俺の妹がこんなに可愛いわけがない 2 (電撃コミックス)
- アスキー・メディアワークス (2010年8月27日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048687324
感想・レビュー・書評
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この作品のアニメは、キャラクターデザインがラノベのイラストを描いたのと同じかんざきひろさん、おまけに作者その人がシナリオを担当した回があるなど、力の入り方が尋常ではありません。
その結果、自分はアニメから入って原作ラノベを読んだのですが、全く、本当に全然違和感を覚えませんでした。逆にラノベから入ってアニメを見た多くの人も同じでしょう。原作付アニメでよく話題になる「原作レイプ」はこの作品では聞いたことがありません。(というか、この後の巻で桐乃の書いたケータイ小説がレイプされそうになりますw)
でも、同じメディアミックスであるはずなのに、コミカライズされたこのコミックは、正直満足度の低い仕上がりです。最大の原因は、もちろん絵柄。
で、同じことを多くの人が思ったのでしょう、キリのいいところで「支切り直し」(原文ママ)をしたそうです。いかにもエロ同人風のものから、萌えを意識したものに変わっています。桐乃ももちろんですが、新登場のラブリーマイエンジェルあやせたんでよりはっきりとわかります。
セクシーさを強調したいがための指名だったはずなのに「支切り直し」を要求されたいけださくらさんはむしろ被害者だったのかもしれません。でも、やっぱり「支切り直し」は必然であったように思えます。絵柄で引っかかって読み進められない、といったことは少なくなりました。Booklogのレビューを見ても絵柄を変えたことには好意的な評価が目立ちます。
でも、やっぱりまだまだ他人様におススメしたくなるような水準に達していないと思うのです。
「美少女」でないキャラ(京介など男キャラ、高坂家の両親などの若くないキャラ)や描き文字などのひどさ、ディテール命の作品のはずなのに小道具や3Dモデリングまで作ってもらった(http://blog.livedoor.jp/geek/archives/50776597.html)はずの高坂家の書き込みの甘さなど、作者はまだまだ漫画家ではなく「絵師」さんなんだなあ、と思ってしまいます。
巻末におまけでついている黒猫4コマはいい出来です。アンソロを描きなれているからなのでしょうか。
本編もこんな感じになってくれればいいのになあ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まぁまぁ面白い。
キャラがかわいい。 -
9784048687324 161p 2010・8・27 初版
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アニメよりかわいいな
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俺にもこんな妹がいたら……とは思いませんがw、いたら多分惚れるww
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TUTAYAレンタル
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表紙詐欺だぁっ!
黒猫の表紙が気に入って買ったのに本編に黒猫も五更瑠璃も出てこない・・・!
しかしあやせ。
原作で読んだとき以来嫌いな子だったけど、こんなに可愛いなんて思わなかったの。あやせ実は可愛かった! -
黒猫が表紙絵を飾ってますが本編第2巻には実質的に登場してませんでした。4pのおまけ4コマがありましたけど。さて今回は原作第1巻のクライマックスである桐乃の趣味が親バレするところから開始。いきなりセリフなしに口論する桐乃と父親なんだが原作であまり詳しく何を言ったか書いてないカラなんでしょうかね。この辺は絵的には描いてみたいと思う気持ちはわかるので原作者から少し味付けして欲しかったかなぁ。結果やや迫力不足。まあ背景がやや白いのもそんな印象を与える要因でした。
作画はほんと頑張ってます。描線の1本1本が丁寧に描かれてて気持ちが入ってることを感じます。ただ、世間の目はどうなんでしょうなぁ。背景が白い(自分も言ってたw)とか小説版のイラストと違うとかいろいろ言われたりしてないか心配。アニメの動画担当じゃないんだから原作のストーリーや登場人物の雰囲気が合ってれば、ラノベのイラストに無理に合わせることはないと思う少数派ですが、原作第2巻スタートを機に少し絵柄を修正されました。ベタに似せてきたわけじゃないんですが何かあったんでしょうね。まぁ人気がもっと出るならなんでもいいんですけど。
ともかく原作第2巻めにあたる本巻の後半は新キャラ紹介みたいな導入展開。もっと、いけださくらさん自身が感じたように好きに書いてくれることに期待したいのですが、多方面で売り出し中の人気作品だし、適当に原作をなぞるか、冒険展開させるのかと言えば前者なんでしょうね。
漫画としての巧さはまだまだな感はありますが個人的にはかなり応援してます。この絵が好きなので。