青の炎

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048731959

感想・レビュー・書評

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  • 内容はどこかで聞いたことある。手口は程よく工夫がある程度。
    でも、そこは、あえて、だと思う。頭の良い高校生が考えられる程度で。

    だからこそ、それぞれの心理描写が浮きだってきて、その浅さが目立つ。雑ではなく、浅い。作中にも出てくるドストエフスキーの罪と罰を読んだ人とは思えない程浅い。
    解説の人はそれを爽やかな青春小説のようなと評したが、どうか。あと、動機も母親と妹のためであるため、優しさの殺人としているが、そこは解説者の読み違えだろう。彼は母親と妹のためと信じているが、どこまでも自分のためであるということも描かれている悲劇の一つなのだから。

  • 切ない独りよがり。

著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学卒。96年『十三番目の人格-ISOLA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2023年 『梅雨物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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