神のまにまに!~カグツチ様の神芝居~ (電撃文庫 や 6-1)
- アスキー・メディアワークス (2009年4月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048677660
作品紹介・あらすじ
頭上に"ヘッポコ"様なる可愛い(?)神様が取り憑いている品部人永は、そのせいで女の子にモテない不幸な人生を送っていた。そんな人永のもとに、ある日政府から美人な才媛・高峰小町が派遣されてくる。曰く、雲隠れしてしまった八百万の神々を探してほしいのだという。強制的に、小町が所長を務める『やおよろず神議会』に所属させられてしまった人永。小町の色気に逆らえず、ある温泉街に神様探しに向かうことになる。そこで人永とヘッポコを待っていたのは、神様らしからぬ気さくな女神様で-?可愛い神様ヘッポコ様が大活躍!?第15回電撃小説大賞"選考委員奨励賞"受賞作。
感想・レビュー・書評
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読書録「神のまにまに1」2
著者 山口幸三郎
出版 電撃文庫
P50より引用
“話は簡単なものだった。人間のために年中無休で鳴き続けるの
がしんどくなったというのだ。”
目次から抜粋引用
“語り部誕生
精霊の里
女神狂宴
神詠”
頭に神様をのせた女好きを主人公とした、ラブコメライトノベ
ル。
子供の時から頭に小さな神様を乗せて生きてきた、女好きな主
人公・品部人永。ある日の昼休み、人永の会社に彼を訪ねて客が
来たのだが…。
上記の引用は、ある神様が姿をくらました理由。
セミの神様とのことで、まあ、休みなく泣いていればそれは嫌に
なるでしょう。
23年前に神様たちは現界して、雲隠れしたという設定ですが、
神様が随分人間臭く書かれていて、楽しく思います。
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9784048677660 274p 2009・4・10 初版
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消えてしまった八百万の神々を探すことになった気の毒な青年の話(?)
ライトノベルとしてはちょっと主人公の年齢高めだが(でもまだ24)
女性に目がない性格はわかりやすくていい(笑)
頭に乗っかってる“へっぽこ”神様もなかなかかわいい。
なんだけど……
物語の一番大きなエピソードである『河童』の話の解決方法がどうもすっきりしないなあ。
河童と住民との対立を解決するために取った方法がある意味詐欺だよね。
これって、どうなの?
いや、別に嘘やトリックが悪いというわけではなく、
なんというか、その解決に達成感というか、爽快感があまりないんだよな。
たぶんそれは主人公の性格の描き方が中途半端なんだと思う。
それならそうと、もっと食えないところや計算ずくな所を描いておくべきだと思う。
だって、今のままだと単なる女好きなんだもん(笑)
へっぽこ様の活躍の場も、もう少しあった方がいい。
その正体があんまり活かされてないよね。
ということで、次巻に期待。 -
結構テンポよく読めました。ヘッポコのたどたどしい口調やカグツチさんの言動が可愛い。おどけながらも芯の通った主人公もよかったです。
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神様がある日突然隠れてしまったので、出てきてもらうために主人公が頑張る。後からいつも頭に乗っていた小さい神様がとんでもない神様だったことが分かったりとすごい急展開。ちょっと主人公が微妙だった。