嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん6嘘の価値は真実 (電撃文庫 い 9-6)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 1335
感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048672122

作品紹介・あらすじ

梅雨の季節。狂気蔓延る屋敷からどうにか抜けだし、無事まーちゃんとらぶりーな関係に戻った今日この頃をいかがお過ごしになれそうか考えていた昨今。体育の授業をサボり中、人間をお辞めになったらしき侵入者が学校に来訪した。殺傷能力を有した、長黒いモノを携えて。そしてそいつは、無言でいきなり自我を暴発させた。つまり、長黒いモノをぶっ放した(エロい意味じゃなく)。気づけば、体育館の床一面には阿鼻叫喚の赤い花が狂い咲き始め…。

感想・レビュー・書評

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  • 長瀬一樹と池田浩太の話と、坂下恋日先生の現況をはさみながら猟銃を持った男の体育館立てこもり事件に巻き込まれる話のプロローグが置かれている。
    襲撃犯への対応の間に海老原の視点、大江湯女と上社奈月の邂逅、そして共犯者への質疑応答での枝瀬と御園のどちらが撃たれたのかという問い掛けで次巻への引きとなっている。
    枝瀬くんは賢いなあという感想。パパに子供用金属バットでぶっ叩かれて進化しちゃったのだろうか
    結局死んだ生徒とは海老原のことで、脳梗塞で倒れて救急車が呼ばれたお陰で襲撃が発覚、解決となったという叙述トリック。わかりづれーけどアリだと思う。

  • #novel
    過去の凄惨な事件で、タイトル通りの精神状態にされてしまった二人が主人公。
    今巻でもいっちゃったシリアルキラーさんが登場。あ、でも人死には出て……

    結局、ある一定以上に精神が壊れてしまった人間、諸般の事情で大事なものがかけてしまった人間には、いわゆる「死こそ安らぎ」なんでしょうか。
    人の死を、現実を、軽視しすぎてきた主人公及びその他の行く末はそうならざるを得ないのかな。

    「昔の人は生きることは苦しむことと考えていて。
    だからもう二度と生まれてくることのないように。
    リインカーネーションの輪から、解き放たれるために…」
    by カーネーション・リインカーネーション/筋肉少女帯


    嘘だけど(笑


    ・入間人間「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈6〉嘘の価値は真実 (電撃文庫)」読了。

  • 短編 + 体育館で体育の途中、猟銃を持った男が乱入してきて教師や生徒を撃っていく話。
    共犯者については説明されても次回に活かせる気がしない。

    海老原さんはキャラ的に好きになりそうだったけども、物語に絡まないし何だったんだろうね?
    そして誰が死んだことやら。

  • 授業に関係の無い物と人物。
    あからさまに不審者ですと言わんばかりの人間が、校内に簡単に侵入出来るのは警備が緩すぎないか。
    自分の楽しみに他人を巻き込むのは勝手だが、怪我を負わせるのは流石にやり過ぎでは。

  • 今回は、みーくんたちが通う高校の体育館に、ライフル銃を持った男が侵入するという事件が起こり、犯人の目を逃れたみーくんが犯人と渡りあうというストーリーです。

    ストーリー自体にいま一つ動きがなくて、興味をもてませんでした。ストーリーの合間に、長瀬一樹と池田浩太、坂下恋日とその家族、海老原香奈恵の独白、上社奈月と大江湯女こと佐内利香(さない・りか)の会話などが挿し挟まれていて、彼らのつかみどころのない会話がそれなりにおもしろく読めました。

  • 犯人を見てこんなひと結構いるよななんて思ったり。

  •  多くの人は、この作品をどれくらい時間をかけて読めるのだろうか?。

     本巻は物語の前編なので評価はできないが、日常描写を繰り返しつつ恐怖を感じさせた1巻の良さがだんだん浮かび上がる。そんな続編である。

     どうみても、歪な共依存という関係に加え、精神面に対する攻撃を繰り返すDV気質の2人としか思えない主人公ら。キャラに感情移入できなくても物語を楽しめる場合はあるが、歪さを表すのに、非日常のシチュを与えては興ざめの感。

  • 気になる引きで終わらせてくれるなぁ。幕間で入るエピソードもいちいち面白い。そして、やっぱり奈月さんに外しなし。

  • 感想

    週刊の少年マンガのような終わり方。
    内容はあまりピンとこなかった。予測できる事態がちらほら頭隠して知り隠さず状態。オムニバス形式にした意味もわからない。

  • 9784048672122 250p 2010・1・20 7版

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著者プロフィール

電撃文庫『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』『電波女と青春男』シリーズなどを執筆

「2023年 『安達としまむら(5)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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