空ろの箱と零のマリア4 (電撃文庫 み 8-7)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
4.13
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本棚登録 : 331
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048685955

作品紹介・あらすじ

「ああ…分かったよ。僕が-僕が、『王』になってやる」クローズド・サークル『王降ろしの国』。中世風の職業に就き、一度の面談を介し行われるそのゲームの勝利条件は、他プレイヤーを殺して生き残ること-。つまりこれは、"殺し合い"にまみれた狂気のゲーム。その"騙し合い"のゲームから、未だ抜け出せない星野一輝。彼はついに、事態打開のため自ら"王"となるべく動き出す。カギとなるのは、トリックスターである大嶺醍哉。この空間を作り上げた"箱の所有者"はいったい誰なのか、一輝はついにその真実へとたどり着くが…。『王降ろしの国』完結編、登場。

感想・レビュー・書評

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  • VS怠惰なる遊戯(決着編)。相変わらずすごい。二転三転する状況と、個性的なキャラクターたち。改行を多くすることによって、移り変わる心理描写を魅力的に描写してる。

  •  イイネ! ゲームがいよいよ集結しますが、これも次の話が気になる。駆け引きに関してもレベルが高いので読んでいる方としてもたのしいのがこの話の良い所だね

  • 「王降ろしの国」完結編。

    読者からみても全然一輝らしくない積極的な攻め。
    どのキャラもクセがあって黒いのにそんなやつらのさらにその上をいく一輝はやっぱり違和感しかない。
    麻理亜が引くのも納得。以前の一輝はどこへw

    そして4巻にしてタイトルの意味を把握。
    これからは一輝が麻理亜を守る戦いが始まるのか。胸熱。

  • 前巻の箱「怠惰なる遊戯」の完結編.ミスリード連発なのは分かったけど,それでも予想外の展開.ただ最後の一輝と醍哉の暗計やエピローグはなんだかんだでキレイな部分に当てはめた感じもする.黒幕である“O”もなんか控え目な感じ.今巻で劇的成長を遂げた一輝は,麻里亜の言う通り“一輝らしくない”ほど能動的でそれが危うさと怖さに繋がるところがうまい.一輝も醍哉もカッコいいけど,このままだと次巻さらに暗い話になりそうで,それはそれで怖い.

  • 主人公の変化を成長といってもいいか悩むけれど、前巻に比べて男らしくなったなとおもった。マリアに頼らず、逆にマリアを守るようになった一輝が今までと違っていて少し違和感はあった。
     これからの展開が気になる4巻でした。

  • 王降ろしの国編完結―。

    こういう解決できたかぁって感じです。しかし醍哉の行動といい、マリアの中にいる子といい物語が動き出してきましたねー。

    醍哉とはいつか戦うことになるんだろうなぁ。

  • このシリーズ、かなり気に入った。
    1巻と2巻はそれぞれで完結したが、3巻と4巻はセットの物語。同じゲームを繰り返すという意味では、1巻と同じループものなのだが、繰り返しは4回だけ。
    これまで主人公星野一輝が一番好きな人は茂木霞だったのだが、今回でそれが変わったというか、本当の気持ちに気付くのだった。主人公はかわいすぎて騎士ってキャラじゃないような気がするが、著者のイメージでは一人を守る騎士らしい。いずれにせよ主人公はモテモテで、「もげろ」と。これ以上モテ過ぎると読者に反感を買ってしまうかもといらぬ心配をしたくなる。

  • 一輝が変わっていったから、だんだん不安になった。
    ノイタンが怖い。何を考えているか謎。

    タイトルの意味がよく分かった。
    この本は理解力が少ないと読めないかもしれない。
    面白かったが、最後ん?って感じであまり理解しないで終わってしまった。
    じっくりゆっくり読むことをおすすめする。

  • 大分、神栖麗奈ほどじゃないけど毒が

  • 3巻からの続きもの。前回でかなり盛り上げて終わったから期待して読んだ。毎回ミスリードを誘う展開を盛り込んでるんだけど、今回は予想できる展開。面白かったけど、やられたーって感覚は味わえず残念。
    終盤、1.5巻ぶりにラノベらしい日常シーンに戻ってからは、相変わらず一輝・心音・陽明の会話の上滑り感にあ~。ただ、悠里のキャラは好み。あれはいける。惜しむらくは、今後登場したとしても当て馬的役回りしか期待できないことなんだけど。

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著者プロフィール

『空ろの箱と零のマリア』『Fランクの暴君』(ともに電撃文庫)『恋する殺人オーディション』(MW文庫)など、多くの著作を持つ実力派作家。

「2019年 『利他的なマリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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