めげないくんとスパイシー女上司-女神たちのいる職場- (メディアワークス文庫 あ 2-3)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 60
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048687041

感想・レビュー・書評

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  • スーパーディレクターになると豪語する新入社員の通販会社でのすったもんだ

    主人公の数馬はやる気はあるけど、思い込みが激しく自分の職務外まで勝手に手を出すのはいただけない
    実際に周囲にこんなやつがいたら迷惑すぎて相手にしたくない
    よくクビにならないなぁ……

    スパイシー女上司の早乙女も出てくるものの、ストーリーとしてそんなに数馬と絡んでなくね?
    数馬もめげないくんというよりは傍迷惑クンだし、タイトルに偽りありかな

    ただまぁ、「太陽のあくび」の小塚が意外といいポジションで出てくる
    柿崎さんはほんのちょっとだけ登場
    ってか、この二人そうなったの?違うの?明確な記載はないなぁ



    女同士のマウンティングって、こんな業界ならなおさらあるんだろうなぁとは思う
    でも、フィクションでも見ていて楽しいものではないけどね

    それよりも数馬の仕事の出来なさっぷりがかなり気になる
    権限もないのに勝手に変えるんじゃない
    通常と違うことをしてしまったら報告しろよ
    止められた事はするな
    そもそも犯罪だそれは
    むしろその行為で会社がヤバくなった可能性もあるんだぞ?

    と、かなり納得できない

    駄目だ、小塚さんのキャラを持ってしてもこのありえなさは中和できねぇ

  • テレビマンを目指したものの就職できずに、
    やっと入れたのは通販会社。
    張り切りすぎて失敗ばかりで、やっと引き取ってくれた場所が
    コスメ部門だったが……。

  • 伝説を目指す為、空回りする日々。
    彼はあれだけの事をして回って、よくクビにならなかったな…。
    どれだけ頑張っていても、指示に従わないというのは大問題なのでは。
    無事正社員になった彼の日々も気になるな。

  • 有間カオルさんの本を初めて読んだ。
    軽くて読みやすい。
    主人公の数馬にいらっとしてしまうが、どこか憎めない。

  • 最後は力技すぐる。なにがめげないくんだよ。

  • やる気はあるのに空回りする新人君が、TV通販会社で奮闘する話。

    タイトルがアンマッチ。「スパイシー女上司」は登場するけど、色んな先輩の中の一人だから目立たない。タイトルになるほどの活躍はしていない。
    新人君の片想い相手は「スパイシー女上司」ではなく派遣社員。見た目で一目惚れする。性格もいいことはあとから分かるので、取って付けた感じがする。というか、所詮顔かよ。

    始めから新人君のどじっぷり全開なので、一番の見せ所がわからない。
    愛媛の蜜柑農家の少年達とテレビ通販のバイヤーという対比があった前作「太陽のあくび」の方が良かったなぁ。

  • 世間知らずな主人公が自分勝手な行動にでる

  • お仕事系の青春小説... なのかな? 22歳の新人男子の
    ドタバタを描いていますが、残念ながらこの主人公に
    1ミクロンもの思い入れが出来ず...正直、こんな
    新人がいたら最高に鬱陶しいし、そもそも、この
    主人公の場合はやる気が人一倍あるとは言わない。
    そしてポジティヴとも絶対言わないと思う。
    敢えて悪い言葉で言うなら「賢くない」。しかも
    悪気ないから尚の事タチが悪いw。

    なんのスキルもないのに、勝手な判断で
    勝手に好き勝手動き回るその無神経さ。
    更にはその事自体を反省するという認識すらない。
    自分が上司なら絶対仕事を振らないですw。
    仕事に対する熱も、自分がしたい事をしたいという
    熱を持ってるだけで、その仕事の本質や会社員としての
    自覚もナシ。

    よってこの作品自体をギャグ小説としてしか読む事が
    出来なかったです。こうした事を書くのもどうかと
    思いますが...流石にコレは厳しいなぁ。

  • 数馬の失敗してもポジティブなところは見習わなくては?ドタバタして楽しくTV通販の仕組みも知り得たので良かったです。

  •  今回はどうだったろう。社会人新入生が主人公だけあって、失敗が自分と重なったりして気恥ずかしくもあり、誰もが失敗したりするんだと安心したりもしました。

     タイトルから、めげないということがもっと全面に押し出され、スパイシー女上司の登場場面も多いのだろうと予想してしまって読んだために、期待はずれの感がいなめませんでした。著者の第一作、「太陽のあくび」にて登場した小塚が本作でもでてきたのでおもしろかったのですが、読後爽快というところまでには至りませんでした。

    2010/09/○○  自室にて読了

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著者プロフィール

有間カオル (ありま・かおる)
『太陽のあくび』で第16回電撃大賞メディ アワークス文庫賞を受賞しデビュー。
他に『 魔法使いのハーブティー 』、『 招き猫神社のテンテコ舞な日々 』( KADOKAWA )、 わすれな荘シリーズ ( 角川春樹事務所)、『気まぐれ食堂 神様がくれた休日 』( 東京創元社 )、『 青い花の下には秘密が埋まっている 四季島植物園の静かな事件簿 』(宝島社) など 。

「2022年 『氷住灯子教授と僕とYの世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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