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みんなの感想・レビュー・書評
読むたびに淡々と切なさを描くのが上手な作家さんだなぁと思う。もう他界され、作品が増えないのがなんとも悲しい。
不器用な男の人と彼をとりまく3人の女の人の話。
最終的に前を向いて、上を向いて歩いていけそうな内容だったのがなんだか嬉しかった。
人間ってつくづく不器用だよなぁ。
とても寂しい本。ラストに救いがあるけど、それでも心がシンとする。人を観察し、何をやってもらいたがっているのか何を言ってもらいたがっているのかをいち早く察知し、それを行動に移す。人の好意を得るために、人に嫌われないために。勝利を「ショーリ」と呼ぶのが、とても乾いていてその渾名自体が寂しい。―「さようなら」を言えないのは相手のことを傷つけるのが怖いからで、傷つけるのが怖いのは嫌われるのが怖いからだった―読むときの心理状態によって評価が変わりそうな本。今日はとても、この本を読むのにいい日だった。
この本は、深い!そしてリアル。 <BR>
勝利みたいな男の人って、実際にいると思うんだよね。 <BR>
本当はずるくて、でも魅力的で、みたいな。 <BR><BR>
「人を信じるのは狂気の沙汰だ。ふつうのことではない」 <BR>
好きになった男を信じるっていうのはすごいことなんだな、って思った。 <BR>
どうしようもないところまで好き、なのかな。 <BR>
そんなにまで勝利を好きで、
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「信じたい」とか「信じよう」とかではなくて「信じることにした」<BR>
圭子も、圭子にそこまで惚れさせた勝利もすごいと思う。
「人間なんて信じられるものではない、ということにどこかで気付いてはいながら、それでも人が人を信じたい、信じようと思ってしまうのは、とどのつまり寂しいからだ。寂しさによって生じた欠落感を何かで埋めたいと思うからだ。」
「人を信じるのは狂気の沙汰だ。ふつうのことではない。ではふつうから狂気の沙汰へと、その一線を人に超えさせるものは何なのだろう。」
すべての優柔不断なオトコにこの本を勝手に捧げよう。
(06/01/01)







