- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048725156
作品紹介・あらすじ
十二年前の夏、"蔦屋敷"と呼ばれる熱海の洋館で僕は白いドレスの少女百合に出会った。そして今、僕の目の前に百合が居る。動かなくなった体を横たえ眠っている…。華麗な舞台装置、耽美な物語世界を独得な個性で描く、横溝賞受賞女流の受賞第1作長編ミステリー。
感想・レビュー・書評
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最初から最後まで、何が真実で何が嘘なのか分からなくなる。
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人って、満ち足りていたら、そこから生まれてくるものってあまりないと思う。
足りないから探し求めて、欠けてるから補おうとして、現状を変えようと頑張る。
自分を満足させるために奮闘するのが、人生の目的の一つかもしれない。 -
服部まゆみさんの小説は私にはとても読みやすいです。
主人公の心向きとかの描写が適度にねちっこくて気持ちいい。
服部まゆみさんの小説を一八八八以降は発刊順に読んでます(たぶん)。
どれも面白い。楽しかった順も今のところ読んだ順と同じで、一八八八→時のアラベスク→罪深き~の順かな。 -
服部作品の中で一番好き。
救いようのない話しではあるが。
装丁が美しい。
書影が出ないのが残念。 -
とあるお屋敷の兄妹と、画家の僕の夏のお話。
優雅な雰囲気がとても好き。
最後がなんだかすっきりしない終わりでそこが少し残念。
もう少し色々説明してくれて良かったのに。
ぼかされたとこがなんか気持ち悪い感じでした。
少し前に文庫が出たので新しいのかと思っていたら、結構古い(それこそ発売当初生まれてないくらい)ので驚きました。