プシュケの涙 (電撃文庫 し 9-10)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
4.07
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  • (6)
本棚登録 : 1030
感想 : 111
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048674676

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第1作目の読後は哀しい。既読の柴村作品とは別印象。
    続編『ハイドラの告白』『セイジャの式日』あり。

    第1作目を読んでから、かなり間を置いた2014/07/30より第2作目『ハイドラ』を読み始め、すぐ3作品読了。

    当初第1作目はライトノベルレーベルから刊行され、後、一般文芸文庫レーベルのメディアワークス文庫から再刊行され、第2、3作目も引き続きメディアワークス文庫から刊行された。

    第3作目の最後の2行迄切ない。

  • 内容はそんなに目新しいものでもないし、盛り上がり所もないのだけれど、心にずしりとくるものがありました。切ない青春ものです。

    読み終わったあと、いまいちど前編、そして表紙のイラストを見返すと色々と考えてしまいます。由良くんはなかなかの変人だったけれど、あのあと彼はきっと、泣いていたんじゃないかなあ…


    とても素晴らしい作品でした。

  • もしも神様がいるのだとしたら彼女の死を説明してほしい。
    どう考えても切なくて救われなくて。
    命は一瞬でなくなる儚いものだと改めて気づく。

  • 綺麗な表紙に惹かれて買ったのですが、当たりだったようです。
    何より二段構成が憎い。このやり方がうまくて、うまくやられてしまった。
    前半は「なんか締りのないミステリー? 何これ」っていう気分で読んでいたのですが、後半の自殺した女の子に一人称が切り替わってからが本番。

    どうにもならない、切ないお話が待っていますよ。

  • 2020年10月23日読了。学校の3階から転落死した少女を巡る2つの物語。小説の構成って大事だよね…この2話を時系列順に読まされたら読後感最悪の小説になりかねない。3話構成にして、最後に「由良」が主人公になって超独白をキメまくる、という構成を普通の人だったら選択しそうだが、そうしなかったことでお話に奇妙な「浮遊感」投げっぱなし感が漂うこと、第1話の語り手(彼は友人を選んだほうがいいと思う)の「凡人さ」が強調されて伝わることに著者のセンスを感じた。

  • 4.2
    ミステリーだと思ったら、意外とラブストーリーだったりする。二部構成の後半はなかなか面白い。

  • http://mediamarker.net/u/sto-2/?asin=4048674676
    メディアマーカー・読了コメントRSSで興味。

  • 無難に書けているけれど
    何が書きたいのか良くわからなくもある
    ああ無情より一歩踏み込むべし

  • 最後に本を閉じて、ハッとし、読み返したくなる作品。何度読んでも同じところで止まり、読み返してしまう。

  • 2015年8月5日読了。
    キレイな悲しみ、というべきか、ああやるせないなあと思うんだけど素直に悲しめなくてごめんなさい。

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著者プロフィール

第10回電撃ゲーム小説大賞金賞を受賞し、受賞作の『我が家のお稲荷さま。』(電撃文庫)でデビュー。本作はシリーズとなりアニメ化される。主な著書として『プシュケの涙』シリーズ(講談社文庫)、『おーい!キソ会長』シリーズ(徳間文庫)、『オコノギくんは人魚ですので』シリーズ(メディアワークス文庫)、講談社BOX『夜宵』シリーズ、などがある。

「2020年 『虫籠のカガステル 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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