狼と香辛料IX対立の町(下) (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1502
感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048672108

作品紹介・あらすじ

土地を巡って北と南が対立する町ケルーベに、伝説の海獣イッカクが陸揚げされる。町の力関係をひっくり返しかねない価値を持ったイッカクの登場で、ケルーベは俄かに騒がしくなる。『狼の骨』の情報を集めるロレンスたちも、不穏な空気を感じていた。そんな中、イッカクの横取りを狙う女商人エーブは、ローエン商業組合を抜けて自分のところへ来るようロレンスを誘う。狼狽するロレンスのもとには、さらにローエン商業組合からも協力要請の手紙が送られてきて…!?ロレンスの出した答えとは?その時ホロは?『対立の町』編いよいよ完結。

感想・レビュー・書評

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  • 狼と香辛料の中でどれか一冊と言われたら、迷わずコレ

    いつものホロとのやり取りもいいんですが、狼と香辛料を狼と香辛料たらしめているもの

    商人同士の駆け引きがシリーズ通して一番見れます。

  • 港町ケルーベにて、イッカクを巡り、ロレンス、キーマンとボランの3つの陣営それぞれの思惑が交差する物語。終盤の物語が畳まれるスピード感があり、とても良きと。アニメリメイクまでに全巻読み切るぞー!

  • 背ラベル:913.6-ハ-9

  • 記録

  • そろそろネタが尽きてきた感じがする。
    どこまで引っ張っていけるのか。

  • 伝説の海獣イッカクをめぐって、港町ケルーベの北と南の対立は予断を許さないものとなり、ロレンスたちもエーブとキーマンのはざまでどのように振る舞うべきなのか、厳しい決断をせまられることになります。

    本シリーズではここまでホロが不動のメイン・ヒロインで、ほかの女性キャラクターはあまりロレンスに深くかかわってくることはなかったのですが、今回はエーブが強力なライヴァルになっています。続巻でも再登場を果たすことになるのか、これからの展開がたのしみです。

  • ひとつの問題を巡り、エーブとキーマン双方から密偵になるよう求められたロレンス。
    ひとまず商会と対立しないようにしつつ、ロレンスは利益を得る方法を考えるのだが……

    物語が再び動き出すのは中盤からで、それまでは割とスローテンポで水増し感がある。キャラが魅力的なので退屈にはならないけれど。
    エーブとキーマンの手紙を届けるシーンはハラハラ。

  • 上巻と比較して、リズム感があり、緊迫感迫る感じが文字から読み取れるシーンが最も印象的でした。

  • 人を使う商人の話。
    全てをお金に変えることができた神様は食べ物がなくなって困った。

  • エーブとキーマンの伝書鳩をしていたら、双方共通の敵が現れて、ロレンスの機転で切り抜けた話。
    ホロの挿絵が可愛らしい。

    キーマンとエーブの双方に睨まれる結果となったレイノルズが可哀想なことで。

    自分の利益を得るためには密輸という犯罪も犯すロレンスだけど、敵のズルはしっかりと首根っこを抑えるという点は、商人というのは因果なものだと思わなくはない。

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著者プロフィール

第12回電撃小説大賞《銀賞》を受賞し、電撃文庫『狼と香辛料』にて2006年にデビュー。

「2023年 『新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙IX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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