医療崩壊の真実 (アスキー新書)

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著者 : 勝又健一
  • アスキー・メディアワークス (2009年10月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048680448

医療崩壊の真実 (アスキー新書)の感想・レビュー・書評

  • 【読後感】
    <医療従事者への尊敬の気持ちを忘れない>
    私は、歯医者さん以外の医療機関に行くことは少ないが、たまたま数年前軽い交通事故に遭った時(時間外)にお世話になった総合病院で自分では、ものすごく重症だと思っていたことが、お医者さんの扱いや看護婦さんの様子で、ほんと全く大したことないんだと思えたことを思い出しました。
    <とにかく健康で長生きを目指す決意>
    パートナーの父母は80代半ばだけど、介護もなしだし、毎年旅行に夫婦で出かけている。そんな人生を自分も歩みたい。病院に毎週通って、病気自慢はしないように日々の生活をよりよく保つ努力をしたいと思いました。
    <病院を利用する際に気をつけること>
    緊急性が高くない病気や事故のときは、とりあえず最近できた医療用緊急コールセンター(名前あってる?)に相談し、対応を決める!
    高度救命センターなどなどにすぐ行こうとはしない!
    <医療コンサルという仕事の必要性>
    医療従事者が安心して、楽しく仕事が続けられる、経営もうまくいっている、患者も安心して治療が受けられる『良い病院』が、全国に数多く存在するようになるために、これからも色々提案して頑張ってほしいと思いました。

  • 元リクルート、現在は医師専門エージェントという紹介業の著者が書いた医者の実態を紹介する本。特に目新しいことが書いてある訳ではないですが、医者への尊敬が全編ににじみ出てて、好感が持てます。何かの連載をまとめたもののようで、想定読者が患者、医者、病院経営者とブレるのが残念なのと、コラムなどの遊び心や計量データがないので、ちょっと平板。「アスキー新書」だからしょうがないのかな。

  • 医者がやるべき本来の仕事は「診察」であり、それにある程度専念できる環境を整えるべき

    儲からない理由(系列病院で調査
    →儲からない診療科があるから(小児科など

    医局の教授の影響が強すぎて院長がマネジメントができない。

    経営としての興味が薄く、生産性の概念がない。
    →手術室の稼働率すら気にしていない。

    医者にもリーダーシップ・コミュニケーション能力が必要
    →一つの病院でしっかり働き、まわりの協力を得るためには

    主治医制は必須か

  • 医者が長く同じところに勤められるようにいられるようにするってことに 深く同意する。

    医者が変わるたびに 細かいところをいちいち覚えなおすことがどれだけストレスか!!

    診断書を書かない医者に 
    診断書はまだかと患者から催促される事務員は 
    医者に催促をしたいが 医者は診察に忙しく 
    書類なんて 後回し。

    こういうところは 事務員が代理で書けるようにしたらいいと思う。
    診断は カルテに書いてあるんだしさ~~

    そういう ちまちましたところも 医者にやらせてるから 
    医者が無駄にイライラして 周りも迷惑なうえに 
    周りの仕事も進まないってわけだよ。

    医者のリーダーシップてのも 向き不向きがあるからねぇ。

    でも いつか崩壊してしまうのではないかなぁ。

  • 医師斡旋業を長年やっている筆者がその経験から感じたことを書いている。
    ただ、そのバックボーンが経験と風聞に依存しており、裏付けがきちんととれていないようだ。

    自治医大に関する記述もあるのだが、誤解している部分もあり、それがそのまま本になっている。
    自治医大出身者の僕にとっては大きな違和感。
    こういうのがあると一気にクレディビリティが下がる。
    書くからにはきちんとしてほしいなぁ。

    わかりやすいのはわかりやすいけれど。

  • 本書は、医療コンサルタントが書いているので、医師とは少し違った立場から客観的に医療界のことを指摘している。
    医師や医療界について、これまでのイメージとは異なる実態が描かれていた。
    医師不足や医療崩壊については、国民全員が考えていかないといけない問題だと再認識した。

  • 医師採用の仕事をしている著者から見た医療問題
    自分自身もこの分野には非常に興味がある。

    病院、政策の問題
    人事部がない。フォローしない
    医師に対するアピールできていない
    →医局に任せきりの体質が招いた。研修医制度による医局の崩壊で明るみになった。
    人事面接など医師へのフォローがないために気づいた時には医師がいなくなるという問題が。医師は孤独になってしまう。

    医師の専門分野、地域、時間滞の偏在
    →訴訟問題や生活を含めて医師の生活の向上が必要。単に医師数を増やすのではなく、専門、地域差を是正することを測ることが必要だと思う。現在、どこの地域でどの科の医師がどれくらい足りないかという基本的なことさえ把握せずに医学部の人数だけを増加させているということには驚いた。

    医師の問題
    医師の大きな不満は周りに自分を認めてもらえていないというものらしい。病院側もちょっとしたフォローをすることでこれは解決できるだろう。自分の存在の意義を認めてもらえれば少しくらい辛くてもがんばれるという。

    キャリアプランを考えよう
    企業のビジネスパーソンほど医師は自分のキャリア設計をしていないという。医師として働くというあいまいな枠では先は見えないだろう。どんな技術を身につけたいのは、どれくらい稼ぎたいのか、という基本的な質問にさえ答えを窮する人が多いらしい。


    国民の問題
    コンビニ受診の増加
    モンスター・ペイシェントの増加
    何かあれば訴訟という人の増加
    →医療は絶対的なものではないということの認識の欠如が医療崩壊の一端となっていることを我々は認識しなければならないだろう。自分勝手な振る舞いをした結果、いざという時に助からなくなる。人のせいにするばかりではなく自分はどうなのかと常に問わなければならないだろう。


    よい病院の定義は様々だろうが、医師が働きやすい病院というのは結果的に国民、患者にとってよい病院になるだろうと著者はいう。
    そこで働く人が心地よくなければ医療サービスもよくはならないだろう。

    また医師には医療に専念できる環境を整えなくてはならない。
    こうあるべきという理想と、予算の中でできることの現実には差があると思うが知恵を出してこのギャップを早く埋めて皆が幸せと思える環境の実現をかなえたいものです。

  • 医局による医師派遣を前提にしてきた病院には未だ人事部がないという指摘にびっくり。プロフェッショナルが集まる職場なだけに、本来は人材育成やモチベーションの維持創出に特段の努力が必要。人事部が機能せず愚痴る会社員は多いが、あるだけマシと思うべきか。

  • 病院には必要がなかったから、人事部がない。
    医局が崩壊すると医者が雇えない。
    自治医大はお金がなくても入学できるが、一定の期間、指定された場所へ赴任しなくてはならない。病院も生産性の向上が必要な時代になっている。

  • 過酷な職場→なり手がいなくなる→人が減ってさらに過酷に
    とまぁ負のスパイラルになっていて、日本の医療が壊れていくよ、って話を原色の医師の声や体験を元に書かれている。この国で年を取るのが怖くなる。
    まずわれわれができる事は、救急のレベルを認識し(1:入院不要、2:入院必要、3:意識不明)、何かあった時にはきちんとお医者さんに感謝の気持ちを持って声に出す、ということでしょうか。

  • 移動時間(20分)で読み終わりました。私もいわゆる医療業界のはしくれですが、書いてあることはまあまあ当たってるかなあ、という感じです。
    が、医師国試に面接が最近導入された、とか「?」な箇所も多々あるので、ちゃんと取材したのか?テキトーなサイトを拾って貼付け合わせれば、こう言う本は誰でも書けるような気もします。
    ただ、医師にもキャリアプランが必要、と繰り返し説いているところには賛同しているので☆3つ。

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