青の炎

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 2370
感想 : 298
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  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048731959

感想・レビュー・書評

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  • ※暴力、流血及び性描写を含む作品です。

    【印象】
    強い怒りが、激情がその身まで焼きつくす。
    完全犯罪の殺人を企てる高校生男子のうら。義憤の行方。
    ぐいぐいと引きこむ強さを感じる作品ですので没頭したい人にお薦めします。

    【類別】
    小説。
    ミステリ。そして作中で触れられてもいますが、倒叙。また、青春。

    【脚本構成】
    まっすぐ王道的に展開する、しかし効果的な間をもって情報が出される話の回し方に安心します。
    中島『山月記』、夏目『こころ』を作中で扱っていますのでその点ご承知おきください。ドストエフスキーは……そうでもないです。

    【表現】
    文体は平易。

  • 大橋先生にすすめられて

    犯罪者心理を山月記で表現

    読み進めて心が追い詰められていく

  • 計画は立ててもいい
    だけど実行には移さないで・・・
    と、どれだけ思ったか

  • 2015.1

  • 2014.10.25

  • とてもおもしろかった。が悲しくやりきれない。

  • 2014.5.25

  • 内容はどこかで聞いたことある。手口は程よく工夫がある程度。
    でも、そこは、あえて、だと思う。頭の良い高校生が考えられる程度で。

    だからこそ、それぞれの心理描写が浮きだってきて、その浅さが目立つ。雑ではなく、浅い。作中にも出てくるドストエフスキーの罪と罰を読んだ人とは思えない程浅い。
    解説の人はそれを爽やかな青春小説のようなと評したが、どうか。あと、動機も母親と妹のためであるため、優しさの殺人としているが、そこは解説者の読み違えだろう。彼は母親と妹のためと信じているが、どこまでも自分のためであるということも描かれている悲劇の一つなのだから。

  • 勉強しながら計画を進める高校生。救われないお話でした。

  • すいすい読み進め、のめり込んだ。
    主人公の思いの葛藤がとてもうまく表現され、先が気になる小説。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学卒。96年『十三番目の人格-ISOLA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2023年 『梅雨物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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