GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン (2)上 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
4.17
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感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (905ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048678483

作品紹介・あらすじ

重奏世界の末世救済の鍵となる9つの大罪兵器のひとつを身に宿した少女・ホライゾン。彼女を聖譜連合から奪還した航空都市艦"武蔵"の総長トーリ達は、二番目の大罪兵器の譲渡を請うため日本海上空に浮かぶ島・英国へと向かう。しかし同時に、大内家と融合し西中国地方を支配する三征西班牙も、来るべきアルマダ海戦の歴史再現に先駆け、行動を開始していた…。中世の日本と各国が同居する学園ファンタジー世界"極東"を舞台に繰り広げられる壮大な「GENESIS」シリーズ、第二話スタート。

感想・レビュー・書評

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  • 聖連に対して距離を置く英国をめざす武蔵ですが、その途上に三征西班牙(トレス・エスパニア)が立ちはだかります。本多・二代(ほんだ・ふたよ)に敗れた立花・宗茂(たちばな・むねしげ)は襲名を解除され、雪辱を誓う立花・誾(たちばな・ぎん)が三征西班牙のフアナを説得し、攻撃を仕掛けてきたのです。

    三征西班牙の攻撃をかいくぐった武蔵は、英国に到達しますが、そこへやってきたトマス・シェイクスピアたちと戦闘状態になり、トゥーサン・ネシンバラはその術式を受けてしまいます。その一方で、点蔵(てんぞう)・クロスユナイトが女性であることをかくしている“傷あり”(スカード)の秘密を知り、彼女と交流を深めていきます。

    その後の交渉により、武蔵と英国が合同で学園祭をおこなうという筋書きが定められますが、シェイクスピアによる劇場術式によって、双方のあいだで戦いがはじまります。そんななかトーリは、感情をとりもどしたいという意思をもつことのできないホライゾンをデートにさそいます。

    戦闘と交渉による駆け引きのあと、このあとの展開につながる伏線が張られるという流れになっていますが、今回も下巻のほうで本格的にストーリーを動かしていく展開なのでしょう。

  • 2020.04.22

  • 本を読めば考える力がつきますが、この本なら腕の力もつきますよ!

  • ※アニメ2期全話視聴済。
    きゅ、きゅうひゃくぺーじくらいでやっと序盤が終わったような感覚…?で、ふるえる。そして2下の厚さにもわななくもののアニメの話の流れを思い出すとこのくらいあって当然か…と納得できてしまってさらにふるえる。
    描写のクセが強いのと、そもそも馴染みのない世界観だったり、ぱっと頭に浮かばないモノが多いのとで、理解に時間がかかったりキャパオーバーしてヒイヒイなのは1上下から変わらず。でもそのぶんきちんと考えられている物語をじっくりじっくり浸透させてるかんじがあってすごく楽しい。
    あと登場人物が皆一生懸命善く動いている印象があって皆好きになれて嬉しい。「悪い」人がいないなあと思えてにこにこ。
    アニメから入った人間なので、アニメで描写された部分は想像しやすく、省略された部分が補完できるのがすごく贅沢でありがたいことで特に「こういう心の動きがあったのかー!」が補完できるのがすごくしあわせでこれから先の補完も楽しみ。

  • 救済を待ち望んでいたのだと。

  • とりあえず、トーリがほぼ全裸だった。
    シリアスなはずが全てギャグシーンになっていく感じ。
    1巻の上、下、そして2巻上、と順調に厚くなってきます。
    単行本1冊を読みきるのに1週間かかるとか、もはやライトノベルじゃない。
    ただその分、読み応えがあって、とても面白い。

  • 2の上巻。イギリス編

  • 第2巻〈上〉を読破。

    ホニメ第2期も無事終わったので、ストーリー補完のために原作を読み始めました。

    相変わらずの分厚さですが、相変わらずテンポよく読めますね。

    無事ホライゾンを処刑から救出した武蔵一行は、さらににぎやかになっていました。

    トーリとホライゾンのやり取りがww

    スポーツドリンクがスポーツコーンスープとかww

    トーリの体と命をはったボケに腹筋崩壊ですね。

    今回はたくさんのキャラが登場しますね。

    三征西班牙側や英国側の学生さんたちとか。

    っていうか、そうか。

    武蔵は18歳までだけれど、他国は年齢上限がないんでしたっけ。

    ぶっちゃけ武蔵の学生たちが結構フツーに見えてくる、そんな濃いメンツばかりでしたね。



    あとここの世界、幽霊もフツーに学生やってるのか……。

    読んでびっくりしました。

    房栄さんも幽霊だったとは……。

    三征西班牙の総長兼生徒会長がただの掃除夫と化している件についてww

    あっれ?

    総長とか生徒会長って雑用係なのか?

    爆笑

    でもなんだか憎めない人だなあ、とは思いました。

    前回で武蔵に負けてしまい、さらには大罪武装まで奪われてしまった宗茂さん。

    襲名解除ってことは、宗茂さんが宗茂さんでなくなるわけで。

    そうなると誾さんの旦那さんも変わるわけですか?? とか思ってしまいました。

    宗茂さんと誾さんの出会いというか、関係が甘いのか壮絶なのか……。

    戦って、腕斬られたって……。

    毒盛ったってのは失敗じゃなくてわざとだったとか……。

    なにこの夫婦、すごすぎる。

    英国では点蔵に金髪巨乳属性がww

    あと女子の風呂覗きのシーン。

    逆だろww とか思ったら、誤変換ひどいwww

    これはひどいwww

    は、腹痛いwwww

    と草がいっぱい生えてしまいました。

    分厚さもあって語りたい内容とかいっぱいあるのに、どこをどうやって語ればいいのか。

    あ、ウッキー殿がかっこよかったです!

    めちゃくちゃそのシーンを想像してしまいました。

    今後、さらなるウッキー殿の活躍を楽しみにしたいと思いました。

    こうバカやるときは全力でバカやって、それでも全力で戦ったりしていて。

    ホライゾンの登場人物たちは本当に魅力的だなあと思いました。

    やっぱり賢姉が好きだなあ(*´▽`)

  • 重奏世界の末世救済の鍵となる9つの大罪兵器のひとつを身に宿した少女・ホライゾン。彼女を聖譜連合から奪還した航空都市艦“武蔵”の総長トーリ達は、二番目の大罪兵器の譲渡を請うため日本海上空に浮かぶ島・英国へと向かう。
    しかし同時に、大内家融合し西中国地方を支配する三征西班牙(トレス・エスパニア)も、来るべきアルマダ海戦の歴史再現に先駆け、行動を開始していた……。
    中世の日本と各国が同居する学園ファンタジー世界“極東”を舞台に繰り広げられる壮大な「GENESIS」シリーズ、第二話スタート!


    ***


    今回は読むのに時間が掛かりました。何故なら、序盤が武蔵に三征西班牙が攻め入ってくるシーンだからです。戦闘シーンには一切興味がない私ですので、もうつまらないことつまらないこと!
    地摺朱雀とか負け犬ナルガとか…ていうか今「ナルガ」と入力しようとした際の予測変換に「ナルガクルガ」があったのですが…!すげぇなあいほん!←
    試しに「あおあ」って入力したら「アオアシラ」って出たー!まじすげー!
    クルペッコとかジンオウガも出よるぞ…!あ、ゲリョスは出なかったやったね!

    …話がずれましたが、もうとにかくどうでもいいので読む気が起きない。でもちょこちょこ小ネタ挟んでくるから飛ばすのもなあ、と思うわけで。途中のナルガと東の話にどれだけ救われたことか…!

    まともに楽しめるようになったのは輸送艦が英国に落ちてからですよ。ページにして約300ページ。大体三分の一くらい。どんだけ読みにくいんだ…!

    それを超えてからは読む気が起こり、またちょこちょこ読み出す流れ。
    中年男性もあるていどいける私ですが、今回良かったのはフェリペさんんんんん!!!!苦労中年とか好きだなぁ。へろへろなよなよよろよろしてる人が好きなんですよ、うん。

    そしてやっぱり正純かわいいいい!苦労人も好きだったりするんだよねぇ。
    アデーレもかわいいよーー!
    浅間さんも変に苦労してる人だよなぁ。でも射撃巫女とか呼ばれるのは自業自得だと思うなー。

    変に苦労人好きが目覚めてしまった感がありますな。ええ、正しいと思われます。

    そういやネイトの貧乳回避がなかったな…下巻か!下巻だな!?

    後、喋る武器達が良いと思うのです。ネイトの銀鎖とか、二代の蜻蛉切とか。なんかなのはのレイジングハートとかバルディッシュとかのデバイスを連想させますな。
    前者は日本語でゆるゆるですが後者は英語でスタイリッシュという明確な違いはありますが。
    自分の武器とおしゃべり出来たら楽しそうだし楽そう。ていうか銀鎖が楽そう。手の代わりになったりやたら万能。

    点蔵と傷有りについてはアニメで見ちゃったからなあ。そんなに期待してはいない。現状、お互い他の人よりは気にしてるかなぁって感じで、恋愛に至ってはおらぬようですが。

    早く誾さんと宗茂さんが武蔵に来ないかなっ、くらいしか気になるとこないぞこれ。
    つーわけで☆3!
    戦闘なかったらもっと評価良かったのになー。多分。

    ていうか下巻て三征西班牙の超祝福艦隊とか出るじゃんよ。興味なさ過ぎて辛いお…!(ーー;)

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著者プロフィール

第3回電撃ゲーム小説大賞<金賞>受賞作『パンツァーポリス1935』にて作家デビュー。代表作は『風水街都 香港』『機甲都市 伯林』を始めとする「都市シリーズ」や『終わりのクロニクル』シリーズ、『境界線上のホライゾン』シリーズなど。

「2022年 『EDGEシリーズ 神々のいない星で 僕と先輩の超能力学園OO〈下〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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