なれる!SE (5) ステップ・バイ・ステップ?カスタマーエンジニア (電撃文庫)
- アスキー・メディアワークス (2011年9月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048708098
作品紹介・あらすじ
「あんた西日本と東日本どっちが好き?」唐突に投げかけられた立華のなにげないその質問が過酷な出張行脚へのはじまりだった。東西二手に分かれた立華と工兵に課されたミッションは、他ベンダーより請け負った通信機器の現地設置作業。簡単に思えた業務だがすんなり行くわけないのがこの業界。理不尽な行き違いや手配ミスが次々と行く手に立ちふさがり、限られた権限しか与えられていない二人は難儀することに。そして最後に辿りついた先はなぜか工兵の実家。工兵の妹も登場して事態は混迷の度を深めるが!?話題の萌えるSE残酷物語、第5弾。
感想・レビュー・書評
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CEの世界の仕事をやった時代を思い出した。契約形態がどうであれ、最終的なお客様を相手に仕事をする気持ちを思い出せて、なかなか興味深く読めた。
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カスタマーエンジニアという現場の大切さ。
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今度はエンドユーザーと関わるCE.いろんな経験していますね。。梢さんのご実家に行くことになるかと思ったら、立華さんをご両親に紹介することに。仕事の面でも工兵君はどんどん凄みを増しているような気もします。
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今回は出張のお話・・・じゃなくて、「現場」のお話。
カバーの女性が、どんどん怖い人になっていくのが面白い。その辺りのお話はいかにもラノベである。
話の構造的にはすでにパターンになっているが、それでも全然問題無く読める。
普通に仕事をしていて、苦しいこともそりゃあるけど、楽しめたり充実感があるんだよ、というのを伝えているなかなか良い物語だと個人的には思う。
ちょっと滑稽な部分もあるが、「どうせフィクションでしょ」と笑えない現実が確かにある。 -
できるなら現場レベルでもリスク管理しておきましょう。
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工兵のスーパー新人っぷりは今回は明確な出番なしのため、ちょっと感情移入できる。いわゆるお仕事小説っぽい雰囲気もあるが、(たぶん。そう信じたいが)現実にはまずなさそうな無茶なスケジュールに、突っ込まざるをえなくなってしまうところが、まあコメディとしか読めない感じではある。
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だんだんフィクション性が強くなってきたかも(まあ、そうしないと読むに耐えない話になってしまうかも知れないが)
しかし、手配ミスとかいい加減な作業指示とか、現実にありそうなことも散りばめられている。
最後に出てくる「現場からの感謝」、これは本当にそうだと思う。