GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン (1)上 (電撃文庫)
- KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2008年9月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (543ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048672184
作品紹介・あらすじ
各国により分割統治された中世の神州・日本。その上空を8隻からなる都市艦"武蔵"が航行していく-。遥か遠い未来。"重奏統合争乱"を経て、人類の命運を懸けた"聖譜"をもとに歴史の再現を行う国々。そして、さまざまな思惑と決意を胸に、未来を切り拓こうとする人々。重なり合う中世の世界を舞台に、学生達による学園国家間の抗争が始まろうとしていた!AHEADシリーズ『終わりのクロニクル』と都市シリーズの間の時代を描く、壮大な物語"GENESIS"シリーズ、遂にスタート。
感想・レビュー・書評
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図書館で。この表紙はちょっと妙齢の大人が借りるのは恥ずかしい感じ。果たして肌色部分は布なのか肌なのか。無機物ならOKなのか?
設定がすごい、厚みがすごい、という前評判の通りすごい作りこまれた世界観。でももう自分にはこの設定を覚えるだけの気力が無い… FSSとか帝都物語とかにハマったのはもう大分昔だものなぁ… 年齢的にドハマリすればハマっただろうな、と思うもののもう自分は無理だった…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
膨大な世界観設定があり難解なように見えて、物語の主題となる部分は作中で登場人物複数の視点で何度も語られていました。作者はもちろん編集やイラストレーターも総出で、番外の『study』や挿絵で読者の理解を助けているんですね。
それだけの労力をかけるだけの魅力が本作にはあります。登場人物の台詞回しや細かい戦闘描写、心の機微を表層の動きで描く手腕。
ラノベ業界最重量は伊達じゃありませんでした。 -
巨大航空都市艦の「武蔵」に暮らす葵(あおい)・トーリという少年と、彼の過去にかかわりをもつ自動人形の少女であるP-01sを中心とする壮大な物語のはじまりとなる一冊です。
武蔵アリアダスト教導院の学生であるトーリは、バカなことばかりしながらも生徒たちから慕われていますが、そんな彼には、過去にホライゾン・アリアダストという少女をうしなうという、つらい過去がありました。そんな彼と教導院の学生たちの運命を大きく揺るがす事件がとつぜん起こります。それは、ホライゾンの父である松平・元信(まつだいら・もとのぶ)が、地脈炉を暴走させ、三河を消滅させたことでした。そして彼の口から、P-01sにまつわる思いもかけない事実が語られ、世界の運命を一身に引き受ける立場に置かれたP-01sは、「聖譜連盟」(聖連)によって身柄を拘束されてしまいます。
第一巻から、すでにライトノベルとしてはかなり厚めの造本になっていますが、ストーリーの背景をなす膨大な世界設定の説明と、主要なキャラクターの紹介、さらにストーリーの起点となる三河消滅という事件をえがくのに終始しており、本格的な物語の動きはまだはじまっていません。主人公のトーリは、前作「終わりのクロニクル」の佐山・御言とは異なるタイプですが、ギャグとシリアスの振幅の大きさは前作以上で、純粋にたのしんで読むことができました。 -
2020.04.22
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設定量が凄まじかった…読み終わるまで4日かかった。中盤までは退屈に感じて何度も挫折しそうになったが、それ以降はなかなか面白かった。読み始めたからにはがんばって下も読み終えようと思うが、面白かったとしても完結まであと27冊、しかも一冊が特大ボリュームと来ると、完結まで読みきるまで根気が持つか大いに疑問。さらに付け加えると、巻が進む毎に表紙が際どくなり個人的にとても買いにくいのも問題…
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馬鹿がラブしちゃった相手のために世界征服しちゃうぞ、という物語の始まり。
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ライトノベル
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最終巻に向けて再読。
「ゴッドモザイク」ってこの頃からあったんだ… -
ずっと気になっていたけどようやく読了。疲れた。本自体がどんでもなく分厚い(しかも終わってない)うえ、SF、ファンタジー、日本史、世界史、政治、宗教とありとあらゆる要素が混然一体となった独自の世界観になっていて、登場人物も多く、しかもよくあだ名を使うので、いったい誰がどこのなにで、いま何をやっているのかを逐一理解しないとなかなか読み進めていけない。アニメも同時並行で見直している。しかしまあ、ある程度物語の構造が理解できてくると読み進められる。また、章が細分化されているのも助かるところ。とりあえず続きを読む。