狼と香辛料X (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1445
感想 : 70
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048675222

作品紹介・あらすじ

ケルーベでの騒動の後、ロレンスたちが向かったのは、海を渡った島国のウィンフィール王国。目的地は、『狼の骨』を持つというブロンデル大修道院だ。王国に着いたロレンスたちは、羊毛取引で富裕なはずの修道院が経済的危機に陥っていると耳にする。しかも、世界最強と名高い経済同盟・ルウィック同盟が、修道院の土地を狙って王国に進出してきたという。不穏な情勢の中、ロレンスたちは修道院へ近づく足がかりを作るため、同盟の一員である商人ピアスキーに協力を依頼することになるのだが-?絶好調の新感覚ファンタジー第10弾、舞台はウィンフィール王国へ。

感想・レビュー・書評

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  • 記録

  • 分類:913.6-ハ-10

  • 山がきたのかと思いきや、登ることなく終わってしまった感じ。

    もう少しテンポを変えつつ話を進めてもよかったのではないか。

  • 狼の骨のうわさを追ってウィンフィール王国を訪れたロレンスたちは、ルウィック同盟のラグ・ピアスキーを頼って、この国に滞在することになります。この国では、経済危機に陥っているブロンデル大修道会があり、そこにつけいろうとするルウィック同盟との駆け引きがおこなわれていました。そんななかで知りあった老練な羊飼いのハスキンズから、彼の意外な正体を知らされたロレンスたちは、彼の願いを託されることになります。

    ホロのような「神」と呼ばれた存在が、人間のなかに交わって生きることの困難と、そのために引き受けなければならない運命がストーリーのなかで明らかにされており、作品世界の奥行きが感じられたように思います。

  • キーマンからの紹介状を持ち、ウィンフィール王国でドイッチマンを訪ねたロレンスたちは、『狼の骨』があると思われるブロンデル修道院に入るため、ルウィック同盟のピアスキーを紹介してもらう。
    スフォン王の禁令により景気が悪いウィンフィールで、ルウィック同盟はブロンデル修道院の土地を買い上げるつもりだが、交渉は難航しているらしく……

    故郷を失った者のために、新しい故郷を作る者の話。
    さわやか好青年のピアスキーと、渋いおじさまである羊飼いのハスキンズがとても魅力的で、内容もずっしりと重く、お気に入りの巻となった。
    またしても気になる要素を残して終わるので、早く続きを読まねば。

  • 人から借りている本なので惰性で読んでいる部分がありますが、お風呂のお供になってくれます。

  • 狼の骨を購入したという修道院まで探しに来て、税が払えなくて王国に買い叩かれるという危機のゴタゴタに巻き込まれる話。

    いろいろ手札が揃っているからというのはあるけど、ほんとロレンスはギリギリな状況で魔法のように盤面をひっくり返してくる。
    人ならざるものが人に紛れるための苦労が今まで以上によく分かる話。
    ハスキンズが肉を食べたと語る場面は鳥肌が立った。
    あのホロが若者扱いされるとは。

    骨についてはスッキリしたところで、旅の再開を。

  • ロマンス要素が増えてきた

  • 相変わらず面白かったけど、商売と言うよりは駆け引き分が強かったか。
    0830

  • 今回は商売から離れ、純粋な寄り道になるかと思っていたが一騒動あったな。
    それでも今回はホロの知恵に頼るというよりもロレンスの商人としての力が大いに発揮され、面目躍如といった内容だったな。
    それにしてもコルはこの旅仲間の癒やしだね。ロレンスもホロもコルに対しては自然と優しくなっているのが伺えるよ。
    [more]
    ハスキンズの正体には驚いたな。架空の生物も存在しているのかと思ってしまった。
    よく考えたら、悪魔が実在の生物をモチーフにしているんだよね。
    ホロとハスキンズの会話は普段は見られないホロの様子が見れて楽しかったな。ホロも自分の今後に関する新たな道筋が見えたんじゃないかな。
    最後にハスキンズがロレンスに伝えた内容が気になるが、ロレンスはどうするのかな?

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著者プロフィール

第12回電撃小説大賞《銀賞》を受賞し、電撃文庫『狼と香辛料』にて2006年にデビュー。

「2023年 『新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙IX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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