- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048702362
作品紹介・あらすじ
塔に囚われた煉獄の姫君-アルトは、牢獄でかつての友と邂逅する。王宮に囲われた少年騎士-フォグは、自らの出生と向き合い、まだ見ぬ妹の存在を知る。アルトの友でありフォグの妹でもあるその『彼女』は、鮮血と混乱、狂騒と悪意を引き連れ、再び瑩国へと降り立った。彼女の策略は"煉禁術"で造られた偽りの人間たちを闇へと誘い、未曾有の連続殺人事件を引き起こす。その渦中へ飛び込んでいくことを余儀なくされたアルトとフォグが、戦いの果てに見るものとは-?策謀と毒気が渦巻く都市"匍都"で繰り広げられる薄闇の幻想物語、第二幕。
感想・レビュー・書評
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一巻に続いて暗くて痛くて救いがくていいわー、とくにイパーシがキリエを殺すシーンとか、あれはヤバイあんな状況だと快楽殺人に目覚めてしまいそうだ。
暗い雰囲気がとても味があるんだけど、気になるのは二巻の時点とはいえ、物語の終着点が見えない。アルトとフォグは日の下に出られるようにはならないだろうし、あの世界観が変わることもないだろう。とすると作者はこの物語をどう言う方向に持っていくつもりなのか、それがちょっと気にはなる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一巻よりも狂喜に満ちたストーリー。小さな違和感が大きな展開となり進んでいく様はこの薄暗い世界観にのめり込んでいる読者を十分に楽しませるものだろう。
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ほほう、なんか容赦ないなぁ。そういえばこの人の話はそういう感じだったかも。ベタな舞台設定になれてしまえば、結構痛快娯楽活劇なのかも知れない。あ、容赦ないから痛快ではないのかもね。ダークな味わい付きという感じ。
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熱い中二バトルは大好きです。
あと姫様可愛い。 -
少しグロテスクな描写もありますが、おもしろいです。
レキュリィがお気に入りです* -
雛の個体が出てきたことで、いろいろ関係性はわかるけれどツンデレなんかいなとも思ったり。相変わらず人間離れしてるんだなー ヒロインの子はもう少し自由に動かせないのかな
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安定の煉獄姫。面白かった。
キリエはともかくアイツも生きてたとかむちゃくちゃだなw
色々怪しい方々ばかりで気になって仕方ありません。
そんな中でアルトを押してくるから油断ならない(ただ、前回と比べると出番が少なくて少し不満)。
キリエと敵として再会したアルトはどう彼女と向き合うのか、ひ読んでのお楽しみで。 -
やはり文章も設定も安定しているため、安心して読むことが出来ます。
全体的にダークで殺伐としていますが、最後のアルトとフォグのやり取りがとても微笑ましかったです。 -
相変わらず読ませる綺麗な文章書くわこの人!
でも2人が強い理由が……なんだかシンプルすぎる。
もちっと納得できる説明ほしかったな。