マリシャスクレーム2 ‐MALICIOUS CLAIM‐ (メディアワークス文庫 は 1-2)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.31
  • (3)
  • (7)
  • (12)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 66
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048700559

作品紹介・あらすじ

センターを攻撃目標とする謎の集団。電話回線はパンク状態となるが、その裏にはセンターに精通している裏切り者がいると常光は睨む。さらに、その集団の中には凶悪なIPBCが紛れていた。出雲源一郎と名乗る男の声、話す内容は常人には耐えがたい生理的嫌悪をまき散らす。唯一、対等に戦えるはずの常光だったが、出雲にはなぜかいつものクレーム予測が通じない。出雲たちの執拗な攻撃、裏切り者の存在、その裏に隠された意外な真実が明らかになったとき!?待望の第2弾。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ハズレ覚悟で手にした前巻が予想外に面白く続編にも期待。
    期待以上に面白いと思える。現実的ではないかも知れないかあり得なくもない世界がエンターテイメント性が感じられて良い感じ。映画化とかになったら娯楽としてはヒットすると思うな。

  • クレームが凄まじくって、読んでてこっちが気持ち悪くなりそうなくらい。私にはこの仕事無理無理。でも自分の応対の改善になるように参考になる。
    まだまだ続きがあるみたいで、ほのかな恋愛?的な感じも楽しみです。

  • 2013/04/16
    往路

  • 私なら、電話切るよ。
    あの位の内容なら別に気にせず切るかな。
    切れなくなるのも分かるけど、そんなの最初のウチの話だし、切るのが正解。もしくは、受話器置いて勝手にしゃべらして放置。
    でも、面白いから読んじゃった。
    一作目の敵(客?)の方が強くない?
    今作の敵は弱いかな。
    聞かないで置いときゃ済む気がする。
    電話の仕事の話って見かけないから頑張って書いて欲しいけど、これ絶対書く方がツライと思う。
    取材してるのかな?想像だけだと、キビシイと思う。
    作家さんを応援したい。

  • 理不尽なクレームをつけて企業にダメージを与えることが目的のクレーマーと、プロフェッショナルなクレーム対応集団が戦うシリーズの第2弾。クレーマーの理不尽な要求の数々に、よくぞここまで考えたなと感心。登場人物の感情を揺さぶる内容であるせいか、読んでいると不思議と少し戦闘的な気持ちになってしまいます。基本的に好きなシリーズなのですが、本作はウエットな内容が多すぎてちょっと残念かな。

  • クレーム対応の話なのに、、、あんまり対応しない。

  • 前作と同じように極悪クレーマーであるIPBC(非人間的異常性悪質クレーマー)との対決が繰り広げられる。個人的には、前作の方が好きかなぁという感じだが、本作の毛並みが違うクレーマーも実際にはいるのだ。明らかな誘導尋問を駆使するクレーマー……意味も分からんことで逆ギレをするクレーマー……。主人公の榊原は非常に冷徹な人間に見えるのだが、実は深い愛を求めているのだろう。人間が人間を信用できなくなるということは多々あることだと思うが、榊原はクレーマーと接することにより、人間の側面に触れようとしているのじゃないだろうか。
    この『マリシャスクレーム』に関しては続編ありきで物語が進められている。まだまだ私はこの小説を読み続けていきたいなぁ……単純に凄く好きな話だ。他の出版社では、こうした物語は表面には出てこないだろう。ここまで特殊な世界設定の小説は珍しい。だから、とても好きだ。【360P】

  • クレーマー対クレーマーな対決小説の第2巻。これを読めば、電話オペレータなんて仕事は絶対するまいと思うこと請け合い。電話での会話がメインになるので派手はアクションはありませんが、今回はかなり大規模な話になりました。

  • 最初の20ページのラブコメパートいらん。

  • 続編の出る流れだったっけw?? 覚えてるようで
    覚えてない...w。でも基本的には面白い作品
    だっただけに嬉しい続編。
    主人公「榊原」と天然系女子「宮ノ内」との
    恋愛展開もいい感じなアクセントで全体的には
    前作よりも楽しめた気がします。

    メインとなる超悪質なクレーマー(集団) vs 主人公
    が属するエマージェンシー・カスタマー・センターとの
    悪意、憎悪、罵倒に満ちた真っ黒いドス黒い感情の
    渦巻く凄惨な揚げ足取りのような頭脳戦は、読んでいても
    腹の中がイヤーな気分になってきます。今回の敵の
    中ボスキャラも王道な卑怯な手口を駆使するも、「榊原」の
    超人的な王道ストロングスタイルで真っ向勝負に
    不覚にもカッコええ...と思ってしまいました。

    惜しむらくは、登場人物の呼称が時と場合によって
    苗字だったり、名前だったりがごっちゃになっていて、
    書き手が区別してその呼称を使う意図があまり伝わらないかも。
    ただ単に...読みにくかったっす。

    まぁ...それを差し置いても読み応えあるクレーム小説wでした!

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

福井県出身。電撃小説大賞で見い出され、メディアワークス文庫にてデビュー。『マリシャスクレーム』『鴨川貴族邸宅の茶飯事』『舞妓さんと怪盗大旦那』など著作多数。小学校入学までを石川県金沢市で過ごす。東京に出て作家デビュー後、とある事情から京都に移り住む。現在は長野在住。

「2017年 『装幀室のおしごと。 ~本の表情つくりませんか?~ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

範乃秋晴の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×