ヘヴィーオブジェクト 巨人達の影 (電撃文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.84
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本棚登録 : 430
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048700511

作品紹介・あらすじ

巨大兵器オブジェクトが世界のバランスを支配し、物事の全てを決める。シンプルで安全で、クリーンな国際競争を行う場所。それが俺たちの『戦場』だ。こんな最前線から兵士が去っていく一番の理由は、負傷でも戦死でもなく、基地内における男女間の恋愛問題のこじれだったりする。そう。今時、戦場で死ぬなんて流行らない。-はずだったのだが、「「クソッたれ!!どこのどの辺が安全でクリーンな戦場だちくしょう!!」」爆乳美人上官フローレイティアは、今日も今日とて、ごく自然に戦地留学生クウェンサーと貴族なのに下っ端軍人ヘイヴィアの二人をオブジェクトだらけの戦場に放り込んでいた。相変わらずな二人の敵は、以前出会った「おほほ」と笑うあのエリート女と、そいつが駆るオブジェクト。ヤバそうな予感バリバリで、しかもなぜか我らがお姫様の機嫌も悪く…これが恋愛問題のこじれってやつなのか?ハイテンションな近未来アクション、懲りずに第三弾だ。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ3作目。だんだんクウェンサーのキャラが「とある・・」の当麻に近づいてるな。但し「とある・・」と違って登場人物は少なく、敵オブジェクトとの戦いがメインになる。古典的SFファンとしては、理解出来ない単語が多く、文章でイメージがまとまらない面あり。やっぱ、二次元画像のアニメがいい^^;
    それにしても、色気で勝負の筈だったおほほには騙されたなぁ、ミリンダのライヴァルと期待したが(笑)

  •  とにかく、分厚い。
     読むのに、時間がかかる!! っていう本でした。

     何せ、3戦分の話が入っている。

     物語は相変わらず、ヘビーオブジェクトと呼ばれる巨大兵器に人間が立ち向かう話――で変わらず。

     ただし、にぶにぶのクゥエンサーがあっちこっちのパイロットから求婚されてたり、アイドルに一方的に思われてたり、一大事。
     そして、やっぱり常人では思いつかないような方法で、次々に巨体を沈めていくのは圧巻。
     なんだか、どうやって沈められていったのか、理屈が書かれているけれど、ごめん、私、難しいことよくわからない……ってなるのも、変わらず、です。

     ただ、クゥエンサーとヘイヴィアのやり取りが、軽快で、絶体絶命のピンチでもやっぱり面白いので楽しいのは楽しい。
     四の五の言わずに、会話だけ読んでればいいんじゃないかな! 面白いよ!!

     っていう本です。

  • ライトノベル

  • シリーズ3作目。面白かった。今回はクウェンサーの活躍が目立った話が多いような気がした。特に「情報同盟」のオブジェクトと戦った1話目。こんな行動取ったら女性がクウェンサーのことを慕うのは当たり前だなと読んでいて納得。「正統王国」の姫様(ミリンダという名前があるらしいが本文中ではまだ一度も出てきたことが無いのは不憫)はヒロインなんだけど出番が少ないなあと思う。今後どうなるのだろうかな。図書館にあったので手に取って読んでいるが、シリーズをそろえようかなと考え中。次も読んでいきたい。

  • 不利な状況からとっさの判断で覆すというのはいつも通りなのだけれど、今回はより深刻な感じがしましたね。
    スパイや裏切り、予想を大きく超える事態への展開で切羽詰まった戦場でした。
    戦いだけでなく、勢力間のやり取りや同じ勢力内でも一枚岩ではないという面倒な事態でさらに複雑な世界情勢になってきました。これ、どう終わらせるのでしょうか。

    ツッコミ所が多いのもいつものことですけど、今回の炭鉱の中でのパワードスーツとの件はちょっと…確かにダイヤは硬いですけどね、瞬間的な衝撃には弱いっていうのは結構有名なことだと思っていたのですが。熱にも弱いのだから、爆発させてその勢いで…なんてのは無理でしょう、絶対。

    それにしても、おほほの彼女は準レギュラーくらいに登場してきているのに、未だに名前が出てこないんですね。
    今後もかなりの頻度で出てきそうなのに。
    あと、ミリタリーアイドルの彼女は、クウェンサーと再会?できたんでしょうか。てっきりそのやりとりもあるかなぁと思って読んでいたのだけれど。

  • ※興味グラフ表示させる為に入力してあります

  • 9784048700511 425p 2010・11・10 初版

  •  自軍のオブジェクトが新型に変わったんだったか? う~んこまめにレビューしないと思いだせなくなってくる

  • 典型的な「ダビデとゴリアテ」「ワンダと巨像」、そんな何冊も
    ネタなんか続くかよ、とか思っていてゴメンナサイ。
    イヤ~おもしろいですね!まだ3冊あるので
    じっくり楽しめそうです。あとがきにもあるように「情報同盟」に
    愉快なキャラが集まりすぎてますが、きっと他の勢力にも
    いろいろいるんでしょう、期待します!

  • 相も変わらず主人公がフラグをたてまくる。きっとどこかの無能力者と同じく一級フラグ建築士のタグが付けられるに違いない。いろんな勢力が絡んできたが、おほほの正体がまさかああだったとは…。あと作者の意図通りなんだろうけど各話のブツ切り感が大きい。個人的にはもう少し余韻があった方が好み。

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著者プロフィール

電撃文庫『とある魔術の禁書目録』『ヘヴィーオブジェクト』『未踏召喚://ブラッドサイン』シリーズ著者

「2023年 『創約 とある魔術の禁書目録(8)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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