- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048704182
作品紹介・あらすじ
「ストレンジサイケデリコ」こと彩家亭理子は、その名の通り千光高校きっての有名な変人であり、変わった愛情を持った者が集まる「変恋部」の部長である。そんな変人マスターが「愛しいね」と目をつけたのは、春になると死にたがると噂のクール系男子・神宇知悠仁だった。理子は悠仁の言動が「変愛」に関係しているとにらみ、興味を持つのだが…。『月光』と同じ世界を舞台に新たな登場人物が紡ぎ出す異色の青春"変愛"物語。
感想・レビュー・書評
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2冊。同著者の前作『月光』と同じ学校だったこと、2巻目を読んで分かった。『月光』はかなり前に読んでいたので、ほぼ全部覚えていない。これから読む人は『月光』に続けて読むことをお勧めする。
で本作は1巻目は希死願望男子がとんでもない危ない奴で緊張感ハンパなかった。彼に嫌悪感。自分は死のうが生きようがどうでもいい、からといって他人を殺すのもどうでもいいという思考回路、無敵の人そのままじゃん。でも彼以上に頭のネジが弾け飛んでるのが理子。彼女の同情や慈悲の気持ちは完全ゼロで、好奇心のみで無敵の人を質問責めにするところは読んでいて清々しい。
2巻目は法廷劇の様で色々仕掛けがあって驚かされた。ここで『月光』の月森葉子登場。"あばずれガール"のマリリン先輩良いね。この作品自分の欲望第一の人しかおらんのじゃなかろうか?なお、2巻の死にたがり君は良い奴。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主要登場人物のほぼすべてがなかなか厄介なしゃべり方をしますね。
そんな中ですごく普通な優衣さんが、むしろ特別に見えるぐらい。
この現実でのあり得なさこそ、ライトノベル的なしゃべり方と言えるかもしれない。
謎の超人的パワーにしてもね。
場慣れだけで片付くのかね、その格闘能力は。
まあしかし、一番すごいのはその名前ですけどね…。
落語家か?
だけど、そこが面白い。
いや、面白さの要はそれとは違うところにあるので、そのうち名前やしゃべり方は気にならなくなると言った方がいいか。
でもまあ、やっぱりなかなか面倒だろうなと思うよ、このしゃべり方の人が近くにいたら。 -
前回の月光よりは、正直期待はずれでした。残念・・キャラの名前はヒドイ(いい意味で) 設定も割りと受け入れられた。よくある設定で、ここからの話の広げ方で色々と個性が出てきたり、面白さが出るのだと思うのだけれど・・
なんか読みづらいのよね(´・ω・`) キャラの掛け合いとかもあまり魅力に感じれなかったし。基本、頭のおかしなキャラや気が狂った変なキャラは読んでいてナニをするのかわからないから、読んでいて面白いのだけれど、先がことごとく読めてしまって、妙に冷めてしまったという感じはある。
おそらく2巻を買うかは、気まぐれだけれど新しいシリーズに期待したいかな? -
途中までは「こんなもんか」と思っていたが、理子と悠仁の対決、その後の告白と続くといいなって思った。理子の性格は常識からはずれているけど、真ん中に一本筋が通ったもの。カラーイラスト、特に表紙はいいのだが、モノクロと差がある。白いな~。
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キャラの振れ幅の大きさにちょっとついていけませんでした。
理子もエキセントリックぶってるちょっと変な人、くらいにしか思えず、いまいち魅力を発見できませんでした。もっと突き抜けた変人が見たかった。
その点、前作の月森は終始一貫したイカレっぷりで、壮絶に美しかった印象がありましたが。。。
サブキャラももう少し掘り下げた話があればよかったのかなぁ、と思いますが尺がきびしいですかね。 -
・表紙のカラーイラストが素晴らしい一方で、挿絵のモノクロイラストは非常に残念
・キャラが痛々しい話ってどうしても苦手
・ところどころの映画ネタがくどい
・だめだ私は同性愛に寛容になれない。気持ち悪い
・さなについてのオチは予想通り。続刊はこのあたりがメインになるのだろう
・ゆうじんの心変わりもやりすぎな気がして乗りきれない
月光の方が万倍よかったなー -
なんかしらないがびっくりするぐらい読みづらかった。
文章がぶつ切りでテンポが悪いとか、そんな理由じゃないかな、と思う。
どこ褒めていいのかわからない。