ソードアート・オンライン8 アーリー・アンド・レイト (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 2823
感想 : 110
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  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048707336

感想・レビュー・書評

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  • 今回は、中編2編、短編1編という構成です。

    「圏内事件」は、キリトがSAOの世界に閉じ込められていたときの話です。安全圏内でプレイヤーが殺されるという事件が起こり、キリトとアスナは事件の目撃者であるヨルコという少女から得た情報をもとに、事件の真相を明らかにしようとします。殺されたカインズというプレイヤーは、かつてヨルコとともに「黄金林檎」というギルドに所属していましたが、レア・アイテムの処分方法をめぐって対立が起こり、ギルドのリーダーが謎の死を遂げていたことがわかります。

    「キャリバー」は、「ALO」のゲームで伝説の聖剣「エクスキャリバー」獲得のクエストがはじまり、キリトをはじめおなじみの登場人物たちが挑戦する話です。これまでの主要キャラクター総出で、にぎやかな内容になっています。

    「はじまりの日」は、キリトがSAOの世界に入ったばかりのころの出来事をえがいた短編です。

  • 特にエクスキャリバー編のクラインが面白かったです!!

  • うーん、短編も悪くはないけど長編の方が好きかな。

  • バラエティに富んだ短編集。

    アニメでは理解が追い付かずに爆笑しながら観ていた『圏内事件』ですが、原作では推理に必要な情報は事前に公開されていることがよくわかり、意外とフェアなミステリだったのだなと。ここらへんはまぁ表現方法の差なので難しい所ではありますね。

    『キャリバー』は、珍しく生き死にのかからないフツーのパーティの様子が見れるライトな読み口。それでもまぁ死に落ちを避けるための危機設定はあったりする。

    『はじまりの日』はまぁ、SAOのサツバツっぷりを改めて思い知らされる一編。

  • ヒースクリフとランチしてたとは…笑

  • 短編集。

    ・圏内事件
    SAOをクリアする前、アインクラッドで起こったプレイヤー殺害事件をキリトとアスナが調査するお話。
    叙述トリックを仕込んだミステリ仕立ての探偵もの。
    シリーズとしては異色なエピソードなんだろうけれど、ファンタジーもののサブエピソードで探偵調査ねたが使われるのは、実はそれほど珍しくもない。
    途中飽きて読むのを中断しちゃったんで印象が薄い。

    ・キャリバー
    GGOエピソードの直後、ALO世界でレア装備のエクスキャリバーを入手するためにがんばるお話。
    過去のヒロインがそろい踏みだけど、やっぱり超モブキャラ扱いがひどい。
    過去のエピソードではそれぞれがメインヒロインを務めたってのに、ホントただ参加してるだけで扱いが軽いよなぁ。
    まだクラインの方が目立ってるぞ。
    最後の最後でシノンが少しだけ存在感を主張してるけど、あれくらいの主張を他のサブヒロイン達、リーファやシリカ、リズベットあたりにもやってもらいたいもんだ。
    作者は過去ヒロインへの愛着ってないのかねぇ。

    ・はじまりの日
    SAOが始まった直後のエピソード。
    この手の、主人公が異世界に放り込まれるタイプの物語って導入部が一番楽しめる。
    ということで、8巻ではこの短い書き下ろしエピソードが一番楽しめたかもしれない。

    このSAOシリーズ、時系列がやたらと前後する。
    物語がつぎはぎだらけなんで、あちこちに矛盾が生じるし正直読んでいても面倒くさい。
    作者があとがきで述べている通り、物語を一から時系列どおりに並べなおして不足部分を補完する形で世に送り出して欲しかったな。
    めんどくさいからやらなかったとか言ってるけど。

  • ラーメンもどきのくだりで、ヒースクリフが「なぜこんなものがあるのか」と嘆いていたシーンが何故か一番印象的です。創造主の想定すらも超える、未知の味だったんでしょうけど、本当にどんな味なのだろうか。

  • 短編集。SAO好きなら楽しく読める。

  • 圏内事件。ヒースクリフ団長のラーメン感想が愉快(笑)

    それにしても世界を一つ創り上げるって大変だろうけれども面白そうだなあ。そこには一つの法則があり、目的と動機も付随している。確かにそうなるとそこに住む住民が欲しくなるのかもしれない。中々危険な欲望だなあ、実際。

    ALOはなんだか昔取りつかれたように神話とか伝承とか読んだよなあみたいな記憶が蘇りました。最終的にカーディナルとも対戦するのかな?なんだか後衛にまわった明日菜ちゃんよりも閃光様の突入の方が個人的には好きだな。うん。というよりもSAO一巻あってのシリーズなんだなあとなんとなく痛感しました。面白かったです。

  • アインクラッド、アルヴヘイムの番外編の短編集。

    ゲーム内の死が現実の死と直結するデスゲース
    ソードアートオンライン。
    その中で決してHPがへるはずのない“安全圏”である街中で
    プレイヤーが殺害される。
    プレイヤーキルだと仮定しても手段がわからない。
    調査に乗り出すキリトとアスナだったが…(圏内事件)

    ALOで伝説の剣“エクスキャリバー”発見の報に
    一度獲得を諦めたキリトは再度挑戦するが
    それには壮大な裏イベントが待ち構えていた…
    (キャリバー)

    SAOがデスゲームであるとわかり
    プレイヤー達が絶望する中、キリトは真っ先に
    街を飛び出していた。SAO最初の一日のキリトを描く。
    (はじまりの日)

    圏内事件はヒースクリフとこんな風に話したり
    ラーメン(的なもの)を食べたりしてたんだなぁと
    思うとなんだか可笑しい。
    確かにゲームとはいえそこにいるのは人なので
    レアドロップなどで憎しみ合いや殺し合いも
    起きるのかもしれない…命がかかっているなら尚更。
    ミステリファンはなんだよ!と怒るかもと
    あとがきにありましたがMMO内のミステリとしては
    面白いトリックだなぁと思った。

    キャリバーは緊迫感はないけれど
    今まで話をすすめるために
    多少削られていたMMOらしいMMOの
    ゲームの面白さや魅力が見れて面白かった。
    スナイパーでありアーチャーであるシノンが
    本当に格好良すぎる…!

    はじまりの日はβプレイヤー同士だからこそ
    わかる思い、憎しみ。
    NPCの少女に涙をこぼすキリトが悲しい。

著者プロフィール

第15回電撃小説大賞《大賞》受賞。受賞作『アクセル・ワールド』にて電撃文庫デビュー。代表作『ソードアート・オンライン』は全世界累計発行部数2,600万部を突破。著作は60冊以上におよぶ。

「2023年 『デモンズ・クレスト2 異界∽顕現』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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