嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん8日常の価値は非凡 (電撃文庫 い 9-11)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.83
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本棚登録 : 1179
感想 : 53
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  • Amazon.co.jp ・本 (552ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048680080

感想・レビュー・書評

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  • みーまー成分は少ない。が、しかしこういう話も悪くない。iを読んだ人にはわかると思うけど心温まる?やりとりもあったりして…ってあれ、××くん笑った?まあいいや。まあとりあえずみーまーが平和なまま終わる、わけがなく。長い前置き付きの序章っていうことなのかしらん。

    とにもかくにも入間氏の作品は出版順に追うことをオススメしたい。と強く実感した1冊。他作品とのリンクが面白いのにそれを見逃すのは勿体無い

  • 分厚い。そして長い。ラノベだけど凶器になりそうな巻。
    今回狂気に満ち溢れてるのはエコさんだけでしたけどねw
    大変だったけど、読み始めると案外さくさく読めます。
    みーまーでやらなくても〜な意見もあるみたいですが、
    逆にここまで手放しで一貫していちゃいちゃ出来てたのってない気がするので、
    次巻の展開考えたら、その非日常が何を引き換えにした幸せか、
    最後の一文の重さが凄まじいものになるので、
    やっぱりみーまーである必要はあったんじゃないかなあ。

    ××が語るのは最初と最後だけ。
    あとは騙りもせずに、いくつもの他人が織りなす群像劇。
    同じ出来事が違う視点から丁寧に書かれて、
    人物像もくるくる色を変えるので面白く、
    他の作品ともクロスオーバーしまくりで、
    頭こんがらがりそうになりながら面白かった。
    これは色々風呂敷広げて伏線ばらまきすぎでしょーw
    ヤマナ妹と××のやり取りとか、
    種島と携帯母子のやり取りとか、
    結構胸にグッと来るものがあったよ。
    あと「死ねないなら生きてろ」

    みーまーが何の事件にも巻き込まれず、
    脇としてらぶいちゃバカンスを楽しめて良かったなーとw
    その代償は果てしなく大きいものだったけれど。

  • 先に花咲太郎シリーズを読んでおいてよかった。

    前作のメインが大江湯女だったなら、今作は花咲太郎ですね。もしくは、山名美里でしょうか。

    ラストに衝撃の展開が待っています。

  • 今回は群像劇です。
    みーくんもまーちゃんもほぼ出て来ません。
    どっかのアニメで出てきた主人公二人を足して二で割ったような探偵や、電波女のキャラっぽいものも出てきたりします。
    探偵さんは結構中核を担うんですけどもね。
    そして分厚いです。
    今までの倍以上でしょうか。
    群像劇ということで、時間とその時のキャラの視点から文章が短編的につながっていってます。
    今回の事件の犯人は最後にまとめて。
    結局のところどうなったかってのは不明。
    ボッコボコにされてたようですが。
    さすがに殺人事件の犯人は誰かってのはすぐに理解できてた(別の殺人者を除く)ですが、死体が3つになってのは想定外でした。
    今回の事件とは別の殺人者については結局正体は見えず。
    オチの構成からして、次巻で関わってくるのでしょうか。
    こういう形式は細切れでも読めるのでいいですね。
    本来の主人公サイドが動かなかったのが残念ではあるけど、主人公サイドと関わってたりする人物ばかり出てきたのが面白いところですね。
    オチが次巻への期待をふくらませてくれます。
    やっぱり面白かったです。

  • #novel
     過去の凄惨な事件で、タイトル通りの狂気の精神状態にされてしまった二人が主人公のダークサイコバカポーデテクティブラノベ(どんなだ)続編。

    あれ?主人公二人がほぼ出てこない。旅行先のホテルにおけるクローズドサークルが舞台。語り手も主人公以外の複数人の交代制。いわゆる群像劇に。
    登場人物は、死体、壁渡りおじさん、猫かぶり暴力娘、DT大学生、自殺志願女子、死体製作者、死体引渡者、ロリ探偵、ストーカー主婦、などなど。トータルで10人を超える人物の視点が章毎に入れ替わり、かなり重厚な構造に。ページも500ページ超の大冊。読み応え有り、です。

    この作者の常で、彼らも奇人変人の集まり。しかし本来の主人公とは違い、ある程度正気を保っているので、必然文章的にもある程度真っ当で、過去巻よりも格段に読みやすくなっています。あ、若干一名イッちゃってるご婦人もいますけども。あくまでイレギュラー的。

    上記の理由もあり、純粋にミステリー、サスペンスとして面白かったんですけども、でもこれって「みーまー」とはちょっと違うよなぁ…と最終章まで読んで思っていたのですが……

    ラスト一行で


    爆弾が




    ・入間人間「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈8〉日常の価値は非凡 (電撃文庫)」読了。

  • 主人公二人が(ほぼ)不在の群像劇だけど、今までで一番面白かったかも。
    登場人物が多いんで、相応にページ数もあります。
    今までの二倍くらいかな?

    桜山エコのキャラがぶっ飛んでて好きだけど、多分もう出番ないんだろうなー

  • 書店にて新品購入。群像劇形式、登場人物多め、クロスオーバー有り、という事で入りはとっつきにくかった。なかなか読み始められない感。厚さも一因か。でも本編突入後はあっという間に読了。個人的な話だが、「i」のが先に出版されてたのね。。後追いなので刊行順に気付かず、先にこの巻を読んでしまった。慌てて「i」を読むも、既にヤマナさんネタバレしてるので。。なんとも寂しみ。エリオは顔見せ程度。さて次は電波女の続きか、はたまた花咲太郎を読めば良いのか。。?

  • みーまー成分も薄いので、まぁ読まなくてもいいちゃあ読まなくてもいいけど、読んでおかないと色々損しそうな感じではある。群像劇である為、色々な人物の目線から話が小刻みに進む為意外と読みやすくそんなに頁の厚さや長さは感じさせなかった。人は自分の知らないところで誰かと繋がっているのだなと妙に納得と同時に、他作品とクロスオーバーなんてこの商売上手が、と(笑)。事件の結末の緩さはもうこの作品のお約束ってことで。個人的に、エコの視点が徐々に壊れていくのは凄いの一言。多分、まーちゃんの見る世界もこんな感じに映ってるんだろうなーと思ったら寒気がした。

  • やっと読み終わった…
    何か色んな小説のキャラが出てきてましたね、エリオとか花咲とか
    電波女の方は読んだけど花咲太郎の方は読んでないので今度読んでみます


  • 長い、500ページ越えは珍しい。
    複数の人物が少しずつ描かれ、思ったより読みやすかった。

著者プロフィール

電撃文庫『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』『電波女と青春男』シリーズなどを執筆

「2023年 『安達としまむら(5)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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