ゴールデンタイム3 仮面舞踏会 (電撃文庫 た 20-18)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 663
感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048707350

作品紹介・あらすじ

はれて彼氏彼女の関係となった記憶喪失男・多田万里と、自称完璧なお嬢さま、加賀香子。幕が開けた二人のラブラブな日々は、天然だったりやっぱり完璧志向だったり。一方で、万里は過去の関係が白日のもとに晒されたリンダとは真っ直ぐ向き合えずにいた。そして凹んだ男が一人。柳澤光央は一年生会での盛大な自爆のため深く落ち込んでおり、そんな彼を励ますために万里の部屋でお泊まり会的イベントが発生するが-!?青春ラブコメ第3弾。

感想・レビュー・書評

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  • 大学生羨ましい物語。羨ましさと懐かしさ。
    「こういうのは、自然に! …パリで!」ってのが面白かった
    毎度毎度次巻を気にならせるのがうまいなーと思う

  • まさかの展開。ここまでドキドキハラハラするラブコメは久々だなあ

  •  「初めて男の子とそんな事態になるとしたら、それは絶対パリだよね、って。恋人たちの街、パリ。エッフェル塔の見えるプチホテルで……心から愛してる人と……。運命の、一夜だよ。」

    馬鹿っぽいんだけど、寂しさを感じたり郷愁を感じたりしてしまう。
    見ていたいんだけど、見ているのが痛くて恥ずかしくて、でもつい見てしまう。
    この人の作品はいつもそんな感じ。
    先も気になる。

  • ライトノベル

  • うぁあ、ラブストーリーしているよ。そして、実に人間臭い、あるいは等身大だ。人間の行動や感情は、単純に白黒つけられるものではない、愛や恋という等しい感情が根っこにありながら、その行動が、嫉妬にまみれたり、一途で健気な行動に転化したりなど、実に複雑なものである。記憶喪失という万里の疵が、その振幅度合いを増し、万里を必要とする香子(おそらくリンダも香子と同じように思える)の感情や行動にもシンクロして、振幅を大きくする。弱さと強さを兼有する人のありようが丁寧に描写される。

  • 無事に始まった、うふふあはは生活。
    しかし友人は、前回のお酒の席での問題で
    非常に落ち込んでいた。

    大人の態度がとれず、反射的に逃げてしまう。
    それを指摘している方も、わたわたと逃げてしまう。
    どっちもどっち現象が起こっております。

    そんな状態の横で、うかれまくりハイテンション彼女。
    2巻のまさに続きから始まったので
    両親がお引き取りに登場してましたが
    さすが両親…娘に慣れてます。
    しかも親公認(?)ストーカー体質。
    完全に疑われている娘に笑ってしまいましたw

    今と昔の感情がごっちゃになっていく最後。
    あったはずの物がなくなっている状態。
    おかしかった彼女。
    総合すると…当然、ばれました、ですね?

  • リンダと仲直りする、千波とヤナが仲直りする、宅飲みをするの巻。大勢での安さ重視飲み放題つき飲み会や宅飲みの描写が続き、大学時代を思い出して懐かしくなった。その反面、高校生などお酒でのバカ騒ぎを経験したことがない人はよく分からないのではと思う。
    万里の記憶喪失についても、流れを追っていくことはできるし気持ちはそうなるだろうと想像はつくのだけれど、やはりいまいち実感が湧かない。恐怖や罪悪感など色々あるのだけれど、「だろう」で終わってしまい心まで届いてこず、実感できない。幽霊の気持ちを想像できても実感はできないのと同じ。
    高校時代の多田万里が戻ってきているので、そこを楽しみに読もうと思う。最終的に高校時代と大学時代の万里が融合して万事解決みたいになったらお粗末でいやだな。そこら辺は重いの待ってます。

  • プロローグにて。
    リンダの家には兄がいる。
    この兄が結婚する事なったが、リンダはそのお相手の浮気現場を押さえる。
    が。見なかった事にすると。


    晴れてカップルとなった万里と香子。
    出だしはのっけから警察にお世話になるという展開。
    香子は『色ボケ娘』と親に烙印を押されている…。
    ヤナ(柳澤)が髪の毛脱色+パーマをかけて登場。
    千波を見てダッシュで逃げる。
    そんな万里もリンダを見てダッシュで逃げまくり。
    隣に住んでいるのがNANA先輩だと発覚。
    NANA先輩に悩み事を打ち明けていたリンダ。
    ウザいという事でNANAの策略にハマりリンダと話し合いを持つ事になる。
    万里の過去を知り、語るリンダ。

    本当に仲が良いだけの二人の間柄だったのかは確信が持てず。

    香子から『光央がピンチかも』と依頼を受けてヤナの部屋に向かう万里。
    万里は着いて早々ヤナさんを助けた。
    上級生の押掛け女房がその場にいたのを追い払い、部屋を掃除して、万里の部屋へ。
    二次元君も誘ったら、もれなく香子が付いて来た。
    その場で香子は千波に連絡を入れ、今から来いと。
    結果万里、ヤナ、二次元君、香子、千波というメンツで飲んで。
    深夜起きてしまった万里は、サッシが開いた音を聞く。
    リンダにメルすると、隣のベランダにいたのはリンダ。
    砕けた調子で話しながら『俺は帰りたい』と吐き出す万里。
    果たしてその言葉が、本当の意味を持つのは…

    lastで反転したのは香子との関係。
    万里は香子がどうしてぼーっとしているのか判らず。
    香子は『私の事をまだ好きか?』と聞いてくる。

    幽霊の万里は自分の体を手に入れて。
    リンダを想いながら、名を呼びながら、今の自分と過去の自分を見比べようと、実家から持ってきた写真を探す。
    それは、忽然と消えていた。



    自分の子供がこうなってたら…想像したくないな。


    相変わらずのハイテンションラブコメです。
    竹宮節が唸っております。ハイ。

  • ■よかったところ
    こうなることはわかっていた! と思うのに、香子とうまくいってよかったね、と思わせるところがすごい。
    それと同時にリンダは!? と相反する感情をもつ主人公(体は1つ)にやきもきしてしまう。
    恋愛を丁寧に描いているので、気持ち的にいい意味で忙しくてどんどん次が読みたくなる。
    こんなお話書きたいな、と素直に思える。

    ■悪かったところ
    しいてあげるならば、香子とヤナっさんの関係がもやっとしているのが気になる程度。
    香子がヤナっさんに優しいのを見るのは心穏やかでないのだけれど、小さい頃の関係性がもうちょっと見えていたならばすんなり受け入れられたのかも?

  • 9784048707350 249p 2011・8・10 初版

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著者プロフィール

作家

「2023年 『心臓の王国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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