カープ女子 うえむらちか&広島東洋カープ 2014年の軌跡 (-)

著者 : うえむらちか

• KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2014年11月28日発売)

感想・レビュー・書評

[masahirokatagiriさんの感想 · 2014年11月29日]

かわいい女の子なんて昔っからいたのにな〜但し彼氏連れでorz 何故か今年突如注目を浴びた「カープ女子」。広告代理店のやり手プランナーに、カープファンがいるんだろうなあ、などとヨコシマな妄想を膨らませつつも、華やかな雰囲気が作られるのは悪くない。


タレントでもある著者うえむら嬢のフォトブックのような体裁もあり、おっさんには少々手に取りづらい。しかし、中身はガチのファンブックである。ロングインタビューの相手は、打撃投手の山下氏。裏方にしっかりスポットを当てているあたりが心憎い。帯を書いたのは球団広報のおなじみ比嘉さん。マツダスタジアムでのロケもあったり、カープ尽くしの一冊。関東の書店にもカープ本が並ぶオソロシイ時代になったが、中身の濃さでは群を抜いている。


それにしても、この人の文章はその時の気持ちの動きを上手く表現していて感情移入しやすい。自分が見に行った試合もそうでない試合も、手に取るように思い出すことができる。この一冊があれば、シーズンオフも怖くない。

[azamisayuriさんの感想 · 2014年12月1日]

流行にのったと思うなかれ。中身は熱い熱いカープ本。
かなり読み応えのある一冊。試合のないこの季節にありがたい本です。
個人的には連敗脱出のQVCに心震えました。あの感動をもう一度味わいたい方はぜひ読んでみてください。