ブレイブ・ストーリー(下)

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著者 : 宮部みゆき
  • 角川書店 (2003年3月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (659ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048734448

ブレイブ・ストーリー(下)の感想・レビュー・書評

  • 全ては、自分のココロの中の葛藤が生み出した世界か。こんなものがたりを書ける創造力は凄い。

  • 話は楽しくてどんどん読み進めたけど、残りのページに対しての展開が意外とゆっくりで、こっちが不安になってしまった。笑
    というわけで、最後の展開が前半に大してトントン進みすぎて、読了感がいまいちだったかな…ストーリーは楽しめたけど。
    あと下巻を読みはじめて、これ前に読んだことあるなと確信しました。笑
    オチ覚えてなかったので初めて読むみたいに楽しみました。笑

  • 小学生から大人まで楽しめる作品。
    小学生や中学生の頭が柔らかい子たちが読んだらどんな風に感じるかなと知りたくなり、オススメしたくなる。

    ビジョンでの最後はかなり切ない。
    現実世界でのワタルとお母さんとのやりとりにほっとして本を閉じられた。

  • 長かったけれど、一気に読み終えられるほど、先の気になる話でした。

    終盤の最後の試練、ミツル、オンバの流れはすべて意外なほどあっさりとしていて(特にミツルの部分)、ちょっと物足りなかった気もする。自分の中の憎しみがあまりにも強大だったことを強調するにしても、少しあっさりだったと思う。

    下巻は、ミツルとのやり合いと、自分の目的との葛藤が長く続いたけれど、最後は笑って終われるエンドでした。

  • 読んでる間は「厚い・・・長い・・・長い・・・あっ・・・手が痛くなってきた・・・」ってなってたんですけど、読み終わったあとの心地よい疲労感と虚無感がたまらなかったです。長い!厚い!しかも上下!?と思っていたからこそ、知らないうちにこの世界にどっぷりとはまっていたらしい。あ~終わっちゃったんだ~・・・っていう寂しさで数日は私生活に支障をきたすレベルでほかの本に手がつけられませんでした。
    子供に読ませたいのでいつか購入して家の本棚に並べます。

  • ちょっと気弱な男の子・ワタルが、自分と家族の運命を変えるため異界(幻界)へと冒険の旅に出るお話の後編。

    はじめのうちはどうにもワタルに感情移入しづらくて、遠目から彼の冒険を眺めているような気分でいたのですが、読み進めるにしたがって成長していくワタルの姿に、ふと気付くと「がんばれ、諦めるな!」と心の内で声援を送っていました。
    ワタルが幻界で出会うヒトたちもそれぞれに魅力的です。快活で頼りになるキ・キーマ、優しく気丈なミーナ、天真爛漫なジョゾ…どのキャラクターもくっきりと個性を持って物語の中で生きていて、愛おしく思えてきます。
    特にワタルとキ・キーマ、ミーナの互いを想う真っ直ぐな気持ちはとても素敵でした。彼らとのお別れのシーンでは思わず泣きそうに。
    ワタルのライバルであるミツルも、散々幻界で惨たらしいことをするのですが、どうにも嫌いになりきれません。運命の塔でのあの結末は、彼にとって救いになったのでしょうか。現世での消息もあやふやなままだし、もっとわかりやすい救済があってほしかったな、とちょっぴり思ってしまいます。

    誰だって心のどこかに負の感情を持っているということ。自分の運命を恨んで変えようとするのではなく、自分を変えるのだということ。どちらも深く納得できた一方で、痛いところを突かれたような気がして、ほんのり苦さの残るお話でした。

    あと思ったのは、幻界の地図がほしかった!ワタルたちの旅路を地図でなぞりながら読んでみたかったです。
    読みながら自分で地図を描いてみるというのも、この本の楽しみ方の一つなのかも。

  • 何度も読み直している作品。宮部ファンタジーはワクワクするだけじゃなくて醜いところやどうしようもできないツライ事を描いているのがいいと思う。王道なんだけど読む間にワタルもミツルも愛しくなって、反発したり助け合ったりする様が胸にぎゅっとくる。
    アニメ映画も観たけれど原作の方が濃くて私は好き。ただ、テーマ曲になっていたAqua Timezの曲はこの作品の背表紙を見ただけで私の中に流れてくるくらい印象深い。
    また読み返すと思う。

  • きれいな感情だけしか持ってないと思いたいけど、そんなわけはない。自分の中にある傲慢で、醜い感情も自分だと認め、受け入れたワタルは本当に小学生か!?と思うほど成長していた。
    そんなワタルを心から尊敬する。

  • ダラダラ続いてくのかと思ったが、北へ渡ってからの展開は面白かった。

  • 読んだのはもうだいぶ前ですが、
    「どうしてもいきたかったんだ」はいま思い出してもしんみりとしてしまうぐらい、心に響きました。

  • 再読。

    やっぱり面白い。

    下巻冒頭の嘆きの沼の場面ではワタルのトラウマに関わる部分で少し重かったけど後はスラスラ読めました。

    ただ再読なためかツラツラ余計な疑問がー。
    [なぜ大松香織は"幻界"に囚われたのか?]
    [ミツルの元に現れた宝玉に宿る精霊は何を思ってミツルに力を貸したのか]とかとか。

    後オンバさまについては物語冒頭から出てきてた割にはあっさり終わっちゃったし少し可哀想だった。
    もしワタルを騙さずに真実を話してれば違う結果になることなんてあったのかな?なんてことも気になってしまいました。

  • アニメ映画よりやっぱり原作の展開のほうが好み。リアル。

  • 宮部作品に特徴的な生きづらい環境を持った登場人物(子供)が登場。ファンタジー世界と現実世界を行き来するため、あまり重くなりすぎないが、その中でも心の機微はしっかり描かれている。自分の中でもトップ3に入る名作。

  • ラストには号泣もの

  • 小学5年生にしては言動が幼いくらいだったワタルが
    冒険の最後には実年齢よりさらに5歳くらい
    一気に大人びた感じに。

    他の旅人ミツルの、香織の、
    それぞれの物語は語られていないので
    どうして結末でそうなるのかしっくりこず、
    ちょっとしたモヤモヤ感が残る。

    ワタルにしたって、たとえ人生は
    気の持ちようひとつといったって
    序盤であれほど辛かったはずの現実が
    最後には何の波乱もなく収束していくのには違和感がある。

    すごく良いことを伝えようとしてくれているのに
    なんだかすんなりと胸に染み渡っていかないのは
    自分がすっかりひねくれた大人になってしまっただろうか。

  • 最後まで結末が分かりません。

  • 王道の冒険物って感じ。
    母と離婚し愛人の元へ行ってしまった父を取り戻すために冒険を始めた亘。でも愛人のおなかの中には子供もいる。亘、それは無理だよ、と思ってしまう。でも主人公が小学生ならそうなのかな。

  • 『人の心は底なしの入れ物だ。
    なんでも入る。
    いつでも取り出すことができる。』

  • 一気に読みたくなる長編ファンタジー。非常におもしろかった。意外に残酷な描写も多い。アニメはだいぶ触ってるみたい。本の方が断然おもしろい。

  • ワタルの旅は終わった。ミツルという存在を消され、現実は何も変わらないままに。
    ワタルが最後に願った幻界を守る、という選択肢は、確かに運命を変えることはできないだろうけど、自らの心は守ることはできたように思う。というのも、幻界というのは「想像力をエネルギーとした世界」なのだから、憎しみを映しワタルの差別する気持ちも写しているというのなら、心そのもののようだった。
    幻界の成り立ち、包囲している負の世界、ワタルが乗り越えて行く数々の困難には、涙ぐんで傷つきながらも立ち向かうワタルとその仲間たちに思わずがんばれ、と言いたくなった。
    ワタルは運命の塔へと辿りつきミツルと対決することになる。しかしミツルは最後の試練に打ち砕かれてしまう。ミツルが最後まで報われないのが悲しい。どうか幸せになってほしいと思いながら、それでも光の粒になっていったミツル。最後に迎えに来てくれた妹がいたのは救いだったかもしれないが。ミツルがなりふり構わず他人すらも蹴落とし踏みつけて進んできた願いへの道は、達成されることもなく潰えた。それはワタルが正しいという証明に他ならないが、ミツルが間違っていたという証明にもなり得る。仮にミツルが願いを叶えてワタルが人柱になったとしても、ミツルは幸せだと信じるだろう。なりふり構わず目的を達成するためにまい進したように、なるべく考えないように手に入れた幸福を享受するだろう。願いを手にして、自分が幸せでない方がおかしいとすら考えるだろう。それはとても苦しいことだろう。だったら人柱になれて良かったのかとは言わない。
    ワタルにとっての現実も、幻界に来る前から何も変わらないままだ。父親は出て行ってしまったし、母親は憔悴しきっている。けれど確実に違うのはワタルが成長したということ、「自分を変えた」ということだ。きっと現実ではどうなろうと、ワタルは大丈夫だ、という自信を読者には与えてくれる。
    あとがきで大原まり子さんが述べていたように「ブレイブは宿っただろうか」と考える。彼のように成長していくことは、本当はずっと難しい。ゲームのようにレベルアップ要素があるわけでもないし、宝玉がひとつづつ目に見える形で増えてくれるわけでもない。実際には辛い毎日の繰り返しだし、成長しているように見せかけて、実は退行したり退化していることもある。だから自分を変えようと改めて思ったとしても、実際にそのゴールはない。けれど、それを問いかけてくれることは、この作品の一番の魅力だと思う。「ブレイブは宿っているか」答えられるようになっていける、答え続けることはできるのだろうか。

  • これ、本当に大好き。ありがとう。

  • 運命を変えるってどうやるんだろうかと興味があったが、結局運命は変えなかった。

    自分が成長しなきゃ意味がない、という結論を導き出せた主人公。でも時間が経ったら旅のことは忘れちゃうの?!おやおや。

    幻界は現実の人から生まれる。その絡まり具合は良いな、と思ったので、最後まできっちり辻褄合わせて欲しかったなぁ。

    主人公に最後まであまり魅力が感じられなかったのも残念。また辛いことが起きたとき、旅のこと忘れちゃっててもちゃんと乗り越えていける?!
    心配だ。

    ミツルパートと幻界の歴史の話は面白かった。

  • かなり昔に読んだので、内容はあまり覚えていないのですが
    アニメで映画化されたCMと違ってかなり重い内容だった記憶があります。

    かなりの長篇なので時間がある時にもう一度読み直したい本です。

  • 穏やかな生活を送っていた少年ワタルに、両親の離婚話がふりかかる。そしてあることをきっかけに運命を変えることのできるヴィジョン(幻界)へと旅立つことになる。
    同じ世界は旅は出来ない筈であるのに、同じ世界のもう一人の旅人であるミツルは時に助け合い、反目しあいながら旅を続ける。そして、二人が対峙するシーンが切なかった。人柱のシステムはやはりちょっと無くなって欲しいと願わずにはいられない。
    現実世界での"ミツル"が転校した――とあったが、本当はどうなったのか、少し気になった。ワタルはいつか幻界のこともミツルのことも忘れてしまうのだろうか。そうだとしたら寂しいと思う。

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