ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 10142
感想 : 1130
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048692717

作品紹介・あらすじ

ブラック企業でこき使われる隆を事故から救った男、ヤマモト。なぜか親切な彼の名前で検索したら激務で自殺した男のニュースが――。スカっとできて最後は泣ける、“すべての働く人たちに贈る、人生応援ストーリー”

感想・レビュー・書評

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  • 凄い良かったです♪ヽ(´▽`)/
    簡単な事だけど、出来なくなってる人が増え
    出来なくさせてる世の中

    まず 生きてりゃ なんとかなります
    今現在疲れてる方、これから社会に出る方、学生さん等 誰が読んでも 受け止めてくれる作品!!

    危ぶむなかれ…迷わず行けよ…行けばわかるさ
    ありがとぉぉぉぉ!!!
    行くぞぉぉ
    Σ(゜Д゜) 1っ!2っ!3っ!!
    ダァァァ…ダァァ…ァァ…(エコーかけてみた)

  • R2.5.31 読了。

     自分が今いる環境も中にいれば地獄だが、外から見れば怖くない環境ってありますね。地獄の中で必死でもがいている時には見えない別の世界があるのに。ヤマモトさんはまさに青山さんの水先案内人のようにも思えました。そしてヤマモトさんのように決して励ますことなく、傍で寄り添ってくれる存在って本当に大事だなとあらためて考えさせられた。
     また、青山さんが会社に辞表を提出した場面はすごく爽快感がありました。そしてラストも良かった。
    続編も読みたい。

    ・「お前の人生は、半分はお前のためと…(中略)あとの半分は、お前を大切に思ってくれてる人のためにある」
    ・「大丈夫よ。人生なんてね、生きてさえいれば、案外なんとでもなるもんよ。」
    ・「この世で生きていくためには、誰もが働かなくてはならない。やりがいのある仕事ばかりじゃない。理不尽なことだってたくさんある。その都度みんなが仕事を辞めてしまっては、確かに社会は成り立たないかもしれない。けれど、社会のために誰かが犠牲になる必要なんて、決してないはずだ。誰にでも幸せになるチャンスは巡ってくる。たとえ、そのチャンスの全てに気づくことができなくても、一度くらいは人生を変えるタイミングを見つけることができるだろう。それを掴めるかどうか。それはもしかしたら、その時、その人のそばにいる『誰か』の言葉によって、大きく左右されるのかもしれない。」

  • 一気読みしました
    どうして人って狭い世界の中に取り込まれてしまうんだろう

    逃げればいいだけなのにって思うけど、この本を手に取ったということは私もきっと狭い世界からでられなくなっているから

    生きていれば、、どうにかなる
    ってわかっているのに、がんじがらめになっちゃうんだよね

    どこまでも逃げる勇気を持つこと
    逃げてきた人に居場所を作れたらいいな

  • 相談できる人が周りにいることが、どれだけ有り難いか気づかされる作品。家族だっていい。公園で出会うおばあさんにだっていい。

    仕事だけでなく、私情なことであってもバランスがとれなくなった時。

    転んだっていい。
    恥じなくていい。
    包み隠さず放てSOS。

    そんなメッセージを受け取った作品。

  • 読みやすくて一気読みでした。

    仕事に対して迷走してる今、手に取った作品です。

    仕事よりも大切なことが、たくさんあると思いたいです。

    今、自分自身が幸せだと思えるかどうかが大切な事だと思いました。

  • タイトルから、さらっとした軽めのお話なのかなと思っていたら、ズシンと重かった。
    「ちょっと今から仕事やめてくる」
    そのセリフが言えたらどれほど楽になれるか…
    そう思いながら毎日働いている人が、今の世の中どれくらいいるのだろう。

    「会社辞めるのと、死ぬのと、どっちが簡単?」
    正常な心理状態なら、答えはわかりきっているはず。
    でも、どうしようもなく疲れ切って、ふらっとそちらの方に向いてしまうのか…
    駅のアナウンスやテレビのテロップで流れる、人身事故のニュース。
    そのたびに、何とも言えない気持ちになる。
    真面目な人ほど自分を追い込み、逃げてはいけないんだと思って頑張ってしまうのだと思う。

    母親が電話で主人公に話した言葉に、胸が一杯になった。
    もちろん食べて生きて行くためには働かなくてはいけないけれど、
    環境を変えるだけで楽になれることもあるはずだし、
    それは逃げることでも負けることでもないと思う。

    これはお仕事の話だけれど、それに限ったことではなく、
    生きていくって大変なことがたくさんあるし…
    自分も物事を突き詰めて考えがちなので、
    「まぁいっか」と肩の力を抜いてみることが大事だと改めて思った。

    • koshoujiさん
      うさこさん、お元気ですか。
      コロナで世界中が大変な時代になってしまいました。
      自粛期間中は本をたくさん読もうと思いましたが、3冊しか読め...
      うさこさん、お元気ですか。
      コロナで世界中が大変な時代になってしまいました。
      自粛期間中は本をたくさん読もうと思いましたが、3冊しか読めませんでしたし、レビューも書いていません。
      どげんかせんといかん!!
      と思い、昨年夏の「イタリア旅行」お決まりのハプニングをこの本のレビューにかこつけて
      「ちょっと今からイタリア行ってくる」
      というタイトルで書いてみました。
      是非お気づきになり、お読みいただければありがたく。<(_ _)>youtubeのフォトムービーもあります。ではまた。<(_ _)>
      2020/05/22
  • 「俺の人生をお前が語るんじゃねぇよ」
    「俺の人生は、俺と俺の周りの大切な人のためにあるんだよ」
    人として、前を向いて、試行錯誤しながら生きていきたい。
    「人生なんてね、生きてさえいればね、案外なんとにでもなるもんよ」
    親として、なにかの時には、子どもに笑顔で伝えてあげたい。

    追い詰めらると視野が狭くなり、自分を責めて選択肢が無くなっていく。
    そんな時に一人じゃないって思えるのは大切だなぁとあらためて感じました。

  • 思い出すことはない
    忘れられないのだから

  • 青山とヤマモトの奇妙な関係。うまくいかない時は思考が停止しがちだけど、話を聞いてくれる人がいると救われるかな。

  • こんなに気持ちのいい内容なのに、実際に青山のようにブラック企業で苦しんでいる人は、この本を読む気力すらないのだろうと思うととてももどかしい。この本を読んだからにはヤマモトを見習って青山のような人物を見落とさないようにしようと思う。

  • 昔も今も大なり小なり会社員になると不満やらストレスはあるものですが、
    最近は、雇われているから会社という組織の枠に収まらなければならない、それが社会人だ。という雰囲気は少しは、変わってきたでしょうか。
    主人公のいう
    「自分の人生は自分だけが変えられる」
    素敵な言葉だと思います。
    会社を辞めるのは確かに簡単なことではありませんが、辞めることで自分を取り戻すことができ、また新しい一歩を踏み出せる。これもまた事実だと思いました。
    生きているからこそ見える景色があると思います。

    元気をもらえる勇気づけられるそんな本でした。

  • 著者、北川恵海さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。

    北川 恵海(きたがわ えみ、1981年 - )は、日本の小説家。
    大阪府吹田市出身。2014年、小説『ちょっと今から仕事やめてくる』で第21回電撃大賞の電撃小説大賞部門〈メディアワークス文庫賞〉を受賞する。2015年、同作が刊行、小説家としてデビューする。

    本作の内容は、次のとおり。(コピペです)

    ブラック企業でこき使われる隆を事故から救った男、ヤマモト。なぜか親切な彼の名前で検索したら激務で自殺した男のニュースが――。スカっとできて最後は泣ける、“すべての働く人たちに贈る、人生応援ストーリー”

    今回読んだ本作は、著者が33歳位の時に書かれた作品になります。
    様々な理由で死にたくなった時、自分が死んだら悲しむ人がいる。
    それを忘れてはいけない。
    その辺を、しっかりと、教示されています。

    • seiyan36さん
      koshoujiさん

      こちらこそ、よろしくお願いします。
      シンガーソングライター、懐かしい響きですねえ。
      1970年代を思い出しま...
      koshoujiさん

      こちらこそ、よろしくお願いします。
      シンガーソングライター、懐かしい響きですねえ。
      1970年代を思い出します。
      2022/09/27
    • koshoujiさん
      えー、ブクログ様から「youtubeへの直リンクを張ったコメントを削除せよ!!」との警告メールが届いたので、その部分を削除して、あらためて書...
      えー、ブクログ様から「youtubeへの直リンクを張ったコメントを削除せよ!!」との警告メールが届いたので、その部分を削除して、あらためて書き直しました。ご容赦ください。
      ブクログの現在の担当者は、私がこの10年間どれほどブクログの普及に貢献してきたか知らないらしいです(笑)。

      makopapa77で検索すれば、私の真の姿が半分ほど分かりますが。

      初めまして。koshoujiと申します。
      亀レスになりますが、私のレビューに対して“いいね”ありがとうございました。
      本棚を拝見し、フォローもさせて頂きました。
      この本の私のレビューは、レビューではなく「ちょっと今からイタリア行ってくる」という旅行記になっております(笑)。

      私は数年前、ひたすらブクログにレビューを書き続ける毎日を送り、300本ほどレビューを書いたのですが、仕事が忙しくなり、最近は殆ど本も読めず、レビューも書いていません。そのうち、また面白いレビューを書くつもりですので、今後ともよろしくお願いいたします。
      2022/10/13
    • seiyan36さん
      koshoujiさん

      おはようございます。
      コメント削除要請ですか。
      そういうこともあるのですね。

      「まつりばやし」、「人生...
      koshoujiさん

      おはようございます。
      コメント削除要請ですか。
      そういうこともあるのですね。

      「まつりばやし」、「人生の扉」を視聴させてもらいました。
      相変わらず、若々しい声です。
      2022/10/14
  • 確かにスカッとするお話だった。
    社員になって働きだしたら、嫌な事があっても簡単には辞められない。特に男性は。
    この本の会社は、腹立つ奴ばかり。確かに病んでしまう。
    真面目な人は自分が悪いって思う傾向あり。
    自分1人だけで生きているわけじゃない。
    読みやすくて、いいお話でした。

  • ブラック企業で働く男が主人公
    主人公が、同級生という男と出会い
    それからのことが語られる
    仕事はどうなる
    同級生の男はいったい何者?
    あっさり読めてしまうボリュームで物語もシンプルでした

  • 自分も前職にて、主人公と同じように心身ともに疲れ果て退職した身です。だから、辛さを痛いほど理解できました。

    先のことなんて二の次。まずはそこから解放されることが必要。抱え込んでいる人に読んでもらいたい。もっとがんばれ!なんて励ましはいらない。
    2021,7.23

  • 所謂ブラック企業に就職した新人・青山が馬鹿な上司・先輩のために苦労し、疲弊し、それを助ける救世主・ヤマモトが現れる。この救世主は同様の状況で、双子のきょうだいをなくした過去を持つ。ヤマモトのサポートにより青山はこの企業を退職することを決意できる。この本ではやっぱり両親(特に母親)の存在はとても強く大きかった。今の日本、上司・同僚の罵倒はピンマイク+SNS拡散で、はい、終了ですね~。以前働いていた「みちのく帝国大学」も実はブラック企業にランクインしていたのですが、最近は良くなっていると聞いている。

  • 今までの常識をくつがえす感動の本でした。
    人それぞれの生き方を学ぶことができ、読み終えた時の爽快感と感動が渦巻き一度は読んでみてほしい本です。

  • すらすら読めた。少し自分ともリンクさせながらラストに向かい爽快な気分になれた。

    自己啓発本のようなメッセージを全面に出す小説はそもそもあまり好きではないが、なんだか素直に読めたように思う。小説の背景を調べてみると、本作は電撃小説大賞を受賞した作品とのこと。こういうのを書けば売れるでしょ的ないやらしい計算はなく、作者が伝えたいメッセージをストレートに描いたからすんなり受け入れられたのかなとも思う。
    青春パンクバンドの初期の作品のような感じかな笑

    仕事に行き詰まった人にはすすめたいなあ。

  • とても読みやすかった。
    ヤマモトが言ってた、自分の人生は誰のためにある?って言葉を、いざという時に思い出したい。

    でもなんで優は純のフリをしてたんだろ?優として隆を助けなかったのはどうして?

  • 「夢をかなえるゾウ」的な小説。

    作者も初めての本ということで粗削りなところはありが
    ・ヤマモトが誰?という謎解き
    ・最後ホロっとさせるところ
    ・続編も予想されるような結末
    がいい。

    続編を読んでもいいかなあと思いました。

    「人生って、それほど悪いもんじゃないだろ?」→そうやね。

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著者プロフィール

大阪府吹田市出身。『ちょっと今から仕事やめてくる』で第21回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”を受賞しデビュー。本作は70万部突破のベストセラーとなり、映画化。爽やかでけれんみのない文章で、読む者を元気にする。主な著書に「ヒーローズ(株)!!!」シリーズ、『ちょっと今から人生かえてくる』『星の降る家のローレン 僕を見つける旅にでる』がある。

「2021年 『文庫 真夜中のメンター 死を忘れるなかれ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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