魔界探偵冥王星O (トイボックスのT) (メディアワークス文庫 え 1-2)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
2.88
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本棚登録 : 141
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048687294

作品紹介・あらすじ

目を覚ました。巨大な籠の中で。扉には、大きな南京錠が二つ。わたし、閉じこめられてるのか。赤ちゃん用のおもちゃに囲まれて、籠の隅には、仮面をかぶった大男がいた。…これなに?それと、今更だけど、わたし、誰?…そうか。わたし、記憶喪失か。いや、分かってたけどね、本当は。さて。またあの気持ちいい夢に耽溺しよう。さあ、早くわたしに、狂った男の記憶を注入して。ソリッドシチュエーションホラー。

感想・レビュー・書評

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  • メモ:御影瑛路

  • 個人的にはちょっと分かりづらかった。展開は軽くて読みやすい。

  • かつておもちゃ箱の中には夢とロマンと少女が入っていました。

  • 軽い感じの語り口は読みやすかったです。
    歪んで爛れて膿んでぐちゃぐちゃになった愛とか恋とかそういう名前に似た何かの話。

    ただ冥王星Oシリーズにしなくてもよかったかなーと思います。

  • 御影繋がりで買いました。
    言い回しが独特で本来の作者らしい作品です。
    自分は少し苦手かな。
    やはりはこマリっ!のようなライトな作品の方が個人的には好きです。

  • 南京錠のかかった巨大な籠の中で目覚めた、記憶喪失の少女。
    自分が誰かも思い出せない少女の脳に流し込まれるのは、奇妙に歪んだ青年の記憶。
    少女と青年は一体誰なのか。少女を囚えた【彼ら】の目的は一体なんなのか。
    そして【窓を作る男】の出番はあるのか(…)。

    ラノベレーベルからは三冊目の冥王星Oシリーズ。
    はじめから終わりまで実にフケンゼンな作品というか…。
    モラル?常識?犬に食わせろ!と言わんばかりのキャラクター造形で、ある意味とてもラノベらしくていいと思います。
    主人公の少女が籠の中で目覚めたように、最初から閉じていてどこにも向かわない、そんなおはなし。
    結構なドス暗いストーリーなのですが、文章はキャラクターの一人称なので妙にはじけているのも今時のラノベっぽい感じですね。
    サクサク読めますが、微妙にテンションの高い女子口調(?)がうざいと感じる人もいるかも。

    冥王星Oと窓さんの出番は例のごとく少ないです。
    もはや窓さんが一番目立つ箇所が、中表紙のカラーという現実。
    まああまり活躍してもそれはそれでうざいというか、ただのチートキャラになってしまいそうなので、このくらいの出現頻度でいい気もしますが。
    でもVで見せたようなバトル展開も見てみたいかな。舞城氏の「デッドドール」に期待しよう。

    ところでこの作品はラノベレーベルなのに挿絵がないんですね…。
    内容的に付けにくい部分もあるでしょうが、やっぱりあって欲しかったなー。
    主人公のコスプレシーン(?)とか姉妹とか。ちょっと残念。

  • 文庫版の同シリーズは、バイオリンと探偵の一連の話のスピンオフ的な色合いが濃く、主要人物は一部、被っていて、設定も同じだが、全く別の話となっている。本作では、本来、人間を虫の様に意識しいている彼らの中で、非常に人間に近いものが登場し、異常者である人間にいいように扱われるという話となっているため、彼らの人間に対する絶対性が薄れてしまっている。それを除いた純粋な単品のホラーとして考えれば、異常者同士の異常な愛の形をトイボックスという暗喩で描いたもので、十分に読ませられる。嫌いな人は嫌いだろうけど。ただし、比較的、早い段階で結末が読めるのが残念ではある。

  • いままでの中では一番、面白かったし、反射神経的にも素直に読めた気がする。順序が重要なのかもしれないけれど、そこまで付き合う気はない。

  • シリーズからだいぶ脱線している。
    “ヤマト”パートで描かれる、彼の理想の恋人ノアへの「狂った愛情」と言わせたいであろう感情。この主題も、ヤマト自身もどうにも好きになれなかった。「で?」みたいな。
    でも、現実逃避しながら篭の中で遊ぶ“わたし”の毒舌たっぷりでポップな語り口調は割と好き。

  • 異常男と監禁された女の話。

    【冥王星O】関連キャラを出せばいいでしょうってしか思えない内容で、何かメチャクチャ。とても読みづらくて話にもついていけず残念です。

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