イビサ

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 65
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048726894

作品紹介・あらすじ

旅は、パリから始まった。姦淫、交霊、殺人、愛…、マチコは経験していく。彼女の魂は、やってきた時とおなじように、今、また不変のまま立ち去っていくのだ。傑作長篇小説。

感想・レビュー・書評

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  • W杯決勝で決勝ゴールを決めたドイツのFWがイビサでパパラッチに撮られていたからか?
    ふいに読みたくなって書棚から引っ張り出しました。

    あとがきにあるように、
    破滅的なストーリーでしたが、決して暗い話でもなかったです。

    「麻薬や宗教や芸術やセックスは、自分と向かい合うのを避けるために存在している」のだそうです。
    「これを書くときにはフルパワーをかけ、ターボチャージャーまで使った」そうで、さすがに文章に迫力を感じました。

    あとがきに月刊カドカワ編集長見城徹、が出てきました。
    そういう時代だったんですね。

  • 退廃的。幻想的なところもあり、なぜか思わず背筋を正してしまう本。

  • 村上龍の小説中マイベスト3の第2位。クローム鍋の描写は何度読んでも凄いとしか言いようがない。文庫版は旅の友にしている。

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著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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