- Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048730785
感想・レビュー・書評
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第4版を読んだけど、ちゃんと校正しているのかな?と思う誤字などがとても目につき、その度に読み進めるリズムが止まってしまった。
とはいえ、内容は相変わらず楽しいものでした。 -
『朱色の研究』は素敵でした。もう読むのは3、4回目。
有栖川有栖のなかでは一番好きな小説です。
六人部がとても面白いキャラクターでした。
朱美のことを好きだといいつつ、彼の言動からは朱美への想いが伝わってきません。
「朱美ちゃんは僕にとって遠い空で輝く太陽みたいだった」
この言葉から分かるように六人部のなかの朱美はどこか理想化されているというか、
どうしても生々しい現実の人間という印象が感じられない。
ずっと六人部自体自分が朱美を好きだときちんと言っていないし。
そうしてしまったのは彼が叔父の死を厭わなかったことから始まったのか、
大野を殺してしまったことから始まったのか分からないけれど。
最後に、朱美に対して
「守るどころか、君を傷つけたね。どうか、僕がこの世にいたことを忘れて欲しい」
と言う場面が最初の六人部の純粋な気持ちだったんじゃないかなと思います。 -
'16年のドラマ『臨床犯罪学者 火村英生の推理』でもエピソード化されたが、事件の真相を説明するシーンで、室内から事件現場に家具ごと移動している演出は、『SHERLOCK』の真似だろう、と思った記憶がある。
序盤のエレベーターのトリックは、エレベーター移動で、自分が降りる階じゃなくても、最初に止まった所で降りそうになる度、思い出します。 -
ドラマ化の話題で読んでみた。
少し前にはまっていた推理小説だ。
残念!あの頃なら、ずんずん読んで、シリーズを楽しみにできたのに~。 -
【再読】中古本。 前に(ハードで)読んでからそう時間は経ってないので、トリックとか犯人とか覚えてる状態での再読。ただヒムアリのやりとりが見たかっただけ。この二人はしばらく見てないと恋しくなるw 初めて読んだ時も思ったけど、オレンジ(朱)色が本当に見事。脳内スクリーンでは、夕日(太陽)のオレンジや海の青のコントラストが鮮やかだった。 そして何より、ヒムアリが仲良くディスカッションしてるシーン(酔ってる火村含む)が印象的。キャラ読みしてしまう側としては大変美味しい二人でした。
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軽トラックって、そんなに大きくないと思う。
情景が浮かんで、余韻が残る。 -
ぐるりぐるりと周囲を探りながら、徐々に見えてくる真犯人。じわじわと迫るその様子が、登場人物のひょうひょうとした言動と相反していて面白い。