生贄のジレンマ<下> (メディアワークス文庫 と 1-5)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.47
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  • (20)
  • (4)
本棚登録 : 492
感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048689342

作品紹介・あらすじ

他人を生贄にして自らの生を得る-そんな冷酷な選択を繰り返しがらも、生徒たちは課せられたルールに従うことで精神状態をなんとか繋ぎ止めていた。だがゲームは、生徒たち自らの"裏切り"によって、クラス間での騙し合いへと発展する。友人、恋人、血縁-人との"より深い絆"が生き残りの鍵となる中で、鈴木理香という恋人を得た篠原純一だったが……。やがてゲームは最後のステージへ!戦慄のジレンマゲーム、完結編。

感想・レビュー・書評

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  • イキリ散らした主人公が救われないところが良かった!主人公補正で、他者と違う俺すげー!とはならずに、きっちり報いを受けていた点は素晴らしい。
    上巻で救済に救いがなく屋上から落下させられるシーン、中巻でクラス対抗にするために8組が他のクラスを出し抜くシーンが良かった。それだけに、人がどんどん少なくなった下巻は、尻すぼみ感が拭えず…。ふわふわしたラストだった。

  • いまいちラストがよく分からないし、疑問点も残る。
    優美は結局、主催側?

    セカンドステージがあったのは面白かったけど、ファーストステージに比べて雑感がある。

    全体的には面白かった。

  • レイがどうなったのかがすごい気になる。

  • 酷かった。
    ゲームの意味なし→ただこういう状況を
    書きたかっただけという
    アマチュア以下の設定だった。
    生き残る二人に生き残る必然性全くないし、
    理知的な人間を残すなら
    この二人は絶対ダメでしょ…
    ふと思ったけど三月に泳げるプールって
    温水?
    だったらみんなシャワー浴びに行けばよかったのに。
    てか、アナの深さに比べたら
    どう考えても屋上の方が遠いんじゃ…
    流石にそのレベルまで掘るのは難しいと思う。

  • 時間で時間をオークションするというのが斬新で面白い。

    コミュニケーションゲーム含め、終盤にきて新たなゲームが2つでてくるのも驚いた。

    で、肝心のおちは、私の想像力が足りず。
    え、結局なんだったの??

  • 50点

    『殺戮ゲームの館』が割と面白かったので興味を持って読み始めて見ました。

    設定は悪くはないですが、内面描写がくど過ぎました。
    投票やイベントで友人が死亡すると、高校生活を思い出して良いことばかりだったと感傷に浸り、ゲームの選択肢の度にそれは実は虚構で人間の本質は裏切りだと、そういう心理のループ。

    ゲームとしての設定もやや魅力に欠けるというか、ありていに言えば既に他の漫画や小説でやられている、ルールのあるですゲームに放り込まれた主人公がルールの裏をかいてクリアする、という展開で言えばルールがほとんど語られないことと運営に対しての反抗がほぼなかったのは残念としか言えません。

    エピローグで語られる内容も小説の出来事に照らし合わせてみると不可解な部分が多いのが気になりました。

  • 内容は悪くはなかったが、キャラクターがひどい。
    誰一人として感情移入できない。
    早く死ねとしか思えなかった。

    男の子はかっこよくないし、女の子はかわいくない。
    ひどい。

  • ■ 13177.
    <読破期間>
    2013/12/14~2013/12/16

  • 上巻・中巻と読んできて全体像はどうなるのか
    最終的にどう着地するのかというのが
    気になるところだったのだけど
    よくわからない終わり方としか言い様がない状態で
    ちょっとがっかりした。

  • 上中下とあったので、読むのに時間がかかるかなと思っていましたが。さくさくっと読めました。
    途中のまさかの第2ラウンドの開始、そしてボタンを押すというだけのコミュニケーション。読み始め、どういう意味を示すのか「?」だったのですが読み進めるうちに納得しました。
    人間は極限状態でもお互いを信頼しあうのが一番なのだと思い知らされました。
    それがなかなかできないのがまた、「人」なのですが。(笑)

    ラストの終わり方がいまいちでした。
    結局生贄志願者は生き残れたんでしょうか?
    あと、ゲームの真意は?
    謎に包まれたままです。
    それはそれでいいのかもしれませんが、やっぱり、気になりますよね。(笑)

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著者プロフィール

土橋 真二郎:第13回電撃ゲーム小説大賞〈金賞〉を『扉の外』にて受賞。極限状態のキャラクターの心理描写がある。著作に『OP-TICKET GAME』『コロシアム』(共に電撃文庫)ほか多数。『生贄のジレンマ』(メディアワークス文庫)は金子修介監督にて実写映画化。

「2022年 『魔法少女ダービーII』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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