ハンドク

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 24
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048733571

作品紹介・あらすじ

真剣にブラックジャックに憧れる、池袋の元・チーマー、狭間一番は、「神の手を持つ男」と呼ばれるカリスマ心臓外科医が院長を務めるSMH(杉田玄百外科記念病院)に研修医として勤めることとなる。病院の閉鎖的な環境の中で、他の3人の研修医と共に、一番は一人前の医者になろうと悪戦苦闘する。ヒットドラマの上達!ノベライズ。

感想・レビュー・書評

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  • ドラマのノベライズということで読んでみたけれど・・・。
    映像で語られるドラマを文字にして物語にするときには、ある程度の工夫が必要なんじゃないだろうか。
    ただ、ドラマの場面をそのまま文字にしたって何も伝わってこない。
    場の空気や温度を伝えられなければ、薄っぺらな物語になってしまう。
    ドラマのクライマックスでもあるノブの事故前後の描写が・・・。
    映像を知っているからこそまだ読めたけれど、まったくドラマを知らない人が読んだら「えっ、何これ?」状態になってしまうだろう。
    ノベライズを手掛ける作家さんはせめてドラマの空気を伝えられるものを書いてほしい。
    映像と活字はまったく違うものだとはわかっていても、活字でしか伝えられない行間からにじむものが欲しかった。

  • 半人前ドクターの意味のハンドク。近代的な医療がそろっている病院の研修医のドクター4人の成長物語。狭間一番という池袋の元ギャングが主役である。

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著者プロフィール

大石 静(おおいし しずか)
1951年東京都生まれの脚本家・作家・女優。日本女子大学卒業後、女優になるため青年座研究所に入る。1981年、永井愛と「二兎社」を設立、二人で交互に女優と脚本を担当。1986年『水曜日の恋人たち 見合いの傾向と対策』で本格的に脚本家としてデビュー。
以降、多数のテレビドラマの脚本を担当することになり、1991年脚本家に専念するため俳優を廃業、二兎社を退団。1996年『ふたりっ子』で第15回向田邦子賞、第5回橋田賞受賞。2008年『恋せども、愛せども』により文化庁芸術祭賞テレビ部門(ドラマの部)優秀賞受賞。2011年『セカンドバージン』により東京ドラマアウォード2011脚本賞、放送ウーマン賞2010を受賞。アニメ『神撃のバハムート VIRGIN SOUL』の脚本も務めている。
飛躍する若手俳優を見抜く眼力に定評があり、内野聖陽、佐々木蔵之介、堺雅人、長谷川博己を自らのドラマに登用してきた。2019年、NHK札幌放送局が制作する北海道150年記念ドラマ、嵐・松本潤主演「永遠のニシパ~北海道と名付けた男 松浦武四郎」(ニシパは小さいシが正式表記)脚本を担当。
『セカンドバージン』等、ドラマ脚本作の単行本・文庫化作は多い。2018年に対談を書籍化した『オンナの奥義 無敵のオバサンになるための33の扉』を刊行している。

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