あやし~怪

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 726
感想 : 101
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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048732383

作品紹介・あらすじ

月夜の晩の本当に恐い恐い江戸ふしぎ噺-著者渾身の奇談小説。

感想・レビュー・書評

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  • 時代物ちょっと怖い話の短編集。
    宮部みゆきの時代物小説は初めて読んだが、面白かった。昔なら本当に、こんな不思議な話はあったかもしれない。

  • 「おそろし」「あんじゅう」の前に書いた作品かな。
    おちかは出来てこない。
    でも「安達家の鬼」は1,2を争う出来の良さ。
    これぞ暗黒面という感じでぞくぞく来ます。

  • どうしたんだよ、震えてるじゃねえか。悪い夢でも見たのかい……。月夜の晩の、江戸にまつわる本当に恐い恐い怪談の数々を描いた江戸ふしぎ噺。その話がどういうふうに終わるのか、ちゃんと聞いたのか?

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99525067

  • これも久々の再読。タイトル通りホラー系の話が多かったけど、怖いだけじゃない。人情味に溢れてたり説教くさくはないんだけど戒めが込められてたりして深さを感じる。

  • 江戸の町におこる不思議 
    時代が違うから受け入れられる
    今の時代で起こると、
    複雑な背景で個々がはっきりしているだけに怖い

  • 短編9つ。
    居眠り心中/影牢/布団部屋/梅の雨降る/安達家の鬼/
    女の首/時雨鬼/灰神楽/蜆塚

    舞台は江戸なので、昔むかしのおとぎ話のように読めるから、つらいことがある立場のひとがでてきたりひとが死んだりはもう定石なんだけども、怖さはあまり身近に来ないのでよかった。(本来怖い話きらいなので、)
    安達家の鬼なんて、ちょっと足せば映画になりそうだなあ、これだけは、すこし終わり方も温かみもあるし。いい嫁がきたね。鬼が呼んだのかもしれないね。蜆塚も印象深かった。いるのかもしれないなあ、不老不死の妖。あったのかもしれないな、こういう噂。宮部さん分厚い本が多いからなかなか手がでないけど、やっぱ面白い、手に取りやすいものからまた、読んでみよう。。

  • 江戸時代を舞台にした、怪奇話の短編集。なにより語り口が素敵。じわじわくるものあり、人情あり。私は「女の首」が一番好きです。なんでまたカボチャ?

  • (2017-03-12L)(2023-03-29L)

  • それぞれのお店の主人や奉公人が遭遇する「あやし」の噺。

    人と人との恋愛や人情,憎しみが,「あやし」を生んでいる。

    一話一話が考え深い。

    「安達家の鬼」が良かった。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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