とある魔術の禁書目録(20) (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048683937

作品紹介・あらすじ

10月18日。ロシアより、第三次世界大戦の宣戦が布告された。学園都市とロシアの激突は全世界を巻き込む大規模なものとなる。この背景には『神の右席』最後の一人、フィアンマの政治的暗躍があった。そんな世界大戦戦火の渦中で、奔走する者達がいた。学園都市の高校生・上条当麻は、フィアンマによる霊装奪取の影響で昏睡状態になったインデックスを解き放つため。最強の超能力者・一方通行(アクセラレータ)は、謎の存在『エイワス』出現による高負荷が掛かった打ち止め(ラストオーダー)を救うため。元・暗部組織『アイテム』小間使い・浜面仕上は、能力促進剤『体晶』の乱用によって衰弱した滝壼理后を治療するため。彼らは三者三様の想いを抱き、緊迫のロシアへと向かう!そこで待ち受けていたものとは…。科学と魔術が交差するとき、物語は始まる-。

感想・レビュー・書評

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  • 今回は三人主人公揃い踏み!…でしたが、間違いなく主人公はあの人でラスボスはあの人でした。
    主人公三人のキャラ性の違いがはっきり出たストーリーだったなぁ。
    強大な的に立ち向かういつもの禁書なカタルシスは上条が、胃が痛くなるような孤独な苦境は一方通行が、そしてダイハードな展開は浜面が担当。
    主人公が多すぎて場面展開が激しすぎて感情移入しにくかった所があるのと、1人あたりのボリュームと心理描写がもうちょっと欲しかったので☆4ですが、もうほぼ☆5のイメージです。
    続きが気になって仕方ないなぁ。

  • ライトノベル

  • なんだか大物に感じられないのよね、フィアンマさん。
    なんでだろう。
    強いのにね。
    他の皆さんがかっこよすぎるからかな。

  • ロシアと学園都市を中心に開戦した第三次世界大戦。

    目立ったバトルは一方通行vs番外個体、一方通行vs上条当麻といったところか。
    一方通行さんはお疲れ様ですと行った感じです。

    上条さんは一人でロシアに行く気だったという行動力がものすごいが、英語もしゃべれないくせに何とかなると思ったのだろうか。

    上条と一方通行が超常的なバトルを繰り広げる中で、浜面が必死こいて頑張ってるのが立派。
    普通はあそこまでできっこないし。
    安っぽくはあるけど愛の力か。

  • ロシアが学園都市に宣戦布告し、第3次世界大戦が始まります。同時に、学園都市とつながりを持つイギリスと、ローマ教会の意向を受けたフランスとの間でも開戦の火ぶたが切って落とされます。

    上条は、イギリスでクーデターを起こした魔術結社「新たなる光」』のメンバーのレッサーとともに、エリザリーナ独立国同盟に入り、サーシャ=クロイツェフを狙う右方のフィアンマと対峙します。また、かつて学園都市を襲撃した前方のヴェントも、フィアンマのやり方に反対して上条たちに加勢します。しかし、インデックスに真実を告げないまま、ここまでの事態に突き進んでしまった上条は、自分のやってきたことが本当にインデックスの望むことだったのかという葛藤にとらわれることになります。

    一方、ロシアに降り立ったアクセラレータのもとに、ミサカネットワークの番外個体(ミサカワースト)が差し向けられます。彼女の存在そのものが、かつて1万体のミサカシスターズを殺害したアクセラレータの心を打ち砕きます。そんな彼の前を、ミサカたちを救った「真のヒーロー」とも言うべき上条が通り過ぎます。アクセラレータは、なぜラストオーダーだけが救われないのかという怒りを、上条にぶつけます。

    滝壺を守るためにロシアに渡った浜面は、エリザリーナ独立同盟との国境の街で、非正規の外国人傭兵部隊であるプライベーティアの襲撃を受けます。

    さらに学園都市の御坂美琴も、ロシアにいる上条の身に危険が迫っていることを知り、ロシアに向かいます。そのほか、風斬氷華も動き出し、ステイル=マグヌスはインデックスを守るための戦いが始まります。物語のクライマックスに向けて、徐々に緊張感が高まってきたという印象です。

    せっかくの上条とアクセラレータの再戦は、もっときっちり描いてほしかったという気がします。

  • 「今日はラッキーデイだな。もう少し骨が折れるかと思ったんだが、まさかこんな簡単に目的のものが手に入るとは」
          ローマ正教の暗部『神の右席』最後の一人  右方のフィアンマ

    「ここで耳寄りなお知らせがあります。スカートの下から『尻尾』を伸ばしているわたくしレッサーですが、実はスカートの下はスパッツではなく直パンツです」
          イギリスでクーデターを起こした魔術結社予備軍『新たなる光』の構成員  レッサー
    「その何の役にも立たねえ情報を渡されて俺にどうしろってんだ!?」
          学園都市の無能力の学生  上条当麻

    「……ゴミクズが、俺の癇に障ってンじゃねェよ」
          学園都市最強の超能力者  一方通行

    「問題、ない。大丈夫、だから、はまづら、早く動こう」
          元『アイテム』の構成員  滝壺理后
    「どうすんだ……? どこに逃げりゃ良いんだよ!?」
          元『アイテム』の下っ端構成員  浜面仕上

    「冷たい人間だと思ってもらって構わないわ。でも、事態はそれぐらいデリケートな事になっているの。不用意な選択一つで、多くの無関係な人達が殺されるかもしれないほどにね」
          エリザリーナ独立国同盟の名前の由来ともなった中心人物  エリザリーナ

    【あらすじ】

     10月18日。
     ロシアより、第三次世界大戦の宣戦が布告された。
     学園都市とロシアの激突は全世界を巻き込む大規模なものとなる。この背景には『神の右席』最後の一人、フィアンマの政治的暗躍があった。
     そんな世界大戦戦火の渦中で、奔走する者達がいた。
     学園都市の高校生・上条当麻は、フィアンマによる霊装奪取の影響で昏睡状態になったインデックスを解き放つため。
     最強の超能力者・一方通行は、謎の存在『エイワス』出現による高負荷が掛かった打ち止めを救うため。
     元・暗部組織『アイテム』小間使い・浜面仕上は、能力促進剤『体晶』の乱用によって衰弱した滝壺理后を治療するため。
     彼らは三者三様の想いを抱き、緊迫のロシアへと向かう! そこで待ち受けていたものとは……。
     科学と魔術が交差するとき、物語は始まる――!

    【あとがき】

     ついに科学と魔術の戦争です! 前回は『一つの国家の中の戦い』でしたが、今回はさらにもう一つスケールの大きな戦いになっています。
     上条当麻、一方通行、浜面仕上は、それぞれ別々の視点から一つの戦争を眺めています。それとは別に、この世界の中では精一杯生きてきて、それでも日の目を見ることのなかった人々も、今回ばかりは命懸けで全てをなげうって戦っております。『一人の主人公を中心とした』これまでの話とは構成を若干変えているのは、『これは世界規模の戦いの話であって、どこを切り取っても危険な戦いの物語になってしまう事』を提示したいという狙いがあったからです。
     話の終盤で、いがみ合っていた人々の心が、少しずつではありますが、一つの方向へと集まり始めています。この流れを決して絶やさない事。大きな戦いを『言い訳』にしないで、自らの進む道を曲げない事、おそらく、これが数多くの主人公達が『戦争というあまりにも大きな流れ』に勝つために、一番大切な事なのでしょう。
     それが成功するのかどうか、彼らの活躍を見守っていただけると感無量です。

     一体主人公は何人になるのやら

  • 三大主人公が活躍する上に、サブキャラたちも動いていて、場面が変わるのが目まぐるしかったですが、話が世界規模になってるので仕方ないと言えば仕方ないですね。一方通行がまた当麻と交戦したのは突然でしたが、個人的には一方通行の活躍が見れたらよいのでです。

  • 第三次世界大戦勃発。学園都市の科学が進みすぎていて、双方核でKOというようなつまらない展開はもちろんない。
    一方通行が一回壊れた。いつのまに黒い翼を自由に使えるようになってたんだっけ?
    上条にはレッサーがついてくる。今までのヒロインとはまたタイプが違って面白い。

  • 主人公いっぱいだなー。
    今回は上条さんの情けないところがないですね。
    インデックスの出番が全くないので今回も空気感。
    善人と悪人がちゃんと向き合ったのって3巻以来なのか。
    本文読み終わってからエリザリーナの外見みると印象かわる。

  • 戦時のロシアで当麻、一方通行、浜面がそれぞれパートナーを守る為に戦う。これに英仏の戦闘、学園都市の暗躍など舞台が多くて・・だから展開は遅い(笑)このロシア戦線に次号は美琴、風斬、執念の第四位など・・後方のアックアも絡むのか^^;・・幾つもの線がまとまっていくんだろうなぁ~、遂にニアミス続きだった当麻と一方通行は繋がったし。終盤近しかな?

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著者プロフィール

電撃文庫『とある魔術の禁書目録』『ヘヴィーオブジェクト』『未踏召喚://ブラッドサイン』シリーズ著者

「2023年 『創約 とある魔術の禁書目録(8)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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