探偵・日暮旅人の贈り物 (メディアワークス文庫 や 2-4)
- アスキー・メディアワークス (2011年10月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048709941
作品紹介・あらすじ
目に見えないモノを"視る"能力を酷使し、倒れた旅人。陽子と灯衣は夜通し看病するが、2人が目覚めた時、旅人の姿は消えていた。陽子たちが心配する中、旅人は感覚を失うきっかけとなった刑事・白石に接触していた。そんな時、白石の息子が誘拐される。それを旅人の仕業だと踏んだ白石は、陽子を連れ去るという暴挙に出て!?果たして探偵・日暮旅人は『愛』に触れることができるのか。灯衣と母親の物語『愛の旅』を含む全4編を収録した、感動のシリーズ完結巻。
感想・レビュー・書評
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とりあえず第一部完結。
思いのほか入り込んで読んでしまいました。
ダークな内容の割にはスッと読めてしまうし、かといって薄っぺらな感じが無い。
まあ、最終的には“愛“なのだよ。というクライマックスも、「きっとそうなるんだろうけど」と思いながらひねくれて読んでも涙腺が決壊しました。
ただ、雪路顧問の悪事とかモヤモヤする謎も残っているからその辺は第二部に持ち越しなのかな?
このシリーズは読破してみたいです。
気が早いけど、年末年始はドラマ版観よう。
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ちょっとつめこみ過ぎたかな、という最終巻。
そこまで感情移入できなかったけれどセカンドシーズンものがあるようなので読もうと思う。
という事は何のかんの言いつつそこそこはまってしまったのかな。。。 -
1章完結巻。
旅人は18年前の真実を知ろうとしていた。
旅人の視覚以外を奪い、旅人の幸せをも奪った事件の真相を。
その場に白石がいたことを旅人は記憶に刻んでいる。
しかし白石の息子が誘拐され、陽子先生までもが誘拐され
状況は一変。二人に危機が!時間が無いと焦る焦る。
そして、ピュアな想いに久しぶりに震えましたよ。
が、感動させておいて、サクっと終わってしまった。
そして、灯衣と母親の物語が始まるのだけど、
いきなり展開が変わるから混乱してしまった
これもまた、何て哀しいお話なのでしょう。
それにしても、旅人と、周りにいる主要人物達の関係を考えると
物凄く複雑なんですけど・・・ -
シリーズ4作目。完結。
旅人の過去の出来事も、これで精算されたという事かな。
灯衣ちゃんの過去についても掘り下げられていて、これまた重い話ではあるのですが、、、。
所々で涙腺刺激されつつ読了。
少し含みを持たせた終わり方だと思っていたら、何やらセカンドシーズンがあるのですね。
そちらもいずれ手にとってみたいと思います。
それにしてもこのシリーズは表紙とのギャップが凄い。 -
気にはなったが、思っていた終わり方とは気持ち違ったか。
それでも楽しませてもらいました。
普通の人間が“愛”云々を語れば、そいつぁキザなんだろうけど、この作品のアンタが“愛”を語れば、グウの音も出ない。
やるねぇ〜
おっちゃんは、人間が不細工だわ -
陽子が出ない方が私はすごく安心して、作品の世界に入っていける。
旅人的には陽子は大切な存在なんだろうけど。
ファーストシーズン通してずっと陽子がうっとうしくて。
歯を食いしばりながら読んだ感じw