した密閉屋敷では、家族を殺人犯として疑い合う異常な環境が生み出されていた。もちろん、その最有力候補は、家族ですらない部外者の僕である。わはは。…さて、それはさておき。依然としてこの屋敷に助けは来訪していない。無力すぎる脱出への工作も終わり、食糧も底をつき、大江一族の疑心と嫌悪が頂点に達した時…ついに伏見の姿まで消えた。いよいよ、華の全滅に向かって一直線、なのかなぁ。うーむ、まーちゃんが恋しいこの頃である。
感想・レビュー・書評
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大江家監禁物語の後半戦。
狂気の世界の中でゆずゆずだけが癒やしだった。
人間って水があれば二十日以上生きられるものなのね。
巨乳キャラとして書かれてる伏見と高校生男子が隙間を通るにはそれぐらいのダイエットが必要だったということで。
まーちゃんがみーくんを再認識したようだけど、違和感があるけど気の所為なのか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今回の事件の全容は。
大歓迎された理由は、単純に事件の関係者だったからでなく自分の理想の展開にする事が出来たからなのだろうな。
聞いてるだけで気分が悪くなる部分もあるが、両腕を使えない状態で良く脱出まで出来たよな。 -
第4巻の続きで、事件の解決編です。
みーくんは何者かによって襲撃され、地下室に幽閉されてしまいます。湯女のおかげで地下室から脱出したみーくんは、彼のことを犯人ではないかと疑う耕造を相手に、事件の謎解きを披露します。
今回の事件は、8年前の誘拐事件に多大な関心をもつ景子の計画にしたがって動いていることが明らかにされますが、謎が解けても、屋敷の中に閉じ込められた彼らの運命は少しも変わることはありません。しだいに衰弱していくなかで、みーくんは屋敷から脱出するための道があることに気づきます。
本シリーズはキャラクターの魅力で引っ張っていくタイプの作品だと思っているのですが、今回は登場人物の魅力が少し見えにくくて、やや退屈に感じてしまいました。 -
伏見がそばにいるからこそ出来る物語展開だなと。とても好きですが。壊れていく部分が丁寧に書かれていてそれがもっとも大きくなったときに終わるので読後感はすごく良い。後味悪いという意見もあるようだが、それはこの作品の雰囲気の話だけで、展開ではなかろうよ。まあ、私はこの雰囲気も好きですがね。
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しばらく肉が食べられなくなりました。
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閉じこめられた(継続中)。まだ僕は、まーちゃんを取り戻してはいない。
外界と完全遮断した密閉屋敷では、家族を殺人犯として疑い合う異常な環境が生み出されていた。もちろん、その最有力候補は、家族ですらない部外者の僕である。わはは。
……さて、それはさておき。依然としてこの屋敷に助けは来訪していない。無力すぎる脱出への工作も終わり、食糧も底をつき、大江一族の疑心と嫌悪が頂点に達した時……ついに伏見の姿まで消えた。
いよいよ、華の全滅に向かって一直線、なのかなぁ。
うーむ、まーちゃんが恋しいこの頃である。 -
いろんな人の狂気が満ち溢れていた。極限状態での思考とはかくも容易く壊れてしまうものなのだなぁ。そして久々のまーちゃんとの絡みは新鮮。
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感想
どわー。こういう衝撃を与えてもらえるから、やめられない止まらないなのです。
一巻で受けた衝撃を超えた。人の禁忌に触れるようなものが好きなのかな、僕は。まあ、そういう趣向は多数の人物が持っていると推測できるけども。そんなんどうでもよくて、5巻のうち感涙したのは、その脱出手段だった。秀逸。