- Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048733786
感想・レビュー・書評
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家族ってずっとそばにいて、当たり前の存在として受け止めているけど、実はそうじゃない。
離れてたり、違い視点から見たとき、初めていろんなことが分かるけど、なかなか気づくきっかけがないまま、ズルズル行ってしまったりもする。
でも、当たり前のようにそばにいてくれる人こそ、じっくりと大切に存在を感じていきたいものだと思ったりもする。 -
この作家さんは、心のどこかに傷を持った女の子の表現が上手いなぁと読むたび思う。主人公とその双子の兄、従姉妹の瑠璃子の会話がとても心地好く読めた。
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家族、かぞく、カゾク
どんな形にでも変わる、変わり続ける
水でできた繭の中にいる -
本屋さんで表紙に惹かれて購入。確か中学生の時。好きすぎて何度も読み返しています。
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ガラス越しの情景、のイメージ。
表紙の雰囲気が、そのまま小説の空気のようで、素敵だなあ。
瑠璃(最終的にはとうこも)が作り出す勢いで、登場人物自身を包む繭がぶつかったり寄り添ったりして、気持ちを通じ合わせていく、緩やかに、なにかが変わっていく物語でした。
でも、流れを作った当の瑠璃が、あまり満たされていない気がする…。 -
図書館で装丁の綺麗さに惹かれて手に取った本です。
これは「アタリ」でした。
こういう出会いがあるから図書館も本屋も大好きです。
複雑な家庭事情を抱えている、淡々とした、けれど内側では激しく葛藤するとうこ。
しょっちゅう家出を繰り返すパワーの塊、従妹の瑠璃。
久し振りに訪れた瑠璃のエネルギーに後押しされ(というか、引きずられて?)、
また、遊子さんや茂さんやセージくんとの出会いを通し、今まで避けて通ってきた
様々なことにとうこが向き合っていく物語です。
瑠璃のオーラがとうこに染みてきて、けれどとうこはとうこらしさを失わないのが
好ましかったです。 -
内容(「BOOK」データベースより)
母と兄、そして父までも、わたしをおいていなくなった。もう家族じゃない―。とめどない孤独をぬぐいきれず、気だるい日常を送っていたとうこのもとに、ある日ひょっこり転がりこんできた従妹の瑠璃。心にぽっかり穴を抱えながらも、とらわれない豊かな個性をもった人たちとのめぐりあい、つながりあいを通じて、かじかんだ気持ちがしだいにほころんでいく、少女とひと夏の物語。
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図書館の2階のほうにあった。同じ作家さんなのになー。
題名がとても中身と合っている。 -
そこそこ。。
レビュ...
レビューを拝見させていただき、再度内容を確認させていただくことができて嬉しかったです♪