- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048724852
作品紹介・あらすじ
小畑洋助、12歳。海洋生物学者の父・徹郎とふたり、フィジー諸島はパゴパゴ島に移り住んですでに3年になる。洋助はある朝、ジェットスキーを駆っての通学の途中、珊瑚礁の潮だまりにひとつの生命を発見した。それは、今から6500万年前にこの世に生を食んでいたプレシオザウルス、その末裔だった。そしてその奇跡の生命は洋助の侘む前で両眼を瞠き、やがて歓声の産声をあげた。洋助はこの瞬間からクーの母親となった。しかし平和な日々は長くはなかった。クーの存在そのものが、フランスの核実験実施の鍵となるとは誰が想像しただろう。洋助と徹郎は、フランス諜報機関SDECEの襲撃を前に、銃をとった。クーのために。友情のために。愛のために。文壇を猛攻する気鋭が贈る、渾身の海洋冒険ファンタジー。
感想・レビュー・書評
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── 景山 民夫《遠い海から来たCOO 198804‥ 角川書店》直木賞
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4048724851
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── 小川 知子&景山 民夫・共著
《宗教の反撃 ~ 講談社フライデー事件と裁判のすべて 199309‥ 幸福の科学出版》
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4876881960
(20190519)
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請求番号:913.6/Kag
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友人のお母さんから借りて。
名作。
我が家のプードルの名前はここから取りました。みんなに「どうするアイ●ル?」ってきかれるけど違うから!! -
第99回(1988年上半期)直木三十五賞受賞作品
1993年に日本テレビ開局40周年記念作品としてアニメーション映画化
プロローグが力強い。後半からのやや血腥い冒険活劇(キャラクターの無謀な行動にハラハラしながら思わずツッコミを入れてしまう……)よりも、南島の生活やかわいい赤ちゃんCOOの育成を描写する前半部が心ときめいて好き。ストーリー展開は王道ですがそれがいい。 -
確か、映画化されましたよね。
少年と動物(恐竜)という鉄板的なストーリーですから、子供にも分かりやすい。
「のび太の恐竜」を思い出しました。
映画化されたのも、納得できるストーリーでしたね。
ただ、半素人の若い女と素人の親子にいいようにやられるフランスの特殊部隊って、どうなの?、と思いましたが。 -
たしか小学校の頃の課題文庫とかいうやつだったな。やっと読んだぜ。
あの時は確か読まずに適当な感想文書いたけどな。 -
海洋学者を父に持つ少年が偶然、絶滅したはずの
プレシオザウルスの幼生を海で保護したことから始まる物語。
SFのつもりで読み始めたので失望はしたが、
少年の成長物語としては満点。
ファンタジックなストーリーを素直に味わうべきだろう。 -
直木賞 7版
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アニメを小さい頃見たのが最初です。
海のあるところで暮らしたくなる。
泣けます。